「インストール - Pyenv」の版間の差分
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2020年4月5日 (日) 02:20時点における版
概要
pyenvを使用すると、複数のバージョンのPythonを簡単に切り替えることができる。
pyenvの依存ライブラリをインストール
pyenvをインストールする前に、以下の依存ライブラリをインストールする。
# SUSE sudo zypper install readline-devel sqlite3-devel libbz2-devel zlib-devel libopenssl-devel # Raspberry Pi sudp apt-get install git openssl libssl-dev libbz2-dev libreadline-dev libsqlite3-dev libffi-dev
Git Hubからクローンしてインストール
まず、インストールしたいpyenvをクローンする。
ここでは、インストールするディレクトリは、~/.pyenvとする。(別の場所にインストールも可能)
git clone https://github.com/pyenv/pyenv.git ~/.pyenv
次に、環境変数PYENV_ROOTを定義して、上記でクローンしたpyenvディレクトリを指定し、
pyenvコマンドにアクセスするために、$PYENV_ROOT/binを$PATHに追加する。
# SUSE echo 'export PYENV_ROOT="$HOME/.pyenv"' >> ~/.profile echo 'export PATH="$PYENV_ROOT/bin:$PATH"' >> ~/.profile # Raspberry Pi echo 'export PYENV_ROOT="$HOME/.pyenv"' >> ~/.profile echo 'export PATH="$PYENV_ROOT/bin:$PATH"' >> ~/.profile
シェルにpyenv initを追加する。
初期化中にPATHを操作するため、eval "$(pyenv init-)"がシェル構成ファイルの最後に配置されていることを確認してください。
echo -e 'if command -v pyenv 1>/dev/null 2>&1; then\n eval "$(pyenv init -)"\nfi' >> ~/.profile
シェルを再起動して、パスの変更を有効にする。
これで、pyenvが使用できるようになる。
exec "$SHELL"
例えば、Python 3.8.1をインストールするには、以下のコマンドを実行する。(インストールディレクトリは、~/.pyenv/versions)
※ビルドに構成オプションを渡す必要がある場合は、CONFIGURE_OPTS環境変数を使用すること。
pyenv install 3.8.1
pyenvの使用方法
インストール済みの一覧と現在アクティブなバージョンを表示
pyenv versions
インストール可能なPythonのバージョンを表示
pyenv install --list
使用するPythonを変更する
pyenv global 3.8.1
特定のディレクトリ内のみ使用するPythonを変更する
pyenv local 3.8.1
パッケージのアンインストール
pyenv uninstall 3.8.1
Pythonのバージョンを戻す
pyenv global system
pyenvのアップデート
上記のように、Gitを使用してpyenvをインストールした場合、同様にGitでアップデートできる。
最新のpyenvにアップデートするには、git pullコマンドを使用する。
cd ~/.pyenv git pull
pyenvのアンインストール
pyenvをアンインストールするには、.profileファイルからpyenvを記述している行を削除するだけである。
これにより、~/.pyenv/pyenv shimsディレクトリがPATHから削除される。(pyenvコマンドは使用できる)
pyenvを完全にアンインストールするには、.pyenvディレクトリを削除する。
これにより、~/.pyenv/versionsディレクトリの下にインストールされたすべてのPythonが削除される。
rm -rf ~/.pyenv