概要

次式に示すように、2つの関数f(t)とg(t)から、新しい関数y(t)を作る。

この時、y(t)をf(t)とg(t)の合成積、または、畳み込み積分と呼ぶ。
 

  と記述されることもある。

また、以下に示すように、畳み込み積分は可換である。
 


システムの安定性

BIBO安定条件
 

因果性システムの線形時不変の場合、  で安定する。


畳み込み積分の計算例

下図に示す系があるとする。


入力関数 :  
応答関数 :  

  より、

  の時
   の重なる部分が無いため、 

  の時
 

  の時
 

  の時
 

下図に、畳み込み積分の出力波形を示す。