Linuxその他 - パーミッション

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概要

Linuxにおいて、パーミッションは理解すべき概念である。

ただし、ファイルとディレクトリにおいて、R / W / Xの意味が異なる。


種別

パーミッションの1文字目は種別を表す。

種別 説明
- ファイル
ハードリンク
d ディレクトリ
l シンボリックリンク



ファイルのパーミッション

下表に、ファイルの各パーミッションの意味を示す。

ファイルのパーミッション 意味
R ファイルの読み込み
W ファイルの書き込み
ファイル名の変更
X ファイルの実行



ディレクトリのパーミッション

下表に、ディレクトリの各パーミッションの意味を示す。

ディレクトリのパーミッション 意味
R ディレクトリ内のファイル一覧を表示できる。
W ディレクトリ内でのファイル作成・削除・移動(名前変更)ができる。
X ディレクトリ内のファイルにアクセスできる。
また、ディレクトリ内に移動できる。


ただし、以下に示す事柄に注意する。

  • 書き込み権限がある場合でも、実行権限が無ければファイルの作成・削除・移動ができない。
  • ファイルに読み取り権限がある場合でも、ディレクトリに実行権限がなければファイルにはアクセスできない。
  • 実際にディレクトリに設定するパーミッションは、読み取りRX(5)、または、読み書きRWX(7)である。



親ディレクトリのパーミッションの影響

親ディレクトリのパーミッションは、子ディレクトリに影響する。
ただし、影響するのは、以下に示す実行権限のみである。

  • 親に実行権あり : 子ディレクトリに影響しない。
  • 親に実行権なし : 子ディレクトリでの操作ができない。