「ClosedXML - Excelファイルの操作」の版間の差分

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== Excelの主要関数のサポート ==
== Excelの主要な関数 ==
==== 使用例 ====
以下の例では、SUM、AVERAGE、VLOOKUP、IF等の関数を直接挿入して使用している。<br>
以下の例では、SUM、AVERAGE、VLOOKUP、IF等の関数を直接挿入して使用している。<br>
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  }
  }
  </syntaxhighlight>
  </syntaxhighlight>
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==== 関数がサポートされていない場合の代替方法 ====
Closed XMLにおいてサポートされていない高度な関数や最新の関数を扱うための代替方法を、以下に示す。<br>
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* C#でロジックを実装する
*: Excelの関数と同等の機能をC#のコードで直接実装する。
*: これにより、任意の複雑さの計算を行うことができる。
*: <br>
* 数式を分解する
*: 複雑な関数を、サポートされているより単純な関数の組み合わせに分解する。
*: これにより、同等の機能を実現できる場合がある。
*: <br>
* 名前付き範囲を利用する
*: 複雑な計算を名前付き範囲として定義して、その結果を参照することにより、計算を管理しやすくする。
*: <br>
* データ処理をExcelの外で行う
*: 複雑な計算や処理をC#で行い、結果のみをExcelに書き込む。
*: これは、特に大量のデータを扱う場合に効果的である。
*: <br>
* 動的配列数式の代替
*: 最新のExcelの動的配列数式がサポートされていない場合、結果を複数のセルに手動で展開する。
*: <br>
* Power Query相当の処理をC#で実装する
*: データの変換や結合などの操作をC#で実装して、結果をExcelに書き込む。
*: <br>
* VBAマクロの代替
*: VBAマクロで行っている処理をC#で実装して、Closed XMLを使用してExcelファイルを操作する。
*: <br>
* 外部ライブラリの使用
*: 数学や統計の高度な計算を行う外部ライブラリを使用して、Excelの高度な関数を再現する。
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==== 代替方法の例 : C#でロジックを実装する ====
以下の例では、C#とLINQを使用して、Excelの<code>SUMIFS</code>関数と同等の機能を実現している。<br>
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<syntaxhighlight lang="c#">
// 実装例 : SUMIFS関数の代替
// C#とLINQを使用
public static double SumIfs(IXLRange dataRange, params Tuple<IXLRange, string>[] criteria)
{
    var data = dataRange.CellsUsed().Select(c => c.GetDouble());
    foreach (var criterion in criteria)
    {
      var criteriaRange = criterion.Item1;
      var condition    = criterion.Item2;
      data = data.Where((value, index) => EvaluateCondition(criteriaRange.Cell(index + 1).GetString(), condition));
    }
    return data.Sum();
}
private static bool EvaluateCondition(string cellValue, string condition)
{
    // 条件の評価ロジックを実装
    // 例: ">10", "=Test", "<5"などの条件をパースして評価
}
</syntaxhighlight>
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== コレクションやDataTableの使用 ==
== コレクションやDataTableの使用 ==

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