「インストール - Samba」の版間の差分

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| server string || サーバ名前等の説明を記述する。
| server string || サーバ名等の説明を記述する。<br>ブラウズリストでコンピュータ名の隣、および、プリンタマネージャにおけるプリンタのコメント欄等に表示される。<br><br>デフォルト値は、<code>Samba %v</code><br>%vは、Sambaのバージョンを表すマクロである。
ブラウズリストでコンピュータ名の隣、および、プリンタマネージャにおけるプリンタのコメント欄等に表示される。
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| netbios name || SambaサーバのNetBIOS名を指定する。
| netbios name || SambaサーバのNetBIOS名を指定する。<br><br>デフォルト値は、システムのホスト名である。<br>明示的なデフォルト値は無く、システムのホスト名が使用される。
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| workgroup || Sambaサーバが、所属するワークグループ名もしくはドメイン名を指定する。
| workgroup || Sambaサーバが、所属するワークグループ名もしくはドメイン名を指定する。<br><br>デフォルト値は、<code>WORKGROUP</code>
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| server role || Sambaサーバーの動作モードを指定します。
| server role || Sambaサーバーの動作モードを指定する。<br><br>デフォルト値は、<code>auto</code>
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| hosts allow || 接続を許可するIPアドレスまたはホスト名を指定する。(未指定のIPアドレスまたはホスト名は拒否される)<br><br>
| hosts allow || 接続を許可するIPアドレスまたはホスト名を指定する。(未指定のIPアドレスまたはホスト名は拒否される)<br><br>デフォルト値は無く、デフォルトで全てのホストからのアクセスを許可する。<br><br>
* 例1. 指定したIPアドレスの範囲内にあるPCからのアクセスを許可する場合
* 例1. 指定したIPアドレスの範囲内にあるPCからのアクセスを許可する場合
*: <code>192.168.1. 127.0.</code>
*: <code>192.168.1. 127.0.</code>
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*: <code>192.168.* EXCEPT 192.168.1.30</code>
*: <code>192.168.* EXCEPT 192.168.1.30</code>
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| guest account || アカウントが存在しないユーザはゲストとしてアクセスできる。<br>nobody以外を使用する場合は、予め、/etc/passwdファイルに該当ユーザを作成する必要がある。
| guest account || アカウントが存在しないユーザはゲストとしてアクセスできる。<br>nobody以外を使用する場合は、予め、/etc/passwdファイルに該当ユーザを作成する必要がある。<br><br>デフォルト値は、<code>nobody</code>
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| Bad User || 存在しないユーザがアクセスする場合は、ゲスト認証であるとみなして、<code>guest account</code>キーで定義されたユーザでログインする。
| Bad User || 存在しないユーザがアクセスする場合は、ゲスト認証であるとみなして、<code>guest account</code>キーで定義されたユーザでログインする。
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| Never || ゲスト認証を許可しない。
| Never || ゲスト認証を許可しない。
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| map to guest || Sambaユーザとして認証できない場合の動作を指定する。<br><br>設定値<br>
| map to guest || Sambaユーザとして認証できない場合の動作を指定する。<br><br>デフォルト値は、<code>Never<br>"Bad User"と"Bad Password"は独立した設定ではなく、"map to guest"キーの選択肢である。</code><br><br>設定値<br>
* Never
* Never
*: 不正なパスワードによるユーザのログイン要求を拒否して、ゲスト認証は許可しない。
*: 不正なパスワードによるユーザのログイン要求を拒否して、ゲスト認証は許可しない。
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*: なお、Samab 2では、Bad Uidがデフォルトとして設定されている。
*: なお、Samab 2では、Bad Uidがデフォルトとして設定されている。
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| log file || ログファイルのパスを指定する。<br>接続元ホストを示す変数<code>%m</code>を使用する場合、接続元ホストごとにログファイルを分けることができる。
| log file || ログファイルのパスを指定する。<br>接続元ホストを示す変数<code>%m</code>を使用する場合、接続元ホストごとにログファイルを分けることができる。<br><br>デフォルト値は、<code>/var/log/samba/log.%m</code><br>%mはクライアントのNetBIOS名を表すマクロである。
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| max log size || ログファイルの最大サイズを指定する。<br>値が0の場合は、サイズは無制限となる。
| max log size || ログファイルの最大サイズを指定する。<br>値が0の場合は、サイズは無制限となる。<br><br>デフォルト値は、<code>1000</code>[kB]
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| passdb backend || ユーザアカウント情報を格納するバックエンドを指定する。<br><br>デフォルト値は、<code>tdbsam</code><br>TDB (Trivial Database) ファイルを使用する。
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| usershare allow guests || ゲストアクセスを持つユーザがユーザ共有を作成することを許可するかどうかを指定する。<br><br>デフォルト値は、<code>no</code><br>"no"は、セキュリティ上の理由からゲストユーザによる共有作成を禁止する。
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| logon path || ユーザのローミングプロファイルの場所を指定する。<br>デフォルト値は相対パスを使用しており、実際の場所はサーバ設定に依存する。<br><br>デフォルト値は、<code>\%N%U\profile</code><br>%Nは、このパラメータが使用されるサーバ名<br>%Uは、現在のUNIXユーザ名
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| logon home || ユーザのホームディレクトリの場所を指定する。<br>これもデフォルトでは相対パスを使用している。<br><br>デフォルト値は、<code>\%N%U</code><br>%Nは、このパラメータが使用されるサーバ名<br>%Uは、現在のUNIXユーザ名
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| logon drive || Windowsクライアントでホームディレクトリをマップするドライブ文字を指定する。<br><br>デフォルトでは設定されていない。
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| logon script || ログイン時に実行するスクリプトファイルを指定する。
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| smb passwd file || smbpasswd方式でパスワード認証を行う場合のパスワードファイルのパスを指定する。
| smb passwd file || smbpasswd方式でパスワード認証を行う場合のパスワードファイルのパスを指定する。
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| username map || Linuxユーザを別のユーザとマッピングさせて、複数のユーザで共有する。
| username map || Linuxユーザを別のユーザとマッピングさせて、複数のユーザで共有する。
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| logon script || ログイン時に実行するスクリプトファイルを指定する。
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| wins support || nmbdのWINSサーバとして動作させるかどうかを設定する。
| wins support || nmbdのWINSサーバとして動作させるかどうかを設定する。
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==== [homes]セクション ====
==== [homes]セクション ====
[homes]セクションは、ユーザのホームディレクトリを自動的に共有するために使用する特別なセクションである。<br>
[homes]セクションは、ユーザのホームディレクトリを自動的に共有するために使用する特別なセクションである。<br>

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