設定 - MOK
ナビゲーションに移動
検索に移動
概要
署名の解除
MOKの署名はカーネルモジュールに適用された暗号学的な署名であり、1度適用されると、その署名自体を「解除」することはできない。
しかし、運用上では以下に示すような対応が可能である。
- カーネルモジュールの削除
- 署名されたモジュールファイルを削除すれば、そのモジュールはもう使用されない。
- ただし、これは署名を「解除」するのではなく、署名されたファイルを除去するだけである。
- MOKリストからの鍵の削除
- MOKリストから署名に使用した公開鍵を削除することにより、その鍵で署名された全てのモジュールが無効になる。
- これは、mokutilコマンドを使用して行うことができる。
sudo mokutil --delete <DERファイル名>.der
- このコマンドを実行した後、次回の起動時にMOKマネージャーのGUIで削除を確認する必要がある。
※注意
単にカーネルモジュールを削除しても、MOKリストから署名鍵が削除されるわけではない。
これらの操作は、システムのセキュリティに影響を与える可能性があるため、十分に注意して行う必要がある。
MOKの署名自体を解除することはできないが、上記の方法を使用して署名されたモジュールの使用を防いだり、システム全体でMOK検証を無効にすることが可能である。