ソフトウェア - SourceTree

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概要

下記のWebサイトから、SourceTreeをダウンロードしてインストールする。
SourceTreeのダウンロード


SourceTreeのメリット

  • オールインワン
    SourceTreeをインストールするだけで、WindowsやMacでGitを使用するためのツールが一通り揃う。(環境構築の敷居が低い)
  • ユーザインターフェイスが使いやすい
    他のGitクライアントに比べて、 ユーザインターフェイスが直感的で使いやすい。
    SSHの鍵作成もできる。
  • コミットログが見やすい
    コミットツリーが見やすい。
    DiffツールにWinMergeを使用すればファイルの差分比較が更に見やすくなる。
  • git-flowに標準で対応
    git-flowに標準で対応している。他のGitクライアントでgit-flow対応するのは大変である。
  • コマンドラインによる操作にも対応している
    MinGWが付属しているので、コマンドラインからリポジトリを操作できる。



SourceTreeの初期設定

コミットユーザ名と、メールアドレスを設定する。
[Allow SourceTree to modify your global Git adn Mercurial config files]と
[Configure automatic line ending handling by default]にチェックを入れる。

SSH接続設定

Gitサーバに接続するツールを選択する。
PuTTYが推奨されているので、[Use PuTTY / Plink]を選択する。

[Load SSH Key]では、公開鍵・秘密鍵を新規作成または既存のものを使用するかによって設定が異なる。

  • 公開鍵・秘密鍵が既に作成済みの場合、[Yes]を選択する。
  • 公開鍵・秘密鍵を新規作成する場合、[No]を選択する。


公開鍵・秘密鍵を作成する

サーバのリモートリポジトリに接続する方法は、httpまたはSSHの2つの方法がある。
httpで接続する場合は特に設定は不要だが、SSHで接続するには公開鍵・秘密鍵による認証を行えるようにする必要がある。

SSHで接続できるように、公開鍵・秘密鍵を作成する方法を記載する。

  • PuTTYで公開鍵・秘密鍵を生成する場合
  1. [メニュー] - [Tools] - [Create or Import SSH Keys]を選択する。
  2. PuTTYが起動するので、[Generate]ボタンを押下する。
  3. 空白部分でマウスを適当に動かしてランダム値を生成する。
  4. [Save public key]ボタンを押下して、公開鍵を保存する。保存先は任意の場所でよい。(ファイル名は、id_rsa.pubとする)
  5. [Save private key]ボタンを押下して、秘密鍵を保存する。
    "秘密鍵のパスフレーズが空欄だけどよろしいですか?"といったメッセージが表示されるので、どちらかを選択する。
    保存先は任意の場所でよい。(ファイル名、id_rsa.ppkとする)
 
  ※注意
  秘密鍵にパスワードを設定するかどうかは、プロジェクトのセキュリティポリシーによる。
  パスワードを設定すると、サーバと通信するたびにパスワードの入力が必要になる。


  • OpenSSH形式の公開鍵・秘密鍵を作成する場合
  1. [メニュー] - [Conversions] - [Export OpenSSH key]を押下して、OpenSSH形式の秘密鍵を生成できる。
    MacやLinuxと秘密鍵を共有する場合は、OpenSSH形式で秘密鍵を配布するとよい。


SouceTreeで使用するSSHの秘密鍵の設定
  1. [メニュー] - [オプション]を選択する。
  2. [全般]タブ - [SSH クライアント]プルダウンに、[PuTTY / Plink]または[OpenSSH]を選択する。
  3. [全般]タブ - [SSH キー]項目に、上記で作成したid_rsa.ppk(PuTTY / Plinkの場合)またはid_rsa(Open SSHの場合)を選択する。



Github等のサービスに公開鍵を登録

上記で作成した公開鍵をGithubに登録する。
Githubにログインし、[Account Settings] - [SSH Keys] - [Add SSH Key]と進む。
タイトルには任意の名前を入力し、キーにはid_rsa.pubの中身をコピーして貼り付ける。


DiffツールにWinMergeを指定

DiffツールにWinMergeを指定すると、バージョン間のファイルのDiffが見やすくなる。
[メニュー] - [オプション]を選択して、[Diff]タブの[外部 Diff ツール]プルダウンにWinMergeを選択する。


リポジトリの登録

[ファイル] - [新規 / クローンを作成する]を選択して、リポジトリを登録する。

  • [元のパス / URL]に、リモートリポジトリのURLを入力する。
  • [保存先のパス]に、ローカルリポジトリのフォルダを選択する。


下表にリモートリポジトリのURLフォーマットを記載する。

プロトコル URLフォーマット
SSH ssh://ユーザ名@ホスト名(またはIPアドレス):SSHのポート番号/path/to/repo.git
または
ユーザ名@ホスト名(またはIPアドレス):path/to/repo.git
Git git://host.xz[:port]/path/to/repo.git
http
https
http://xxx.yyy.zzz(:ポート番号)/path/to/repo.git
https://xxx.yyy.zzz(:ポート番号)/path/to/repo.git