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== 概要 == | == 概要 == | ||
KiCADにおけるArduinoのライブラリは、主に公式とコミュニティにより提供されているものが存在する。<br> | |||
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基本的なコンポーネントとして、Arduino UNO、Arduino Nano、Arduino Mega、Arduino Micro等の主要なボードの回路図シンボルとフットプリントが提供されている。<br> | |||
これらのシンボルには、各ピンの機能や名称が適切にラベル付けされており、開発で使用しやすい形になっている。<br> | |||
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フットプリントにおいては、基板の寸法や取り付け穴の位置が正確に再現されており、マウンティングホールやコネクタの配置も考慮されている。<br> | |||
USB端子やピンヘッダの配置が実物と一致していることであり、これにより作成した基板との互換性が保証される。<br> | |||
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ライブラリのインストール方法としては、以下に示す方法がある。<br> | |||
* KiCADのライブラリマネージャを使用したインストール (推奨) | |||
* Githubからの直接クローンする。(非推奨) | |||
* 手動でのファイルコピー (非推奨) | |||
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また、これらのライブラリを基に独自のカスタマイズを行うことも可能である。<br> | |||
例えば、特定のピン配置や機能に合わせてシンボルを修正したり、特殊な実装要件に応じてフットプリントを調整することが可能である。<br> | |||
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また、シールドやアドオンボードの設計時においては、これらのライブラリを基準として使用することにより、物理的な互換性を確保できる。<br> | |||
特に、ピン配置やボード寸法の正確な参照が可能である。<br> | |||
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公式ライブラリは定期的にアップデートされており、新しいArduinoボードやコンポーネントがリリースされるたびに更新される。<br> | |||
コミュニティライブラリも活発にメンテナンスされており、様々な派生ボードやカスタマイズされたコンポーネントが追加されている。<br> | |||
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Arduinoモジュール向けのKiCAD回路図シンボルとPCBフットプリントのライブラリを使用することにより、<br> | |||
選択したArduinoモジュールと簡単に接続できる独自のPCBデザインを作成することができる。<br> | |||
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<u>※注意</u><br> | |||
<u>KiCADのバージョンアップに伴い、ライブラリの互換性が変更される場合があるため、プロジェクトごとに使用するライブラリのバージョンを記録しておくことが推奨される。</u><br> | |||
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* arduino-kicad-library | |||
*: https://github.com/Alarm-Siren/arduino-kicad-library | |||
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