設定 - Windows10
概要
ここでは、Windows 10における様々な設定方法を記載する。
ネットワークの設定
ネットワーク設定が増加する現象
同じネットワークに接続しているにもかかわらず、ネットワーク名が"ネットワーク <数字>"のように増える現象がある。
このネットワーク設定が増殖する現象は、レジストリを編集することで解消することができる。
- レジストリエディタを起動する。
- [Profiles]キーを削除する。
- レジストリエディタの左側から、[HKEY_LOCAL_MACHINE] - [SOFTWARE] - [Microsoft] - [Windows NT] - [CurrentVersion] - [NetworkList]にアクセスする。
- [Profiles]キーを右クリックして[削除]を選択する。
- [Unmanaged]キーを削除する。
- 同様に、[HKEY_LOCAL_MACHINE] - [SOFTWARE] - [Microsoft] - [Windows NT] - [CurrentVersion] - [NetworkList] - [Signatures]にアクセスする。
- [Unmanaged]キーを右クリックして[削除]を選択する。
- PCを再起動する。
- 再起動後、ネットワーク名が"ネットワーク"となっていることを確認する。
ユーザフォルダのRoaming, Local, LocalLowの違い
Roamingフォルダはユーザの設定を保存するフォルダ、LocalフォルダとLocalLowフォルダはPCの設定を保存するフォルダである。
また、ドメイン環境では、ユーザの設定はユーザプロファイルで管理されている。
例えば、ユーザがドメインアカウントでA-PCにログインして、なんらかの設定を更新した後、
B-PCにログインしてもRoamingフォルダ内のファイルがコピーされるため、同じ設定環境を使用することができる。
LocalフォルダおよびLocalLowフォルダでは、特例のPCのみの設定が保存されるため、
同じドメインユーザでログインしても、A-PCとB-PCの設定が異なる。
また、ローカルユーザアカウントの場合は、設定を保存するフォルダが異なる。
LocalフォルダとLocalLowフォルダの違いの1つに、セキュリティのレベル(信頼レベル)が異なる。
Localフォルダは、OS全体(インストールされたソフトウェア等)が自由に扱えるフォルダであるが、
LocalLowフォルダは、特定のアプリケーションが指定されたフォルダの境界を越えて、ファイルにアクセスできない仕組みになっている。
例えば、MS Edge等の外部から実行される可能性のあるソフトウェアは、LocalLowフォルダ内の特定のフォルダのみにファイルを保存して、
その階層より上の階層または異なる階層に対して、ファイルのアクセスが出来ないように制限を掛ける。