「インストール - Kz h8write」の版間の差分
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2020年4月26日 (日) 09:07時点における版
概要
PC(Linux)からAKI-H8/3069Fボードへファームウェアを書き込むには、書き込みツールが必要である。
ここでは、kz_h8writeを使用してAKI-H8/3069Fボードにファームウェアを書き込むため、kz_h8writeのコンパイル方法を記載する。
AKI-H8/3069F writer for KOZOS(kz_h8write)とは
AKI-H8/3069Fで使用することのできるフラッシュライタである。
坂井弘亮氏の"12ステップで作る組込みOS自作入門"や米田聡氏の"はじめる組み込みLinux"で使用されているh8writeにおいて、
PCとAKI-H8/3069Fの間で行われるボーレートの合わせ込み処理に誤りがある。
そこで、それらが正常に動作するように、kz_h8writeが作成された。
kz_h8writeのコンパイル
こちらのWebサイトに行き、kz_h8write-v0.2.1.zipをダウンロードする。
kz_h8write-v0.2.1.zipを解凍して、以下のディレクトリに移動する。
cd kz_h8write/src
kz_h8writeをコンパイルするため、以下のコマンドを実行する。
sudo make
kz_h8writeをh8writeにリネームして、/usr/local/binディレクトリにコピーする。
mv kz_h8write h8write && sudo cp -a h8write /usr/local/bin
確認
コマンドパスが通っているか確認するため、以下のコマンドを実行する。
which h8write
正常に動作している場合、以下のように表示される。
/usr/local/bin/h8write
使用方法
AKI-H8/3069FのDIPスイッチを、1:ON、2:ON、3:OFF、4:ONと設定して、ACアダプタを接続する。
kz_h8writeコマンドに、motファイル名と動作周波数、シリアルデバイスファイル名記述して実行する。
※注意
もし、最初の1回目は失敗した場合は、再度同じコマンドを実行する。
h8write -3069 -f20 xxxxx.mot /dev/ttyUSB0
以下に、kz_h8writeコマンド実行時の各シーケンスが実行されていく様子を記載する。
======================================= KOZOS H8/3069F Flash Writer. Copyright(C) 2011 Shinichiro Nakamura ======================================= Bitrate sequence: Done. Inquiry device: Done. Select device: Done. Inquiry clock mode: Done. Select clock mode: Done. Select bitrate: Done. Write erase: Done. Complete.
全てのシーケンスが正常に完了した場合は、Complete.と表示される。