MediaWikiの設定 - 制限
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概要
ページの制限
[最近の更新]
MediaWikiにおいて、一般ユーザが[最近の更新]を閲覧できないように制限する。
この設定を適用することで、以下に示す効果が得られる。
- 一般ユーザ (匿名ユーザを含む) が最近の更新ページにアクセスできなくなる。
- 登録ユーザも最近の更新ページにアクセスできなくなる。
- 管理者 (sysopグループ) のみが最近の更新ページにアクセスできるようになる。
- [最近の更新ページ] (Special:RecentChanges) と [関連ページ] (Special:RecentChangesLinked) へのアクセスが制限される。
- RSSフィード等の最近の更新フィードも無効化される。
LocalSettings.phpファイルを編集する。
vi LocalSettings.php
# LocalSettings.phpファイル
# 一般ユーザから 'recentchanges' 権限を削除
$wgGroupPermissions['*']['recentchanges'] = false;
# 登録ユーザにも 'recentchanges' 権限を与えない
$wgGroupPermissions['user']['recentchanges'] = false;
# 管理者 (sysop) グループに 'recentchanges' 権限を与える
$wgGroupPermissions['sysop']['recentchanges'] = true;
# 最近の更新ページへのアクセスを制限
# 最近の更新ページへのアクセスを制限
$wgHooks['SpecialPageBeforeExecute'][] = function ( $special, $subPage ) {
if ( $special->getName() == 'Recentchanges' || $special->getName() == 'Recentchangeslinked' ) {
if ( !$special->getUser()->isAllowed( 'recentchanges' ) ) {
throw new PermissionsError( 'recentchanges' );
}
}
return true;
};
# オプション : 最近の更新フィードも制限する場合
$wgRCFeeds = [];
$wgFeedLimit = 0;
※注意
設定変更後、MediaWikiのキャッシュをクリアすること。
必要に応じて、他のユーザグループにもrecentchanges権限を与えることができる。
この設定により、一般ユーザはMediaWikiの変更履歴を追跡しにくくなる。
トークページ (議論ページ)
MediaWikiにおける匿名ユーザ (ログインしていないユーザ) のトークページ (議論ページ) 機能を制御する。
false
に設定する場合は、匿名ユーザのトークページ機能が有効になる。
これにより、登録していないユーザでもMediaWiki上でコミュニケーションを取ることができる。
# 匿名ユーザのトークページ機能が無効になる
# 匿名ユーザのトークページ機能が無効になり、IPアドレスに基づくトークページは作成されない
# ユーザ名の代わりにIPアドレスが直接表示される (トークページへのリンクなし)
$wgDisableAnonTalk = true;
# 匿名ユーザのトークページ機能が有効になる
# 匿名ユーザ (IPアドレス) に対してトークページが作成可能になる
# IPアドレスに基づいたトークページへのリンクがユーザ名の代わりに表示される
$wgDisableAnonTalk = false;
使用例を以下に示す。
- スパム対策
- 匿名ユーザによるスパム投稿を減らすために、この機能を無効にすることがある。
- プライバシー保護
- IPアドレスに基づくページの作成を防ぐことで、匿名ユーザのプライバシーを保護できる。
- コミュニティ管理
- 登録ユーザとのコミュニケーションを促進するために、匿名ユーザのトークページを無効にすることもある。
※注意
この設定を変更する場合、コミュニティの運用方針やユーザのプライバシーへの影響を考慮する必要がある。
true
に設定した場合でも、既存の匿名ユーザのトークページは削除されない。
新しいページの作成と編集が制限されるだけである。
この設定を変更する必要があるかどうかは、運用目的や匿名ユーザとのコミュニケーションの重要性、スパム対策の必要性等を考慮して判断する。