CMake - メッセージ
ナビゲーションに移動
検索に移動
概要
messageコマンド
message([<mode>] "message to display" ...)
下表に、<mode>
に指定できる項目を示す。(一部)
modeの種類 | 説明 | 処理の継続 | 出力先 |
---|---|---|---|
省略する場合 | 重要な情報 | CMakeの処理を継続する | STDERR |
STATUS | 情報 | CMakeの処理を継続する | STDOUT |
WARNING | 警告 | CMakeの処理を継続する | STDERR |
SEND_ERROR | エラー | CMakeの処理を継続する | STDERR |
FATAL_ERROR | 致命的なエラー | CMakeの処理を終了する | STDERR |
以下の例では、message
コマンドにおいて、第1引数にFATAL_ERROR
を指定することにより、エラーメッセージを出力して、CMakeコマンドを終了している。
message(FATAL_ERROR "cmake to terminate.")
また、message
コマンドにおいて、第1引数にSEND_ERROR
を指定することにより、エラーメッセージを出力して動作を継続する。
message(SEND_ERROR "Continue cmake.")
以下の例では、Linux以外のOSの場合は、エラーメッセージを出力して、cmake
コマンドを終了している。
if(NOT (UNIX AND NOT APPLE))
message(FATAL_ERROR "ERROR! Only Linux can build this software.")
else()
set(LINUX TRUE)
endif()
以下の例では、CMakeの特殊変数であるCMAKE_COMMAND
とCMAKE_CTEST_COMMAND
を出力している。
message("${CMAKE_COMMAND}") # /usr/bin/cmake
message("${CMAKE_CTEST_COMMAND}") # /usr/bin/ctest