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cgroups v2は、より効率的でシンプルなリソース管理機能を提供している。<br> | cgroups v2は、より効率的でシンプルなリソース管理機能を提供している。<br> | ||
移行には、カーネルのアップグレード、または、関連するツールやライブラリの対応が必要となる場合がある。<br> | 移行には、カーネルのアップグレード、または、関連するツールやライブラリの対応が必要となる場合がある。<br> | ||
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SUSEのcgroupのデフォルトモードはハイブリッドモードである。<br> | |||
ハイブリッドモードは、それを必要とするアプリケーションに後方互換性を提供する。<br> | |||
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以下に示す機能はunified v2階層でのみ使用可能である。<br> | |||
* メモリコントローラ | |||
*: 再生保護(別名 memory.low)、memory.high、PSI(圧力ストール情報) | |||
* I/Oコントローラ | |||
*: ライトバック制御、新しい制御ポリシー | |||
* 非特権ユーザへのコントローラ委譲 (ルートレスコンテナ) | |||
* systemd のフリーザサポート | |||
* 単一階層の取り扱いがよりシンプルになる。 | |||
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cgroupは、1つのモードしか設定できない。<br> | |||
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現在のPCにおいて、cgroups v2が有効になっているかどうかを確認する。<br> | 現在のPCにおいて、cgroups v2が有効になっているかどうかを確認する。<br> | ||
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cgroups = "v2" | cgroups = "v2" | ||
</syntaxhighlight> | </syntaxhighlight> | ||
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もし、上記の手順で解決しない場合は、GRUB2のブートオプションに設定を追加する。<br> | |||
統一制御グループ階層を有効にする場合は、GRUB2ブートローダのカーネルコマンドラインパラメータとして追加する。<br> | |||
sudo vi /etc/default/grub | |||
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# /etc/default/grubファイル | |||
GRUB_CMDLINE_LINUX_DEFAULT="〜 systemd.unified_cgroup_hierarchy=1 〜" | |||
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GRUB2を更新する。<br> | |||
sudo grub2-mkconfig -o /boot/grub2/grub.cfg | |||
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Linuxを再起動する。<br> | |||
sudo shutdown -r now | |||
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