QMLの基礎 - Qt Quick
ナビゲーションに移動
検索に移動
概要
Qt Quickは、Qtで使用されているユーザインターフェース技術の総称である。
Qt4で導入され、Qt 5 / Qt6で拡張された。
QMLはユーザーインターフェースの作成、スピード、開発者の読みやすさのために1から設計された。
ユーザインターフェースは、JavaScriptのコードを使用して更に拡張することができる。
Qt Quickは、Qt C++を使用して独自のネイティブ機能で簡単に拡張することができる。
(宣言的なUIをフロントエンド、ネイティブな部分をバックエンドと呼ぶ)
これにより、アプリケーションの計算集約的でネイティブな操作と、ユーザインターフェイス部分を分離することができる。
Qt Quickはいくつかの技術の集合体であり、HTMLと同様、QMLはマークアップ言語である。
Qt Quickでは、タイプと呼ばれるタグで構成されており、タイプの内容は中括弧で囲まれる。
Item {}
- QML
- ユーザインターフェイス用マークアップ言語
- JavaScript
- 動的スクリプト言語
- Qt C++
- 移植性の高い拡張C++ライブラリ
典型的なプロジェクトでは、フロントエンドはQML / JavaScriptで開発して、バックエンドのコードは、システムとのインターフェイスや重い作業を行うもので、Qt C++を使って開発する。
これにより、デザイン開発者と機能開発者を分けることができる。
通常、バックエンドはQtのユニットテストフレームワークであるQt Testを使用してテストされて、フロントエンド開発者が使用できるようにエクスポートされる。