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2020年10月25日 (日) 13:17時点におけるWiki (トーク | 投稿記録)による版 (→‎CopyQのインストール)

概要



CopyQ

CopyQとは

CopyQは、強力なクリップボードマネージャであり、データの保存、エントリの編集したり、暗号化等をすることができる。

ここでは、CentOSとSUSEにおいて、CopyQのインストール方法を記載する。

CopyQのインストール

  • Windows
    CopyQのGithubにアクセスして、Windows10向けのEXEファイルをダウンロードする。
    ダウンロードしたファイルをダブルクリックしてインストールする。
  • CentOS
    • パッケージ管理システムからインストール
      パッケージ管理システムを使用して、以下のコマンドを実行する。
      sudo yum install copyq
      または
      sudo dnf install copyq

    • ソースコードからインストール
      CopyQの依存関係のライブラリをインストールするため、以下のコマンドを実行する。
      sudo yum install gcc-c++ git cmake libXtst-devel libXfixes-devel qt5-qtbase-devel qt5-qtsvg-devel qt5-qttools-devel qt5-qtscript-devel qt5-qtx11extras-devel
      CopyQのソースコードをダウンロードする。
      git clone https://github.com/hluk/CopyQ.git
      cd CopyQ
      CopyQのソースコードをコンパイルしてインストールする。
      cmake . -DCMAKE_INSTALL_PREFIX=<インストールディレクトリ>
      make -j 8

  • SUSE
    CopyQのGithubにアクセスして、SUSE向けのrpmファイルをダウンロードする。
    ダウンロードしたファイルにおいて、以下のコマンドを実行してインストールする。
    sudo zypper install copyq_<バージョン>_openSUSE_.*.rpm


自動起動の設定

CopyQを使用する前に、自動起動エントリを設定しておくことを推奨する。
スタートアップエントリを設定することは、クリップボードのデータを常に監視して保存するためには重要である。

CopyQの起動エントリを設定するには様々な方法があるが、ここではターミナルに焦点を当てて記載する。

まず、デスクトップエントリディレクトリに移動する。

cd /usr/local/share/applications


自動起動エントリのディレクトリを作成して、CopyQのデスクトップエントリファイルをそのディレクトリにコピーする。

sudo cp com.github.hluk.copyq.desktop ~/.config/autostart


デスクトップエントリファイルのパーミッションを変更する。

chmod +x ~/.config/autostart/com.github.hluk.copyq.desktop


CopyQの操作方法

  • コピー
    CopyQには多くの機能があるが、主となるのはクリップボードマネージャである。
    使用するには、任意のテキストを選択してコピーすると、自動的にCopyQのエントリーとして保存される。


  • クリップボードに移動
    CopyQの古いエントリーをクリップボードに移動する場合は、古いエントリーを選択して[クリップボードに移動]アイコンを押下する。


  • エントリの暗号化
    CopyQに保存した機密情報は、暗号化機能を使用すべきである。
    暗号化するには、エントリーを選択して[ロック]アイコンを押下する。そうすると、GnuPGが起動して自動的にデータが暗号化される。
    ※注意
    暗号化機能は、GnuPGが必須である。


  • エントリの作成
    CopyQの機能には、クリップボードを使用せずにクリップボードの新規項目を作成する機能がある。
    この機能の使い方は、[新規項目]アイコンを押下して、そこからテキストを書き込み、[保存]アイコンを押下する。
    すると、CopyQが保存したデータの一覧に、新しいクリップボードエントリが追加される。