12,796
回編集
細 (Wiki がページ「Sambaを設定する方法」を「Sambaを設定する方法(Raspberry Pi)」に、リダイレクトを残さずに移動しました) |
編集の要約なし |
||
1行目: | 1行目: | ||
== 概要 == | == 概要 == | ||
ここでは、Sambaを使用してファイルサーバを構築する。<br> | |||
ネットワークに接続していないと、Sambaをインストールしても外部からアクセスができないので、既存のネットワークに接続すること。<br> | ネットワークに接続していないと、Sambaをインストールしても外部からアクセスができないので、既存のネットワークに接続すること。<br> | ||
必ず、Linuxを固定IPアドレスに設定すること。(ここでは192.168.1.5とする)<br> | |||
<br><br> | |||
== Sambaをインストール == | == Sambaをインストール == | ||
まず、最新パッケージリストを取得するため、以下のコマンドを実行する。<br> | まず、最新パッケージリストを取得するため、以下のコマンドを実行する。<br> | ||
# CentOS | |||
sudo yum update | |||
# SUSE | |||
sudo zypper update | |||
# Raspberry Pi | |||
sudo apt-get update | |||
<br> | |||
次に、Sambaをインストールするため、以下のコマンドを実行する。<br> | 次に、Sambaをインストールするため、以下のコマンドを実行する。<br> | ||
# CentOS | |||
sudo yum install samba samba-client | |||
# SUSE | |||
sudo zypper install samba samba-client | |||
# Raspberry Pi | |||
sudo apt-get install samba | |||
<br><br> | |||
== Sambaの設定 == | == Sambaの設定 == | ||
ホームディレクトリにSambaで使用する共有ディレクトリを作成する。<br> | ホームディレクトリにSambaで使用する共有ディレクトリを作成する。<br> | ||
mkdir ~/Common | |||
<br> | |||
Samba の設定ファイルであるsmb.confを編集する。<br> | Samba の設定ファイルであるsmb.confを編集する。<br> | ||
sudo vi /etc/samba/smb.conf | |||
<br> | |||
smb.confの末尾に以下の記述を追加して保存する。<br> | smb.confの末尾に以下の記述を追加して保存する。<br> | ||
# 66行目あたり : 以下の2行を追記する | |||
unix charset = UTF-8 | |||
dos charset = CP932 | |||
# 90行目あたり : ドメインを設定している場合は変更する | |||
workgroup = WORKGROUP | |||
# 96行目あたり : アクセス制限を行う場合は、アクセスを許可するIPアドレスを指定する | |||
hosts allow = 192.168.1.10. | |||
# 126行目あたり : 認証なしでアクセスする場合は追記する | |||
security = <ユーザ名> | |||
passdb backend = tdbsam | |||
map to guest = Bad User | |||
# 末尾に以下を追記する | |||
[Share] | |||
comment = Shared Directory on Samba | |||
path = /home/<ユーザ名>/Common | |||
guest ok = yes | |||
read only = no | |||
public = yes | |||
browsable = yes | |||
force user = pi | |||
<br> | |||
設定項目の簡単な説明を以下に記載する。<br> | |||
* 設定1 : 下記2項目をセットで設定すると、piユーザ以外はログインできない。<br> | |||
*: available = yes | |||
*: valid users = pi | |||
* 設定2 : どのユーザでログインしても、内部的にpiでログインして接続する。そのユーザ名とパスワードが求められる。 | |||
*: force user = pi | |||
* 設定3 : パスワードなしでアクセスするためguestを許可する。Publicとguest okは同じ意味のパラメータである。 | |||
*: Public = yes | |||
*: guest ok = yes | |||
<br> | |||
Sambaを再起動するため、以下のコマンドを実行する。<br> | Sambaを再起動するため、以下のコマンドを実行する。<br> | ||
sudo service smbd restart | |||
sudo service nmbd restart | |||
<br> | |||
ファイアーウォールを有効にしている場合は、Sambaサービスの許可が必要である。<br> | |||
sudo firewall-cmd --add-service=samba --permanent | |||
sudo firewall-cmd --reload | |||
<br> | |||
SELinuxを有効にしている場合は、SELinuxコンテキストの変更が必要である。<br> | |||
sudo setsebool -P samba_enable_home_dirs on | |||
sudo restorecon -R /home/share | |||
<br><br> | |||
== 動作の確認 == | == 動作の確認 == | ||
エクスプローラまたは[ファイル名を指定して実行]にて、<br> | エクスプローラまたは[ファイル名を指定して実行]にて、<br> | ||
下記のように、IPアドレスまたはホスト名を入力して、共有ディレクトリが表示できるか確認する。<br> | 下記のように、IPアドレスまたはホスト名を入力して、共有ディレクトリが表示できるか確認する。<br> | ||
\\192.168.1.5 | |||
または | |||
\\RASPBERRYPI | |||
<br><br> | |||
[[ | [[カテゴリ:CentOS]][[カテゴリ:SUSE]][[カテゴリ:Raspberry_Pi]] |