Linuxコマンド - CMake

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概要

CMakeとは、多様なプラットフォームでソースコードをビルドするためのツールである。

ここでは、CMake向けに構築されたソースコードをコマンドラインからビルドする方法について記載する。


CMakeコマンドの基本

まず、ビルドするディレクトリを作成して、そのディレクトリに移動する。
ディレクトリを作成する理由は、ソースコードツリーがビルド時の生成ファイルで汚染されるのを防ぐためである。

mkdir build
cd build


以下のように、CMakeコマンドを実行する。
引数には、ソースコードのルートディレクトリ(CMakeLists.txtファイルがあるディレクトリ)を指定する。

cmake <ソースコードがあるディレクトリ> 


Makefileが作成されるので、それを使用してビルドを行う。

make -j 8
make install  # ただし、CMakeLists.txtファイルに設定が記述されていることが必要



オプションの指定

CMakeコマンドの実行時に、オプションを指定することが可能である。

例えば、インストールディレクトリを変更するには、以下のように実行する。

cmake -DCMAKE_INSTALL_PREFIX=<インストールディレクトリ> <ソースコードがあるディレクトリ> 


オプション設定を対話式に変更するには、ccmakeコマンドを使用する。

ccmake <ソースコードがあるディレクトリ>