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<u>'''※注意 2'''</u><br> | <u>'''※注意 2'''</u><br> | ||
'''Impactを直接実行する場合は、iseで始まる行をコメントアウトして、Impactで始まる行をコメント解除する。'''<br> | '''Impactを直接実行する場合は、iseで始まる行をコメントアウトして、Impactで始まる行をコメント解除する。'''<br> | ||
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== Adeptランタイムのインストール == | |||
Digilent製品を使用する場合、Adeptランタイムのインストールが必要である。<br> | |||
このセクションでは、Adeptランタイムのインストール手順を記載する。<br> | |||
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==== 自動インストール ==== | |||
以前、Adeptランタイムをインストールしている場合、既に/etc/ld.so.conf.d/digilent-adept.confファイルが存在している可能性がある。<br> | |||
もし、古いファイルが含まれている場合、新しいAdeptランタイムをインストールする前に、手動で削除する必要がある。<br> | |||
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基本的なインストールでは、install.shファイルを実行する。<br> | |||
ほとんどの環境において、必要な全てのコンポーネントをインストールすることができる。<br> | |||
sudo ./install.sh | |||
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もし、何らかの理由でインストールできない場合やインストールプロセスをより細かく制御する場合は、<br> | |||
各コンポーネントを手動でインストールする方法を、以下に記載する。<br> | |||
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==== Adept共有ライブラリ ==== | |||
Degilentライブラリのランタイムは複数の共有ライブラリで構成されている。<br> | |||
これらのライブラリは/lib64ディレクトリにある。<br> | |||
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該当するディレクトリの内容は、ランタイムがインストールされているディストリビューションに適した場所にコピーする必要がある。<br> | |||
/usr/local/lib64/digilent/adeptと/usr/lib64/digilent/adeptを推奨する。<br> | |||
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以下のコマンドを実行して、Adept共有ライブラリをインストールする。<br> | |||
sudo mkdir -p /usr/lib64/digilent/adept | |||
sudo cp -fd lib/* /usr/lib64/digilent/adept | |||
sudo chmod -R 755 /usr/lib64/digilent/adept | |||
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==== ダイナミックローダ設定ファイル(digilent-adept-libraries.conf) ==== | |||
Adeptランタイムを使用するアプリケーションがダイナミックローダを実行するためには、ランタイムが構成する共有ライブラリを見つける必要がある。<br> | |||
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digilent-adept-libraries.confファイルには、x86およびx64のランタイムのデフォルトのインストールパスが含まれている。<br> | |||
このファイルを編集して、インストールに適したパスを含むようにする。<br> | |||
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以下のコマンドを実行して、ダイナミックローダ設定ファイルをインストールする。<br> | |||
sudo cp -f digilent-adept-libraries.conf /etc/ld.so.conf.d | |||
sudo chmod 644 /etc/ld.so.conf.d/digilent-adept-libraries.conf | |||
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次に、ダイナミックローダでキャッシュを更新する必要がある。<br> | |||
以下のコマンドを実行して、キャッシュを強制的に更新する。<br> | |||
sudo /sbin/ldconfig | |||
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==== ファームウェアイメージ ==== | |||
Adeptランタイムには、ランタイムが正しく機能するために、インストールする必要のあるファームウェアイメージが含まれる。<br> | |||
これらのイメージは、data/firmwareディレクトリにある。<br> | |||
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Adeptランタイムは、firmwareディレクトリ直下にあるDigilentディレクトリで、これらのイメージを見つけることを想定している。<br> | |||
既知の場所に配置された構成ファイルは、Digilentディレクトリへのパスをランタイムに通知するために使用される。<br> | |||
構成ファイルについては、「AdeptRuntimeConfigurationFile」というタイトルのセクションで説明しています。<br> | |||
また、ディレクトリへのパスは、環境変数DIGILENT_DATA_DIRで指定することもできる。<br> | |||
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Digilentディレクトリは、ユーザの任意の場所に配置できる。<br> | |||
一般的に、このディレクトリは/usr/share/digilent/adept/dataに配置される。<br> | |||
例えば、Digilentディレクトリを使用する場合は、ファームウェアイメージを/usr/share/digilent/adept/data/firmwareにインストールする。<br> | |||
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以下のコマンドを実行して、ファームウェアイメージをインストールする。<br> | |||
sudo mkdir -p / usr / share / digilent / adept / data / firmware | |||
sudo cp -f data /firmware/*.HEX/usr/share/digilent/adept/data/firmware | |||
sudo cp -f data /firmware/*.so/usr/share/digilent/adept/data/firmware | |||
sudo chmod 644 /usr/share/digilent/adept/data/firmware/*.HEX | |||
sudo chmod 755 /usr/share/digilent/adept/data/firmware/*.so | |||
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[[カテゴリ:Verilog-HDL]][[カテゴリ:SUSE]] | [[カテゴリ:Verilog-HDL]][[カテゴリ:SUSE]] |