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== PolKitの設定例 ==== | == PolKitの設定例 == | ||
==== GTKで開発されたGUIソフトウェアの場合 ==== | |||
PolKitにカスタムアクションを追加することにより、GTKで開発されたGUIソフトウェアをroot権限で実行することができる。<br> | |||
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例えば、<code>pkexec</code>コマンドを使用してgeditを実行する場合、<br> | 例えば、<code>pkexec</code>コマンドを使用してgeditを実行する場合、<br> | ||
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詳細を知りたい場合は、以下に示すURLにアクセスして、リファレンスマニュアルを参照すること。<br> | 詳細を知りたい場合は、以下に示すURLにアクセスして、リファレンスマニュアルを参照すること。<br> | ||
http://www.freedesktop.org/software/polkit/docs/0.105/pkexec.1.html<br> | http://www.freedesktop.org/software/polkit/docs/0.105/pkexec.1.html<br> | ||
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==== Qtで開発されたGUIソフトウェアの場合 ==== | |||
<u>Qtで開発されたGUIソフトウェアにおいては、PolKitにカスタムアクションを追加してもroot権限で実行することはできない。</u><br> | |||
その場合、PolKitのカスタムアクションは作成せずに、以下に示すコマンドを実行することにより、<code>pkexec</code>コマンドで実行できる。<br> | |||
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<u>ただし、動作には、/usr/share/polkit-1/actions/org.freedesktop.policykit.policyファイルが必要である。</u><br> | |||
# Qtで開発されたGUIソフトウェアをpkexecコマンドで実行する場合 | |||
export SHELL=/usr/bin/bash; \ # ログインシェルとターミナルのシェルが異なる場合 | |||
pkexec --disable-internal-agent \ | |||
env DISPLAY=$DISPLAY XAUTHORITY=$XAUTHORITY XDG_RUNTIME_DIR=<任意のディレクトリ 例. $XDG_RUNTIME_DIR または /tmp/tmp-runtime等> \ | |||
<Qtで開発されたGUIソフトウェアのパス> | |||
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==== SkiaSharpで開発されたGUIソフトウェアの場合 ==== | |||
<u>SkiaSharpで開発されたGUIソフトウェアも、PolKitにカスタムアクションを追加してもroot権限で実行することはできない。</u><br> | |||
その場合、<code>gnomesu</code>コマンドまたは<code>kdesu</code>コマンドで実行することができる。<br> | |||
gnomesu <SkiaSharpで開発されたGUIソフトウェアのパス> | |||
# または | |||
kdesu <SkiaSharpで開発されたGUIソフトウェアのパス> | |||
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