「MediaWikiの設定 - バリューサーバ」の版間の差分
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2022年11月14日 (月) 18:39時点における版
概要
バリューサーバにおいて、MediaWikiを構築する場合の設定を記載する。
ImageMagickのインストール
現在(2021/12/13)、バリューサーバにはImageMagickがインストールされていないため、MediaWiki上で画像のサムネイルの表示ができない。
そのため、ユーザが手動でImageMagickをインストールする必要がある。
まず、自身のバリューサーバのアカウントにSSH接続する。
次に、ImageMagickをダウンロードする。
cd /virtual/<アカウント名> wget https://download.imagemagick.org/ImageMagick/download/ImageMagick-<バージョン>.tar.xz tar xf ImageMagick-<バージョン>.tar.xz cd ImageMagick-<バージョン> ./configure --prefix=/virtual/<アカウント名> make -j $(nproc) make install
正常にインストールできているかどうかを確認する。
/virtual/<アカウント名>/bin/convert --version
~/.bashrc_profileファイルに、環境変数を設定する。
vi ~/.bashrc_profile
# ~/.bashrc_profileファイル PATH=$PATH:$HOME/bin export PATH LD_LIBRARY_PATH=$LD_LIBRARY_PATH:$HOME/lib export LD_LIBRARY_PATH
次に、MediaWikiのルートディレクトリにあるLocalSettings.phpファイルに、以下の設定を追記する。
vi /<MediaWikiのルートディレクトリ>/LocalSettings.php
# /<MediaWikiのルートディレクトリ>/LocalSettings.phpファイル # ...略 $wgImageMagickConvertCommand = "/virtual/<アカウント名>/bin/convert"; # ...略
Vimのインストール
必要であれば、Vimをビルドしてインストールする。
まず、Vimの公式Webサイトにアクセスして、Vimのソースコードをダウンロードする。
または、以下のコマンドを実行して、Vimのソースコードをダウンロードする。
wget https://ftp.nluug.nl/pub/vim/unix/vim-<バージョン>.tar.bz2
ダウンロードしたファイルを解凍する。(ビルドディレクトリは作成しない)
tar xf vim-<バージョン>.tar.bz2 cd vim*
Vimをビルドおよびインストールする。
./configure --with-features=big --prefix=<Vimのインストールディレクトリ> make -j $(nproc) make install
~/.bashrc_profileファイルに、環境変数PATH
を設定する。
vi ~/.bashrc_profile
# ~/.bashrc_profileファイル export PATH=$PATH:$HOME/bin
Nanoのインストール
必要であれば、Nanoをビルドしてインストールする。
まず、Nanoの公式Webサイトにアクセスして、Nanoのソースコードをダウンロードする。
ダウンロードしたファイルを解凍して、ビルドディレクトリを作成する。
tar xf nano-<バージョン>.tar.xz cd nano-<バージョン> && mkdir build && cd build
Nanoをビルドおよびインストールする。
../configure --prefix=<Nanoのインストールディレクトリ> make -j $(nproc) make install
~/.bashrc_profileファイルに、環境変数PATH
を設定する。
vi ~/.bashrc_profile
# ~/.bashrc_profileファイル export PATH=$PATH:$HOME/bin
WikiSEOエクステンション
WikiSEOエクステンションは、HTMLのタイトルタグの内容を置換、追加、前置することができる。
また、keywords
やdescription
といった一般的なSEO(検索エンジン最適化)メタ要素を追加することも可能である。
WikiSEOエクステンションの公式Webサイトにアクセスして、WikiSEOエクステンションをダウンロードする。
ダウンロードしたファイルを解凍して、MediaWikiのメインディレクトリにあるextensionディレクトリに配置する。
MediaWikiのメインディレクトリにあるLocalSettings.phpファイルに、以下の設定を追記する。
# LocalSettings.phpファイル
# ...略
wfLoadExtension( 'WikiSEO' );
$wgWikiSeoDefaultImage= '<ロゴ画像ファイルのパス>'; # Webサイトに画像が設定されていない場合に使用する
# この変数が設定されていない場合、Webサイトのロゴが使用される
$wgGoogleSiteVerificationKey = '<Google向けに使用するGoogle Search Consoleのキー>';
# ...略
$wgGoogleSiteVerificationKey
を設定する場合、Google Search Consoleにアクセスして、[設定]からキーを取得する。
以下の例では、MediaWikiの任意のページの任意の箇所にメタキーワードであるname
タグ(keywords)およびcontent
タグ(description)を埋め込んでいる。
{{#seo: |keywords=Mochiuwiki,mochiuwiki,electric circuit,electric,pcb,Mathematics,avr,atmega,msp430,stm,arduino,fpga,verilog,pinephone,pine phone,raspberry,c,c++,c#,qt,qml,mfc,shell,bash,zsh,fish,suse,sle,suse enterprise,suse linux,linux,uclinux |description=This is a wiki with information on electronic circuits and programs |image=<ロゴ画像ファイルのパス> }}
SSL対応の設定
ValueServerでは、無料でSSL対応を設定することができる。
ただし、ドメインの実体を証明するものではなく、Webサイトとの通信を暗号化するのみである。
まず、ValueServerの公式Webサイトにアクセスして、ログインする。
次に、ログインページ左にある[ドメインの利用] - [ドメインウェブの設定]を選択して、SSL用ドメイン情報の入力欄に独自ドメインの設定を行う。
もし、Webサイトのドキュメントルートをルート直下とする場合、[NoDir]チェックボックスのチェックを外してから認証した後、再度、チェックを入力することにより、ルート直下に展開される。
最後に、ログインページ左にある[ドメインの利用] - [無料SSL設定]を選択して、表示されたドメイン名の横にある[選択]チェックボックスにチェックを入力する。
これにより、SSL対応の設定ができ、HTTPSプロトコルでの通信が可能となる。