「VPN - PureVPN」の版間の差分
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#: <code>cat /proc/sys/net/ipv6/conf/all/disable_ipv6</code> | |||
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# 以下に示すURLにアクセスして、IPv6が無効化されているかどうかを確認する。 | |||
#: https://www.whatismyip.com/ | |||
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# 次に、Webブラウザのクッキーおよびキャッシュを削除する。 | |||
# 最後に、以下に示すURLにアクセスして、DNSリークを確認する。 | |||
#: https://www.dnsleaktest.com/ | |||
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<code>sysctl</code>は、以下に示す場所から設定を読み込む。<br> | |||
初期設定を無効化または上書きする場合は、/etc/sysctl.dディレクトリに同名のファイルを作成して配置する。<br> | |||
* /boot/sysctl.conf-<kernelversion> | |||
* /lib/sysctl.d/*.conf | |||
* /usr/lib/sysctl.d/*.conf | |||
* /usr/local/lib/sysctl.d/*.conf | |||
* /etc/sysctl.d/*.conf | |||
* /run/sysctl.d/*.conf | |||
* /etc/sysctl.conf | |||
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2024年10月1日 (火) 14:59時点における版
概要
契約手順
依存関係のライブラリのインストール
PrivateVPNソフトウェアを実行するために必要な依存関係のライブラリをインストールする。
sudo zypper install python3 curl openvpn NetworkManager-openvpn \ NetworkManager-openvpn-gnome # GNOMEを使用する場合 plasma-nm5-openvpn # KDEを使用する場合
PureVPN GUIの使用
PureVPN GUI / CLIは、DebianまたはUbuntuのみ対応している。
PureVPN GUI / CLIの実行に必要なライブラリをインストールする。
sudo apt install libgtk-3-0 libappindicator3-1 libXtst6 libXss1 libnotify4 mozilla-nss \ libuuid1 libsecret-1-0 xdg-utils at-spi2-core at-spi2-atk-common libatspi0 \ wireguard-tools
[PureVPNの公式Webサイト https://www.purevpn.com/download/linux-vpn]にアクセスして、PureVPNをダウンロードする。
ダウンロードしたファイルをインストールする。
sudo dpkg -i PureVPN_amd64.deb
PireVPN GUIは、以下に示すディレクトリにインストールされる。
- Systemdサービスユニット
- /etc/systemd/system/pured.service
- PureVPN実行バイナリファイル
- /opt/PureVPNディレクトリ
PureVPN CLIの使用
curl https://purevpn-dialer-assets.s3.amazonaws.com/cross-platform/linux-cli/production/cli-install.sh | sudo bash
RHELおよびSUSE Linux
手動設定用のVPN認証情報を確認する。
- VPN認証情報を確認するには、PureVPNメンバーエリアにログインする。
- 画面左にある[サブスクリプション]タブを選択する。
- 下にスクロールして、VPN認証情報を確認する。
- PureVPNのユーザ名とパスワードをコピーする。
- Webブラウザを起動して、PureVPN OpenVPN設定ファイルをダウンロードする。
- OpenVPN設定ファイルのURL : https://support.purevpn.com/purevpn/openvpn-files
- ダウンロードしたファイルを解凍する。
OpenVPNを設定する。
- 接続名
- 任意の名前 (例: PureVPN)
- ゲートウェイ
- 自動入力される。
- 接続タイプ
- パスワード
- ユーザ名
- 上記でコピーしたユーザ名
- パスワード
- 上記でコピーしたパスワード
- CA証明書
- 自動入力される。
- もし、自動入力されない場合は、~/.cert/nm-openvpnディレクトリの<ロケーション>-ovpn-ca.pemファイルを指定する。
- 接続名
接続の確認
IPアドレスが匿名かつプライベートなPureVPNに変更されたことを確認する場合は、まず、Webブラウザのクッキーおよびキャッシュを削除する。
次に、http://ipchicken.com にアクセスする。
DNSリークを確認するため、https://www.dnsleaktest.com にアクセスする。
DNSリーク
IPv6を使用する場合、DNSリークを起こす可能性がある。
この時、IPv6を無効にすることにより、DNSリークを起こさないようにすることができる。
ただし、WebブラウザがChromium系ブラウザ(Vivaldiも含む)の場合、以下の設定を行ってもDNSリークが起きることに注意すること。
IPv6を無効にする手順を、以下に示す。
- IPv6を無効にするため、/etc/sysctl.confファイルに以下に示す設定を追記する。
sudo vi /etc/sysctl.d/00-ipv6.conf
# /etc/sysctl.d/00-ipv6.confファイル
net.ipv6.conf.all.disable_ipv6 = 1
net.ipv6.conf.default.disable_ipv6 = 1
net.ipv6.conf.lo.disable_ipv6 = 1
- 上記の設定を反映する。
sudo sysctl -p
- IPv6が正常に無効化されたかどうかを確認する。
1
と表示される場合、IPv6は正常に無効化されている。cat /proc/sys/net/ipv6/conf/all/disable_ipv6
- 以下に示すURLにアクセスして、IPv6が無効化されているかどうかを確認する。
- 次に、Webブラウザのクッキーおよびキャッシュを削除する。
- 最後に、以下に示すURLにアクセスして、DNSリークを確認する。
sysctl
は、以下に示す場所から設定を読み込む。
初期設定を無効化または上書きする場合は、/etc/sysctl.dディレクトリに同名のファイルを作成して配置する。
- /boot/sysctl.conf-<kernelversion>
- /lib/sysctl.d/*.conf
- /usr/lib/sysctl.d/*.conf
- /usr/local/lib/sysctl.d/*.conf
- /etc/sysctl.d/*.conf
- /run/sysctl.d/*.conf
- /etc/sysctl.conf
VPN over Tor
PureVPNは、VPN over TORをサポートしていない。
VPN接続、または、Tor over VPN接続のみが使用できることに注意する。
Tor over VPN
VPNネットワーク経由でTorに接続する方法であり、Torは終了ノードになる。(Tor over VPN)
- PureVPN GUI / CLI または NetworkManagerを使用して、VPNに接続する。
- Torブラウザの公式Webサイトにアクセスして、Torブラウザをダウンロードおよびインストールする。
- Torブラウザを起動して、[Connect]ボタンを押下する。
Torブラウザの設定はデフォルトのままでよい。