「MediaWikiの設定 - バリューサーバ」の版間の差分

提供:MochiuWiki : SUSE, EC, PCB
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== SSL対応の設定 ==
ValueServerでは、無料でSSL対応を設定することができる。<br>
ただし、ドメインの実体を証明するものではなく、Webサイトとの通信を暗号化するのみである。<br>
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まず、[https://www.value-server.com/signup/ ValueServerの公式Webサイト]にアクセスして、ログインする。<br>
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次に、ログインページ左にある[ドメインの利用] - [ドメインウェブの設定]を選択して、SSL用ドメイン情報の入力欄に独自ドメインの設定を行う。<br>
もし、Webサイトのドキュメントルートをルート直下とする場合、[NoDir]チェックボックスのチェックを外してから認証した後、再度、チェックを入力することにより、ルート直下に展開される。<br>
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最後に、ログインページ左にある[ドメインの利用] - [無料SSL設定]を選択して、表示されたドメイン名の横にある[選択]チェックボックスにチェックを入力する。<br>
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これにより、SSL対応の設定ができ、HTTPSプロトコルでの通信が可能となる。<br>
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__FORCETOC__
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[[カテゴリ:MochiuWikiの設定]]
[[カテゴリ:MochiuWikiの設定]]

2022年11月14日 (月) 18:39時点における版

概要

バリューサーバにおいて、MediaWikiを構築する場合の設定を記載する。


ImageMagickのインストール

現在(2021/12/13)、バリューサーバにはImageMagickがインストールされていないため、MediaWiki上で画像のサムネイルの表示ができない。
そのため、ユーザが手動でImageMagickをインストールする必要がある。

まず、自身のバリューサーバのアカウントにSSH接続する。
次に、ImageMagickをダウンロードする。

cd /virtual/<アカウント名>

wget https://download.imagemagick.org/ImageMagick/download/ImageMagick-<バージョン>.tar.xz
tar xf ImageMagick-<バージョン>.tar.xz
cd ImageMagick-<バージョン>

./configure --prefix=/virtual/<アカウント名>
make -j $(nproc)
make install


正常にインストールできているかどうかを確認する。

/virtual/<アカウント名>/bin/convert --version


~/.bashrc_profileファイルに、環境変数を設定する。

vi ~/.bashrc_profile


# ~/.bashrc_profileファイル

PATH=$PATH:$HOME/bin
export PATH

LD_LIBRARY_PATH=$LD_LIBRARY_PATH:$HOME/lib
export LD_LIBRARY_PATH


次に、MediaWikiのルートディレクトリにあるLocalSettings.phpファイルに、以下の設定を追記する。

vi /<MediaWikiのルートディレクトリ>/LocalSettings.php


# /<MediaWikiのルートディレクトリ>/LocalSettings.phpファイル

# ...略

$wgImageMagickConvertCommand = "/virtual/<アカウント名>/bin/convert";

# ...略



Vimのインストール

必要であれば、Vimをビルドしてインストールする。

まず、Vimの公式Webサイトにアクセスして、Vimのソースコードをダウンロードする。
または、以下のコマンドを実行して、Vimのソースコードをダウンロードする。

wget https://ftp.nluug.nl/pub/vim/unix/vim-<バージョン>.tar.bz2


ダウンロードしたファイルを解凍する。(ビルドディレクトリは作成しない)

tar xf vim-<バージョン>.tar.bz2
cd vim*


Vimをビルドおよびインストールする。

./configure --with-features=big --prefix=<Vimのインストールディレクトリ>
make -j $(nproc)
make install


~/.bashrc_profileファイルに、環境変数PATHを設定する。

vi ~/.bashrc_profile


# ~/.bashrc_profileファイル

export PATH=$PATH:$HOME/bin



Nanoのインストール

必要であれば、Nanoをビルドしてインストールする。

まず、Nanoの公式Webサイトにアクセスして、Nanoのソースコードをダウンロードする。
ダウンロードしたファイルを解凍して、ビルドディレクトリを作成する。

tar xf nano-<バージョン>.tar.xz
cd nano-<バージョン> && mkdir build && cd build


Nanoをビルドおよびインストールする。

../configure --prefix=<Nanoのインストールディレクトリ>
make -j $(nproc)
make install


~/.bashrc_profileファイルに、環境変数PATHを設定する。

vi ~/.bashrc_profile


# ~/.bashrc_profileファイル

export PATH=$PATH:$HOME/bin



WikiSEOエクステンション

WikiSEOエクステンションは、HTMLのタイトルタグの内容を置換、追加、前置することができる。
また、keywordsdescriptionといった一般的なSEO(検索エンジン最適化)メタ要素を追加することも可能である。

WikiSEOエクステンションの公式Webサイトにアクセスして、WikiSEOエクステンションをダウンロードする。
ダウンロードしたファイルを解凍して、MediaWikiのメインディレクトリにあるextensionディレクトリに配置する。

MediaWikiのメインディレクトリにあるLocalSettings.phpファイルに、以下の設定を追記する。

 # LocalSettings.phpファイル
 
 # ...略
 
 wfLoadExtension( 'WikiSEO' );
 $wgWikiSeoDefaultImage= '<ロゴ画像ファイルのパス>';  # Webサイトに画像が設定されていない場合に使用する
                              # この変数が設定されていない場合、Webサイトのロゴが使用される
 $wgGoogleSiteVerificationKey = '<Google向けに使用するGoogle Search Consoleのキー>';
 
 # ...略


$wgGoogleSiteVerificationKeyを設定する場合、Google Search Consoleにアクセスして、[設定]からキーを取得する。

以下の例では、MediaWikiの任意のページの任意の箇所にメタキーワードであるnameタグ(keywords)およびcontentタグ(description)を埋め込んでいる。

 {{#seo:
 |keywords=Mochiuwiki,mochiuwiki,electric circuit,electric,pcb,Mathematics,avr,atmega,msp430,stm,arduino,fpga,verilog,pinephone,pine phone,raspberry,c,c++,c#,qt,qml,mfc,shell,bash,zsh,fish,suse,sle,suse enterprise,suse linux,linux,uclinux
 |description=This is a wiki with information on electronic circuits and programs
 |image=<ロゴ画像ファイルのパス>
 }}
 



SSL対応の設定

ValueServerでは、無料でSSL対応を設定することができる。
ただし、ドメインの実体を証明するものではなく、Webサイトとの通信を暗号化するのみである。

まず、ValueServerの公式Webサイトにアクセスして、ログインする。

次に、ログインページ左にある[ドメインの利用] - [ドメインウェブの設定]を選択して、SSL用ドメイン情報の入力欄に独自ドメインの設定を行う。
もし、Webサイトのドキュメントルートをルート直下とする場合、[NoDir]チェックボックスのチェックを外してから認証した後、再度、チェックを入力することにより、ルート直下に展開される。

最後に、ログインページ左にある[ドメインの利用] - [無料SSL設定]を選択して、表示されたドメイン名の横にある[選択]チェックボックスにチェックを入力する。

これにより、SSL対応の設定ができ、HTTPSプロトコルでの通信が可能となる。