「インストール - Code Composer Studio」の版間の差分

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第2世代MSP-FETと第1世代MSP-FETを区別する方法については、MSP-FETのユーザガイド(5.6.1節 - general features)を参照すること。<br>
第2世代MSP-FETと第1世代MSP-FETを区別する方法については、MSP-FETのユーザガイド(5.6.1節 - general features)を参照すること。<br>
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==== MSP-FETファームウェアのアップデート ====
MSP Flasherは、JTAGを介してMSP430およびMSP432マイコンをプログラミングするためのオープンソースのシェルベース (コマンドライン) インタフェースであり、一般的なプログラミング機能を提供する。<br>
CCSやIARのようなIDEを使用せずに、バイナリファイルを直接メモリにダウンロードするために使用できる。<br>
また、ファームウェアの抽出やJTAGアクセスの永久ロックにも使用できる。<br>
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まず、[https://www.ti.com/tool/MSP430-FLASHER TIの公式Webサイト]にアクセスして、MSP Flasherをダウンロードする。<br>
ダウンロードしたファイルを解凍する。<br>
unar MSPFlasher-<バージョン>-linux-x64-installer.zip
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MSP Flaserをインストールする。<br>
chmod u+x MSPFlasher-1.3.20-linux-x64-installer.run
./MSPFlasher-<バージョン>-linux-x64-installer.run --prefix <MSP Flaserのインストールディレクトリ>    \
                                                --installer-language ja                    \
                                                --mode <gtk | xwindow | text | unattended>  # もし、gtkを選択して描画が崩れる場合は、xwindowまたはtextを指定する
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MSP-FETのファームウェアをアップデートする。<br>
<code>-n NO_TARGET</code>オプションを付加する場合、MSP FlaserはMSP-FETのファームウェアのみを更新するため、ターゲットマイコンへの接続は行わない。<br>
# 通常のアップデート
./MSP430Flasher -n NO_TARGET
# 自動アップデートを行う場合
# <code>-s</code>オプションは、このユーザプロンプトを抑制するためのものである
# ファームウェアのバージョンとMSP Debug Stackのバージョンの間に不一致がある場合、ファームウェアのアップデートが自動的に行われる
./MSP430Flasher -n NO_TARGET -s
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アップデートの実行中において、MSP FlaserがMSP-FETのファームウェアのバージョンとMSP Debug Stackのバージョンの競合を検出した場合、MSP Flaserにファームウェアをアップデートさせるようユーザに促す。<br>
>> FETのファームウェアが古いです。
>> 更新しますか?(Y/N):
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[Y]キーを入力する場合、MSP-FETのファームウェアが更新されて、ステータスレポートが表示される。<br>
アップデートに成功した後、MSP Flasherルーチンの実行が継続される。<br>
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[N]キーを入力する場合、実行中のインスタンスを古いファームウェアで再開する。<br>
TIでは、MSP-FETのファームウェアがMSP Debug Stackのバージョンと一致していない間は、MSP Flasherを使用しないことを推奨している。<br>
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アップデート中にエラーが検出された場合、MSP Flaserはユーザにアップデートの再試行またはキャンセルを促す。<br>
更新を繰り返す場合は、[R]キーを入力する。<br>
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[C]キーを入力する場合、実行中のインスタンスを古いファームウェアで再開する。<br>
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