概要
Draw.ioで作成した図をExcel上で図形や文字の微調整を行うことができる。
ExcelとDraw.ioの連携方法には、主に以下に示す3つの方法がある。
- SVG形式でエクスポートしてExcelに貼り付ける方法
- Excelオンライン向けDraw.ioアドインを使用する方法
- Office製品向け公式アドイン(デスクトップ版)を使用する方法
これらの方法を活用することにより、図の作成はDraw.ioで効率的に行い、細かな調整はExcel上で行うという、それぞれのツールの長所を活かした作業が可能となる。
※注意
図の大幅な変更が必要な場合は、Draw.io上で編集を行うことが推奨される。
前提条件
SVG形式のファイル貼り付けは、Excel 2016以降でサポートされている。
Excel 2016より前のバージョンでは、この方法を使用することができない。
方法1 : SVG形式での連携
出力形式の選択
Draw.ioでは様々なファイル形式で図を出力することができるが、Excel上で編集可能な状態で貼り付けるためには、SVG形式で出力する必要がある。
出力手順
Draw.ioで図を作成後、[ファイル]メニューバーから[エクスポート]を選択する。
エクスポート形式の選択画面では、SVGを選択する。
SVG形式で出力することにより、Excel上で図形や文字を個別に編集できるようになる。
編集可能なエクスポート機能
Draw.ioでエクスポートする際、[ダイアグラムをコピーに含める]オプションをチェックすることができる。
このオプションを有効にすると、以下に示すメリットがある。
- エクスポートしたPNGまたはSVGファイルをDraw.ioで再度開いて編集可能
- 元の.drawioファイルを保持する必要がない
これにより、ファイル管理が簡素化され、画像ファイルのみで編集も可能な状態を維持できる。
Excelへの貼り付けとグループ化の解除
SVG形式で出力した図をExcelに貼り付け、グループ化を解除することにより、個別の要素を編集可能な状態になる。
画像の挿入
Excelで[挿入]タブを選択する。
[挿入]タブから[画像]を選択する。
画像の選択ダイアログが表示されたら、Draw.ioで出力したSVGファイルを選択する。
この時、ファイル形式がSVGになっていることを確認する。
[挿入]ボタンを押下して、図をExcelに挿入する。
グループ化の解除
挿入した図の上で右クリックして、コンテキストメニューから[グループ化] - [グループ解除]を選択する。
警告メッセージが表示されるが、[はい]ボタンを押下する。
これにより、図がインポートされた図形に変換される。
グループ化を解除すると、図形や線、文字を個別に選択して編集できるようになる。
編集可能な状態
グループ化を解除した後、以下に示すような編集が可能となる。
- 文字の色や書式の変更
- 図形の位置やサイズの調整
- 線の位置や太さの変更
- 個別要素の削除や追加
これにより、Draw.ioに戻ることなく、Excel上で細かな調整を行うことができる。
方法2 : Excelオンライン向けDraw.ioアドイン
Excelオンラインでは、Draw.io公式アドインをインストールすることにより、Excel内で直接Draw.ioを起動して図を作成・編集できる。
アドインのインストール手順
- Excelを起動して、[挿入]タブを選択する。
- [アドインを入手]を選択する。
- 検索ボックスに draw と入力して、[Enter]キーを押下する。
- 検索結果から draw.io Diagrams を探して、[追加]ボタンを押下する。
インストール完了後、画面右上にDraw.ioのアイコンが表示され、右サイドメニューが展開される。
使用方法
- 右サイドメニューから、既存のDraw.ioファイルを選択、または、[新規作成]ボタンを押下する。
- OneDriveに新規作成する場合は、[Create OneDrive File]ボタンを押下する。
- Draw.ioエディタがExcel内で起動して、図の作成・編集が可能となる。
作成した図は、自動的にOneDriveに保存される。
方法3 : Office製品向け公式アドイン
Word、Excel、PowerPointのデスクトップ版でも、Draw.io公式アドインを利用することができる。
特徴
インストール後、[挿入]メニューにDraw.ioのサブメニューが表示される。
Excel内で直接Draw.ioエディタを起動できるため、画像にエクスポートする手間が省ける。
作成した図は、Office文書内に直接埋め込まれる。
メリット
以下に示すメリットがある。
- 画像ファイルとして保存・管理する必要がない。
- 図の修正が必要な際、その場で編集可能
- Office文書とDraw.io図を一元管理できる。