「インストール - Podman」の版間の差分

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  export DOCKER_HOST="unix://<Podmanソケットファイルのパス>"
  export DOCKER_HOST="unix://<Podmanソケットファイルのパス>"
</syntaxhighlight>
<br>
==== cgroup v1に関する警告 ====
<code>podman</code>コマンドを実行した時、以下に示すような警告が出力される時がある。<br>
Using cgroups-v1 which is deprecated in favor of cgroups-v2 with Podman v5 and will be removed in a future version.
Set environment variable `PODMAN_IGNORE_CGROUPSV1_WARNING` to hide this warning.
<br>
この警告は、Podman 5.0以降はcgroups v1の使用が非推奨となり、将来のバージョンでは削除される予定であることを示している。<br>
これは、以下に示すような原因がある。<br>
* システムがcgroups-v1を使用している場合。
*: 現在のシステムがcgroups-v1を使用しており、Podmanもそれを検出して使用している。
*: しかし、Podman v5以降ではcgroups-v2の使用が推奨されている。
* Podmanのバージョン
*: 使用しているPodmanのバージョンが5.0以降であるため、この警告メッセージが表示されている。
<br>
この警告は、将来的にcgroups v1のサポートが終了することを事前に知らせるためのものである。<br>
現時点ではcgroups v1を使用していても問題ないが、将来のバージョンではcgroups v2に移行する必要がある。<br>
<br>
警告を非表示にするには、~/.profileファイル等に環境変数<code>PODMAN_IGNORE_CGROUPSV1_WARNING</code>を<code>1</code>、または、<code>true</code>、または、<code>yes</code>に設定する。<br>
ただし、これは警告を非表示にするだけで、根本的な問題は解決しない。<br>
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vi ~/.profile
<br>
<syntaxhighlight lang="sh">
# ~/.profileファイル
# 上記の警告を非表示にする
export PODMAN_IGNORE_CGROUPSV1_WARNING=1
# Podmanの設定ファイルのパスを指定
export CONTAINERS_CONF="$HOME/.config/containers/containers.conf"
</syntaxhighlight>
<br>
長期的には、システムをcgroups v2に移行することを検討する。<br>
cgroups v2は、より効率的でシンプルなリソース管理機能を提供している。<br>
移行には、カーネルのアップグレード、または、関連するツールやライブラリの対応が必要となる場合がある。<br>
<br>
現在のPCにおいて、cgroups v2が有効になっているかどうかを確認する。<br>
sudo mount | grep cgroup2
# cgroups v2が有効になっている場合
# 出力にcgroup v2のエントリが含まれている場合は、cgroups v2が有効になっている
# 出力例: cgroups v2が有効になっている場合
cgroup2 on /sys/fs/cgroup/unified type cgroup2 (rw,nosuid,nodev,noexec,relatime,nsdelegate)
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vi ~/.config/containers/containers.conf
# または
sudo vi /etc/containers/containers.conf
<br>
<syntaxhighlight lang="ini">
[engine]
cgroup_manager = "systemd"
cgroups = "v2"
  </syntaxhighlight>
  </syntaxhighlight>
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