設定 - SUSE Linux
概要
openSUSE Leap 15.1をインストールした後に初期設定として様々なことを実行する必要がある。
ここでは、推奨事項のリストを記載する。
システムの更新
インストールした直後に、システムの更新を実行して、システムが最新の状態を保つようにする。
sudo zypper update
公式リポジトリが利用可能か確認
まず、公式のopenSUSE Leap 15.1リポジトリで利用可能なアプリケーションのインストールを行う。
例えば、nanoをインストールする場合は、以下のコマンドを入力する。
sudo zypper install nano
PackmanリポジトリとPackman Essentialを追加
Packmanリポジトリは、openSUSE用の追加パッケージを提供している。
したがって、ダウンロードしているものを理解している場合は、Packmanリポジトリを有効にする。
openSUSEの公式リポジトリにほぼ依存している場合は、Packman Essentialを有効にすることをお勧めする。
※サードパーティのリポジトリには潜在的なリスクが伴う可能性があることに注意すること。
# Packman Essentialを有効にする場合 sudo zypper ar -cfp 90 http://ftp.gwdg.de/pub/linux/misc/packman/suse/openSUSE_Leap_15.1/Essentials/ packman-essentials # Packman全体を有効にする場合 sudo zypper ar -cfp 90 http://ftp.gwdg.de/pub/linux/misc/packman/suse/openSUSE_Leap_15.1/ packman
マルチメディアコーデックのインストール
注:これらのコーデックをインストールするには、Packmanリポジトリーを有効にする必要がある。
openSUSEでは、マルチメディアコーデックがデフォルトでサポートされていない。
詳細については、公式Webサイトで読むことができる。
システムにH264 / AVCサポートをインストールするには、以下を実行する。
sudo zypper install x264 libx265-130 libx264-155
音声や動画を記録、変換、およびストリーミングする機能が必要な場合は、以下を実行して、FFmpegマルチメディアフレームワークをインストールする。
sudo zypper install ffmpeg
GStreamerライブラリが必要な場合は、以下のコマンドを実行する。
sudo zypper install gstreamer-plugins-bad gstreamer-plugins-libav gstreamer-plugins-ugly
グラフィックボードのドライバのインストール
搭載されているGPUに応じて、最新の専用ドライバをインストールする。
sudo zypper addrepo --refresh http://http.download.nvidia.com/opensuse/leap/15.1/ NVIDIA sudo zypper install-new-recommends
AMD製GPUの場合は、公式Webサイトに進み、
記載されている手順に従ってドライバを手動で選択およびダウンロードする。
公式リポジトリには存在しないアプリケーションのインストール
公式リポジトリ(またはソフトウェアセンター)に存在しないアプリケーションをインストールする必要がある場合は、
FlatpakまたはSnapsを有効にするか、
他の方法にて必要なアプリケーションを簡単にインストールできる。
電力管理の改善(TLPのインストール)
システム設定から電力を管理するためのオプションがいくつかある。
ただし、ラップトップでopenSUSEを使用する場合は、バッテリーの使用量を減らしたい場合がある。
TLPをインストールすることにより、コンピュータを監視し、最適な手法を(自動的に)実装してバッテリーの寿命を最適化する。
TLPをインストールするには、以下のコマンドを実行する。
sudo zypper install tlp tlp-rdw sudo systemctl enable tlp
.profileファイルの設定
マルチユーザモード(Run Level 3)でSUSEを起動した場合、ログインシェルの日本語表記が文字化けをする。
そこで、ログインシェルの時は英語表記にして、GUIでターミナルを使用する時は日本語表記に設定する。
したがって、ログインシェルの起動時に呼ばれる.profileファイル(ホームディレクトリに存在する)の最下行に以下の設定を追記する。
export LANG=C
.bashrcファイルの設定
ホームディレクトリに存在する.bashrcファイルに以下の設定を記述する。
alias cd='cd -P' alias rm='rm -i' alias cp='cp -i' alias mv='mv -i' alias ls='ls -F' alias lgrep='ls -ahl | grep' alias snano='sudo nano -lmS' alias skate='kdesu /usr/bin/kate' alias hgfs='sudo vmhgfs-fuse -o allow_other .host:/Common /mnt/hgfs' # 重複履歴を無視 export HISTCONTROL=ignoredups # 空白から始めたコマンドを無視 export HISTCONTROL=ignorespace # コマンド履歴に残さないコマンド群 export HISTIGNORE="fg*:bg*:history*:cd*:ls*:grep*:clear:lgrep*" HISTTIMEFORMAT='%Y%m%d %T'; export HISTTIMEFORMAT