Pythonの基礎 - 比較演算子と論理演算子

提供:MochiuWiki : SUSE, EC, PCB
2021年11月24日 (水) 18:06時点におけるWiki (トーク | 投稿記録)による版 (文字列「</source>」を「</syntaxhighlight>」に置換)
(差分) ← 古い版 | 最新版 (差分) | 新しい版 → (差分)
ナビゲーションに移動 検索に移動

概要

条件を設定して判定する時に比較演算を行う。
if文では、比較演算子(==、>=、<=等)を使用して条件の比較判定を行う。(比較演算子は他にもいくつかある)


比較演算子

比較演算子を一覧を下表に示す。

比較演算子一覧

比較演算子 説明
== 等しい
!= 等しくない
< 未満
<= 以下
> より大きい
>= 以上
in 要素の有無
not 比較演算子の前に置いて真偽を逆にする


以下の例では、実際に比較演算子を使用して演算を行っている。

 x = 1
 y = 1
 print(x == y)
 print(x != y)
 print(x < y)
 print(x <= y)
 print(x > y)
 print(x >= y)
 
 z = [2, 4, 6, 8, 10]
 print(2 in z)
 
 print(not x == y)
 
 # 出力
 True
 False
 Flase
 True
 False
 True
 True
 False



論理演算子

比較演算子と同様に、TrueおよびFalseを返すものとして論理演算子がある。
論理演算子を一覧を下表に示す。

論理演算子一覧

論理演算子 説明
and かつ(両方が成り立つ)
or あるいは(どちらか一方が成り立つ)
not 否定


以下の例では、実際に論理演算子を使用して演算を行っている。

 x = 1
 y = 1
 print(x > 0 and y > 0)
 print(x < 0 and y > 0)
 print(x > 0 or y > 0)
 print(x < 0 or y < 0)
 
 # 出力
 True
 False
 True
 False


注意点

明示的にFalseと示さなくても、Falseと見なされるものがある。
Falseと見なされるものを下表に示す。

Falseと見なされるもの
ブール値 False
null none
int型変数の内容がゼロ 0
float型変数のゼロ 0.0
空文字列 または""
空リスト []
空タプル ()
空辞書 {}
空集合 set()


以下の例では、リストが空かどうかチェックしている。
リストに要素があればTrue、無ければ空リストなのでFalseになる。
リスト変数listの要素が空なので、if文の条件式ではFalseになるので、else文以下のブロックが実行される。

 list = []
 if list:
     print('データが存在します。')
 else:
     print('データは空です。')
 
 # 出力
 データは空です