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(ページの作成:「== 概要 == <br><br> == rootユーザのパスワードの初期化 == MySQLにrootユーザのパスワードを紛失した場合、パスワードを初期化する必要がある。<br> <br> まず、<code>--user=mysql</code>オプションを付加して、MySQLを起動する。<br> もし、rootユーザでログインする場合、rootユーザの所有するファイルを作成するため、問題を引き起こす可能性がある。<br> <br> 次に…」) |
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MySQLにrootユーザのパスワードを紛失した場合、パスワードを初期化する必要がある。<br> | MySQLにrootユーザのパスワードを紛失した場合、パスワードを初期化する必要がある。<br> | ||
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まず、MySQLを起動して、rootユーザ以外のユーザでログインする。<br> | |||
もし、rootユーザでログインする場合、rootユーザの所有するファイルを作成するため、問題を引き起こす可能性がある。<br> | もし、rootユーザでログインする場合、rootユーザの所有するファイルを作成するため、問題を引き起こす可能性がある。<br> | ||
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pidファイルは、/var/lib/mysqlディレクトリ、/var/run/mysqldディレクトリ、/<MySQLのインストールディレクトリ>/dataディレクトリ等に、mysqld.pidファイルとして保存されている。<br> | pidファイルは、/var/lib/mysqlディレクトリ、/var/run/mysqldディレクトリ、/<MySQLのインストールディレクトリ>/dataディレクトリ等に、mysqld.pidファイルとして保存されている。<br> | ||
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新しいrootユーザのパスワードを作成する前に、MySQL(mysqldプロセス)を停止する。<br> | |||
kill | kill $(cat /<MySQLのpidファイルがあるディレクトリ>/mysqld.pid) | ||
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次に、rootユーザのパスワード初期化スクリプトを作成する。<br> | |||
ここでは、ホームディレクトリにmysql-initファイルとして保存している。<br> | |||
vi ~/mysql-init | |||
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# / | # ~/mysql-initファイル | ||
ALTER USER 'root'@'<ホスト名またはIPアドレス>' IDENTIFIED BY '<新しいrootユーザのパスワード>'; | ALTER USER 'root'@'<ホスト名またはIPアドレス>' IDENTIFIED BY '<新しいrootユーザのパスワード>'; | ||
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MySQLの再起動と新しいrootのパスワードを適用する。<br> | MySQLの再起動と新しいrootのパスワードを適用する。<br> | ||
MySQLの起動方法によっては、他のオプション(<code>init</code> | MySQLの起動方法によっては、他のオプション(<code>--init-file</code>オプションの前に、<code>--defaults-file</code>オプション)を付加する必要がある。<br> | ||
mysqld --init-file=/<mysql-initファイルを保存したディレクトリ>/mysql-init & | mysqld --init-file=/<mysql-initファイルを保存したディレクトリ>/mysql-init & | ||
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MySQLにrootユーザでログインして、新しいパスワードが機能することを確認する。<br> | |||
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最後に、mysql-initファイルrootユーザのパスワード初期化スクリプトを削除する。<br> | |||
rm ~/mysql-init | |||
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[[カテゴリ:MySQL]] | [[カテゴリ:MySQL]] |