インストール - Meson & Ninja

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概要

Ninjaは、速度を重視した小さなビルドシステムである。(Makeの代替として登場した)
LLVMに取り組んでいる多くの開発者に使用されている。

Makeとは異なり、Ninjaのビルドファイルを生成するには、ビルドジェネレータを使用する必要がある。

Gyp、CMake、Meson、gnは、Ninja用のビルドファイルの作成をサポートする一般的なビルド管理ソフトウェアツールである。


Ninjaのインストール

バイナリをインストール

NinjaのGithubから、各OS向けのファイルをダウンロードする。
https://github.com/ninja-build/ninja/releases

ダウンロードしたNinjaを解凍する。

tar xf ninja-<バージョン名>.tar.gz
mkdir -p <Ninjaのインストールディレクトリ> && mv ninja <Ninjaのインストールディレクトリ>


.profileファイルまたは.bashrcファイル等に、Ninjaの環境変数PATHを設定する。

vi ~/.profile


 # ~/.profileファイル
 
 PATH="<Ninjaのインストールディレクトリ>:$PATH"


ソースコードからインストール

Ninjaのビルドに必要なライブラリをインストールする。

sudo zypper install re2c


NinjaのGithubから、Ninjaのソースコードをダウンロードする。
ダウンロードしたファイルを解凍する。

tar xf v<バージョン名>.tar.gz
cd v<バージョン名>


Ninjaをビルドおよびインストールする。

cmake -Bbuild-cmake -DCMAKE_INSTALL_PREFIX=<Ninjaのインストールディレクトリ> -DCMAKE_BUILD_TYPE=Release .
cmake --build build-cmake -j (nproc)
cmake --install build-cmake


~/.profileファイル等に、環境変数PATHを追記する。

vi ~/.profile


# ~/.profileファイル

export PATH="/<Ninjaのインストールディレクトリ>/bin:$PATH"




Mesonのインストール

依存関係のライブラリのインストール

まず、Mesonのビルドに必要な依存関係のライブラリをインストールする。

  • Python 3.6 以降
  • Ninja 1.8.2 以降


PyPiからインストール

MesonはPyPiで提供されているため、以下のコマンドを実行してインストールする。

pip3 install meson


Mesonのインストールの詳細については、Mesonの公式WebサイトであるGetting Mesonを参照すること。

ソースコードからインストール

MesonのGithubから、各OS向けのファイルをダウンロードする。
https://github.com/mesonbuild/meson/releases

ダウンロードしたMesonを解凍する。

tar xf meson-<バージョン名>.tar.gz


PIPコマンドを実行して、Mesonをインストールする。

pip3 install ./meson-<バージョン名>
または
pip3 install git+https://github.com/mesonbuild/meson.git


32bit向けにビルドする方法

Mesonを使用して、32bit向けにビルドする。

CC="gcc -m32" CXX="g++ -m32" \
meson -Dprefix=<ソフトウェアのインストールディレクトリ> <ビルドディレクトリ>