情報理論 - ガロア体

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2021年12月5日 (日) 10:42時点におけるWiki (トーク | 投稿記録)による版 (ガロア体)

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概要

誤り検出能力や誤り訂正能力を高めるための基礎的な理論には、体と拡大体の考え方が用いられる。
ここでは、体と拡大体の基本的な考え方を記載する。


有理数の全体を構文解析に失敗 (SVG (ブラウザーのプラグインで MathML を有効にできます): サーバー「https://wikimedia.org/api/rest_v1/」から無効な応答 ("Math extension cannot connect to Restbase."):): {\displaystyle \Q} とする時、構文解析に失敗 (SVG (ブラウザーのプラグインで MathML を有効にできます): サーバー「https://wikimedia.org/api/rest_v1/」から無効な応答 ("Math extension cannot connect to Restbase."):): {\displaystyle \Q} は四則で閉じている。
すなわち、構文解析に失敗 (SVG (ブラウザーのプラグインで MathML を有効にできます): サーバー「https://wikimedia.org/api/rest_v1/」から無効な応答 ("Math extension cannot connect to Restbase."):): {\displaystyle a, b \in \Q} とすると、以下が成り立つ。
構文解析に失敗 (SVG (ブラウザーのプラグインで MathML を有効にできます): サーバー「https://wikimedia.org/api/rest_v1/」から無効な応答 ("Math extension cannot connect to Restbase."):): {\displaystyle a + b, \quad a - b, \quad ab, \quad b \ne 0 \mbox{ の と き } \frac{a}{b}}

同様に、実数の全体を構文解析に失敗 (SVG (ブラウザーのプラグインで MathML を有効にできます): サーバー「https://wikimedia.org/api/rest_v1/」から無効な応答 ("Math extension cannot connect to Restbase."):): {\displaystyle \R} とする時、構文解析に失敗 (SVG (ブラウザーのプラグインで MathML を有効にできます): サーバー「https://wikimedia.org/api/rest_v1/」から無効な応答 ("Math extension cannot connect to Restbase."):): {\displaystyle \R} も四則で閉じている。

集合構文解析に失敗 (SVG (ブラウザーのプラグインで MathML を有効にできます): サーバー「https://wikimedia.org/api/rest_v1/」から無効な応答 ("Math extension cannot connect to Restbase."):): {\displaystyle \Q, \R} に限らず、四則で閉じている集合を体という。
特に、集合構文解析に失敗 (SVG (ブラウザーのプラグインで MathML を有効にできます): サーバー「https://wikimedia.org/api/rest_v1/」から無効な応答 ("Math extension cannot connect to Restbase."):): {\displaystyle \Q} を有理数体、集合を実数体という。

下図に、群環体の定義を示す。



ガロア体

体には、要素数が有限のものもあり、これをガロア体(有限体)といい、要素数がq個であるガロア体をGF(q)で表す。
特に、GF(2)は0と1の要素から成り、加法と乗法の演算は下表のようになる。

GF(2)の加法演算では、1 + 1 = 0となることに注意すること。

また、加法についての単位元は0、乗法についての単位元は1である。

GF(2)の加法演算
+ 0 1
0 0 1
1 1 0


GF(2)の乗法演算
× 0 1
0 0 0
1 0 1



多項式

体F上の多項式

体Fの要素を係数とする多項式を、体F上の多項式と呼ぶ。
そして、体F上の多項式間の演算は、実数体上の多項式と同様に行う。

既約多項式

体F上の多項式で、それよりも次数の低い体F上多項式に因数分解できない多項式を既約多項式という。
特に、次数がmである時、m次既約多項式という。

例.1
多項式は、全ての係数がGF(2)の要素0、1であるから、GF(2)上の多項式である。




例.2
多項式 は、GF(2)上の3次の既約多項式である。

例.3
5次多項式 は、構文解析に失敗 (SVG (ブラウザーのプラグインで MathML を有効にできます): サーバー「https://wikimedia.org/api/rest_v1/」から無効な応答 ("Math extension cannot connect to Restbase."):): {\displaystyle (1 + x^2)(1 + x + x^3)} と因数分解できるため、既約多項式ではない。