「インストール - Samba」の版間の差分

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  cd <Sambaのインストールディレクトリ>
  cd <Sambaのインストールディレクトリ>
  sudo ./testparm
  sudo ./testparm
<br><br>
== Sambaの設定項目 ==
<center>
{| class="wikitable" | style="background-color:#fefefe;"
|+ [global]セクションの設定項目
|-
! style="background-color:#66CCFF;" | キー
! style="background-color:#66CCFF;" | 意味
|-
| server string || サーバ名前等の説明を記述する。
|-
| netbios name || SambaサーバのNetBIOS名を指定する。
|-
| workgroup || Sambaサーバが、所属するワークグループ名もしくはドメイン名を指定する。
|-
| server role || Sambaサーバーの動作モードを指定します。
|-
| hosts allow || 接続を許可するIPアドレスまたはホスト名を指定する。(未指定のIPアドレスまたはホスト名は拒否される)
|-
| guest account || アカウントが存在しないユーザはゲストとしてアクセスできる。
|-
| Bad User || 存在しないユーザがアクセスする場合は、ゲスト認証であるとみなして、<code>guest account</code>キーで定義されたユーザでログインする。
|-
| Bad Password || 上記に加えて、パスワード入力ミスの場合もゲスト認証であるとみなす。
|-
| Never || ゲスト認証を許可しない。
|-
| map to guest || Sambaユーザとして認証できない場合の動作を指定する。<br><br>設定値<br>
* Never
*: 不正なパスワードによるユーザのログイン要求を拒否して、ゲスト認証は許可しない。
* Bad User
*: 存在するユーザに対する不正なパスワードによるログイン要求は拒否する。
*: 存在しないユーザを指定された場合は、ゲスト認証であるとみなして、guest accountパラメータに定義されたユーザでログインする。
* Bad Password
*:存在しないユーザを指定された場合に加えて、存在するユーザに対する不正なパスワードによるログイン要求も、ゲスト認証であるとみなして、
*: guest accountキーに定義されたユーザでログインする。
* Bad Uid
*: Sambaがドメインモードのセキュリティで構成されている環境において、認証が成功したにも関わらずUnix側のユーザアカウントが存在しない場合、
*: guest accountキーで定義されたユーザでログインする。
*: <br>
*: ただし、SambaでWinBinddが機能している場合、WindowsユーザがUnixのユーザとして動作できるようになるため、
*: 認証に成功したにも関わらずUnix側のユーザアカウントが存在しない、ということは発生しない。
*: そのため、winbinddが機能するSamba 3以降ではBad Uidはほとんど利用されていない。
*: <br>
*: なお、Samab 2では、Bad Uidがデフォルトとして設定されている。
|-
| log file || ログファイルのパスを指定する。<br>接続元ホストを示す変数<code>%m</code>を使用する場合、接続元ホストごとにログファイルを分けることができる。
|-
| max log size || ログファイルの最大サイズを指定する。<br>値が0の場合は、サイズは無制限となる。
|-
| smb passwd file || smbpasswd方式でパスワード認証を行う場合のパスワードファイルのパスを指定する。
|-
| unix password sync || SambaのパスワードとLinuxのパスワードを同期させるかどうかを指定する。<br>この設定を有効にする場合、Sambaのパスワードを変更した後、Linuxユーザのパスワードも変更する必要がある。
|-
| passwd program || unix password syncキーを有効にした場合、Samba側でパスワードを変更した後に実行するプログラムを指定する。
|-
| passwd chat || unix password syncキーを有効にした場合の応答内容を指定する。
|-
| username map || Linuxユーザを別のユーザとマッピングさせて、複数のユーザで共有する。
|-
| logon script || ログイン時に実行するスクリプトファイルを指定する。
|-
| wins support || WINSサーバとして動作させる。
|-
| wins server || WINSサーバのIPアドレスを指定する。
|}
</center>
<br>
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{| class="wikitable" | style="background-color:#fefefe;"
|+ その他のセクションの設定項目
|-
! style="background-color:#66CCFF;" | キー
! style="background-color:#66CCFF;" | 意味
|-
| path || 共有ディレクトリのパスを指定する。
|-
| comment || コメントを指定する。
|-
| browseable || ブラウジングする時に表示されるかどうかを指定する。<br>ただし、設定を無効にした場合でも、共有名を直接指定する場合はアクセスすることができる。
|-
| read only || ファイルおよびディレクトリを読み取り専用にする。
|-
| read list || 読み取りが例外的に許可されるユーザを指定する。<br>(グループを指定する時は@<グループ名>を使用する)
|-
| writable || 書き込みを許可するかどうかを指定する。
|-
| write list || 書き込みが例外的に許可されるユーザを指定する。<br>(グループを指定する時は@<グループ名>を使用する)
|-
| hide dot files || 隠しファイルおよび隠しディレクトリを表示するかどうかを指定する。
|-
| hide files || 非表示にするファイル名またはディレクトリ名を指定する。<br>ただし、アクセスは可能である。
|-
| veto files || 表示およびアクセスさせないファイル名およびディレクトリ名を指定する。
|-
| force user || 共有ディレクトリに作成するファイルやディレクトリの所有者または所有グループを、強制的に指定したユーザにする。<br><br>これは、他のSambaユーザでログインした場合でも、内部的に<code>force user</code>キーで指定したユーザ名としてログインする。<br>この時、<code>force user</code>キーで指定したユーザ名のパスワードが求められる。
|-
| force group || 共有ディレクトリに作成するファイルやディレクトリの所有者または所有グループを、強制的に指定したグループにする。
|-
| available<br>valid users || アクセス可能なユーザを指定する。(グループを指定する時は@<グループ名>を使用する)<br><br>以下の2つのキーを指定する場合、hogeユーザ以外はログインできない。<br>
* available = yes
* valid users = hoge
|-
| guest ok || ゲストログインを許可するかどうかを指定する。<br>(<code>public</code>キーと<code>guest ok</code>キーは同じ意味)
|-
| public || ゲストログインを許可するかどうかを指定する。<br>(<code>public</code>キーと<code>guest ok</code>キーは同じ意味)
|-
| create mask || ファイルに適用可能なパーミッションを指定する。(指定しない場合は、0744)
|-
| directory mask || ディレクトリに適用可能なパーミッションを指定する。(指定しない場合は、0755)
|-
| force create mask || 強制的にファイルに適用されるパーミッションを指定する。(指定しない場合は、0000)
|-
| force directory mask || 強制的にディレクトリに適用されるパーミッションを指定する。(指定しない場合は、0000)
|}
</center>
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