Qtのコントロール - テーブル

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概要

Qtにおいて、QTableWidgetクラスを使用してテーブルをコントロールする手順を記載する。


テーブルの設定

Qt Designerにおいて、テーブルコントロールを配置して、コントロールIDを"Table"としている。

 Table->clear();
 
 // テーブルサイズを決定
 Table->setColumnCount(3);
 Table->setRowCount(20);
 	
 // 列のタイトル文字列を指定
 QStringList listTitle = {"タイトル1", "タイトル2", "タイトル3"};
 Table->setHorizontalHeaderLabels(listTitle);
 
 // セルを埋める
 Table->setItem(0, 0, new QTableWidgetItem(何かテキスト);
 Table->setItem(0, 1, new QTableWidgetItem(""));
 Table->setItem(0, 2, new QTableWidgetItem(""));
 
 // 行の高さを指定する
 // 各行ごとに指定する必要がある
 Table->setRowHeight(0, 20);
 
 // 1行選択モードに設定
 Table->setSelectionMode(QAbstractItemView::ContiguousSelection);
 Table->setSelectionBehavior(QAbstractItemView::SelectRows);



セルの文字列の取得

 Table->item(<>, <>)->text()



アイコンをセルに表示

 // セルのアイテムを取得する
 QTableWidgetItem *pItem = tableWidget->item(<>, <>);
 
 // リソースにアイコンが登録されている場合
 pItem->setIcon(QIcon(":/icons/icon.png"));



指定したアイテムまでスクロール

 // セルのアイテムを取得
 QTableWidgetItem *pItem = tableWidget->item(<>, <>);
 tableWidget->scrollToItem( pItem );



セルにコントロールを埋め込む

チェックボックスをセルに埋め込む場合、QTableWidgetItemクラスのsetCheckStateメソッドを使用する。

 QTableWidgetItem *pItemCheck = new QTableWidgetItem();
 
 // チェックボックスを入力状態で表示する場合、Qt::Checkedを指定する
 // チェックボックスを未入力状態で表示する場合、Qt::Uncheckedを指定する
 pItemCheck->setCheckState(Qt::Checked);


その他のコントロールをセルに埋め込む場合は、以下のWebサイトを参照すること。
基本的には、以下の手順を行う。

  1. QStyledItemDelegateクラスを継承した派生クラスを作成する。
  2. いくつかの仮想関数をオーバーライドする。
  3. オーバーライドしたメソッドで、セルの表示やコントロールとのデータのやり取りを規定する。
  4. setItemDelegateメソッドでデリゲートを適用する。


スピンボックスについて詳細を知りたい場合は、/<Qtのインストールディレクトリ>/examples/itemviews/spinboxdelegateディレクトリ、および、以下に示す書籍を参照すること。

参考書
51fYkkbMiiL.jpg
入門Qt 4プログラミング


コンボボックスについて詳細を知りたい場合は、Qtの公式Webサイトを参照すること。
Combo Boxes in Item Views : http://qt-project.org/wiki/Combo_Boxes_in_Item_Views