オペアンプ - ボルテージフォロワ
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ボルテージフォロワとは
ボルテージフォロワはオペアンプを使った回路の1つである。
オペアンプの増幅回路の前段に配置して使用したりするが、増幅率(ゲイン)が1倍の回路なので用途が理解できない人も多い。
しかし、ボルテージフォロワの有無で回路の安定性が大きく変わるので、使用する意味を理解する。
ボルテージフォロワは図.1のような回路になる。
オペアンプの+端子に入力信号、-端子に出力端子を接続する。回路としては大変簡素なものになる。
これは、非反転増幅回路の帰還率が100%(全帰還)の非反転増幅回路と考える事ができる。
ボルテージフォロワの特徴
ボルテージフォロワには次のような特徴がある。
1. 入力インピーダンスが非常に大きい
2. 出力インピーダンスが小さい
ボルテージフォロワはこの特徴を活かして、電圧を変えずにインピーダンス変換を行うことができる。
入力インピーダンス変換はどのようなときに必要か
インピーダンス変換は、回路の入力インピーダンスが小さい場合に使用する。
入力インピーダンスが低いと、信号源、回路パターン、リード線、測定器などの影響で、入力信号に誤差が出る恐れがある。
誤差が出るのを防ぐために、ボルテージフォロワでインピーダンス変換を行う。
これにより、入力検出の誤差を防止することができる。