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(→GDMの設定) |
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<u>設定を有効化するには、PCを再起動、または、ログアウトする。</u><br> | <u>設定を有効化するには、PCを再起動、または、ログアウトする。</u><br> | ||
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== トラブルシューティング == | |||
==== WaylandとプロプライエタリなNVIDIAドライバ ==== | |||
GDMは、WaylandモードでプロプライエタリなNVIDIAドライバでは正常に動作しない。<br> | |||
この場合、GDMにおいて、Xorgを使用する必要がある。<br> | |||
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Waylandを強制的に有効にする場合、GDMでWaylandを無効にするudevルールを無効にする。<br> | |||
ln -s /dev/null/etc/udev/rules.d/61 gdm.rules | |||
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もし、GDMが黒い画面を出力する場合は、PCのBIOS / UEFIの設定で内蔵グラフィックスを無効にする。<br> | |||
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==== ログアウト時にGDMが動作しない ==== | |||
起動時にはGDMが正常に起動する場合において、ログアウトした後に問題が発生する場合、<br> | |||
/etc/gdm/custom.confファイルの<code>[daemon]</code>セクションに、以下の内容を追記する。<br> | |||
sudo vi /etc/gdm/custom.conf | |||
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# /etc/gdm/custom.confファイル | |||
[daemon] | |||
GdmXserverTimeout=60 | |||
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==== Xorgバックエンドを使用する ==== | |||
GDM 3.16以降、標準でWaylandバックエンドが使用されており、Waylandバックエンドで起動できない場合にのみXorgバックエンドが使用される。<br> | |||
環境によっては、Waylandバックエンドで問題が発生するという報告があり、Xorgバックエンドの使用が必要なことがある。<br> | |||
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標準でXorgバックエンドを使用する場合、/etc/gdm/custom.confファイルを編集して、以下の内容をコメントアウトする。<br> | |||
sudo vi /etc/gdm/custom.conf | |||
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# /etc/gdm/custom.confファイル | |||
#WaylandEnable=false | |||
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==== GDMで黒い画面に白い点滅するカーソルしか表示されない ==== | |||
GDMの起動後に、左上に白い点滅するカーソルだけの黒い画面が表示されることがある。<br> | |||
これは、グラフィックドライバが完全に初期化される前にGDMが起動することが原因である。<br> | |||
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これを解決するには、KMSを初期段階で起動するように設定する。<br> | |||
また、別の解決方法として、systemdサービスを編集して<code>[Type]</code>セクションを<code>idle</code>に設定する、あるいは、遅延時間を追加する。<br> | |||
もし、グラフィックドライバの初期化に時間が掛かる場合は、遅延時間を増加する。<br> | |||
[Service] | |||
Type=idle | |||
# または | |||
[Service] | |||
ExecStartPre=/bin/sleep 2 | |||
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[[カテゴリ:CentOS]][[カテゴリ:SUSE]][[カテゴリ:Raspberry_Pi]] | [[カテゴリ:CentOS]][[カテゴリ:SUSE]][[カテゴリ:Raspberry_Pi]] |