12,796
回編集
590行目: | 590行目: | ||
==== その他のセクション ==== | ==== その他のセクション ==== | ||
以下の例では、ユーザが任意で指定するセクションの設定を示している。<br> | |||
<br> | |||
<syntaxhighlight lang="ini"> | |||
# ユーザが任意で指定するセクションの設定例 | |||
; 以下に示す設定では、ユーザは自分のホームディレクトリと所属するグループの共有ディレクトリにアクセスでき、それぞれの領域で読み書きが可能になる | |||
; また、ACLの継承により、適切なアクセス権限の管理が容易になる | |||
; 全ユーザに関する共有設定を定義する | |||
[users] | |||
; この共有の説明文 | |||
; クライアントがネットワーク上で共有を参照する時に表示される | |||
comment = All users | |||
; この共有のルートディレクトリを指定する | |||
; ここでは全ユーザのホームディレクトリがある/homeを指定する。 | |||
path = /home | |||
; この設定により、ユーザは共有内のファイルを編集・削除・作成できる | |||
; Noは書き込み可能を意味する | |||
read only = No | |||
; 新しく作成されたファイルやディレクトリが、親ディレクトリのACL (アクセス制御リスト) を継承することを指定する | |||
inherit acls = Yes | |||
; これらのファイルやディレクトリをクライアントから非表示にする | |||
; この設定例では、quotaファイル、groupsディレクトリ、sharesディレクトリを非表示にしている | |||
veto files = /aquota.user/groups/shares/ | |||
; グループに関する共有設定を定義する | |||
[groups] | |||
; この共有の説明文 | |||
; クライアントがネットワーク上で共有を参照する時に表示される | |||
comment = All | |||
; グループ共有のルートディレクトリを指定する | |||
groups path = /home/groups | |||
; ユーザがこの共有内でファイルの編集・削除・作成を行えるようにする | |||
read only = No | |||
; 新しく作成されたファイルやディレクトリが、親ディレクトリのACLを継承することを指定する | |||
inherit acls = Yes | |||
</syntaxhighlight> | |||
<br> | |||
下表に、ユーザが任意で指定するセクションにおいて、指定できるキーとその値を示す。<br> | |||
<center> | <center> | ||
{| class="wikitable" | style="background-color:#fefefe;" | {| class="wikitable" | style="background-color:#fefefe;" | ||
639行目: | 678行目: | ||
</center> | </center> | ||
<br> | <br> | ||
==== 変数 ==== | ==== 変数 ==== | ||
設定ファイル中に、下表に示す変数を使用することができる。<br> | 設定ファイル中に、下表に示す変数を使用することができる。<br> |