インストール - テキストエディタ
概要
Linuxにおけるデスクトップ向けのテキストエディタを記載する。
Nano
最新のNanoでは、保存は[Ctrl] + [S]キー、終了は[Ctrl] + [X]キーを使用している。
他にも多くのキーバインドがあり、キーバインドは、nanorcファイルで設定することができる。
- スペルチェック機能
- GNU Aspellパッケージをインストールして、スペルチェックオプションを有効にすることで、Nanoはスペルチェックを行う。
- スペルチェックは、[F12]キーで起動する。
- シンタックスハイライト機能
- Nanoには、シンタックスハイライト用のファイルがインストールされている。
- scopatz氏のGithubでは、さらに多くのファイルが公開されているので、必要なファイルをコピーして、/usr/share/nanoディレクトリに配置する。
- Undo機能
- [Alt] + [U]キーを押下することで、Undoすることができる。
Nanoの設定ファイルは、/etc/.nanorcファイルである。
この設定を上書きするには、ユーザ固有の設定ファイルである~/.nanorcファイルを作成して、設定を記述する。
また、他のオプションについては、man nanorc
を実行して参照すること。
以下に、Nanoの設定例を示す。
# Non-default settings set atblanks # wrap line at blanks. set cutfromcursor # CTRL+K cuts from cursor position to end of line. set nohelp # Disable the help information (CTRL+G to view the help screen). set softwrap # Enable softwrap of lines. set suspend # Enables CTRL+Z to suspend nano. set tabsize 4 # Sets tab-to-spaces size to 4. set tabstospaces # Converts TAB key press to spaces. include "/usr/share/nano/*.nanorc" # Enables the syntax highlighting. set speller "aspell -x -c" # Sets what spelling utility to use. set constantshow # Displays useful information e.g. line number and position in the bottom bar. set linenumbers # Lines are numbered. set casesensitive # Case insensitive search. set historylog # Save the last 100 history searches for later use. set positionlog # Saves the cursor position between editing sessions. set zap # Allows you to highlight text (CTRL+SHIFT+ARROW) and delete it with backspace. set autoindent # A new line will have the same number of leading spaces as the previous one. # Enable and set a working backup directory #set backup # Creates backups of your current file. #set backupdir "~/.cache/nano/backups/" # The location of the backups. # Shortcut key bindings bind ^C copy main # CTRC+C - Copy bind ^V paste all # CTRL+V - Past bind ^F whereis all # CTRL+F - Find bind ^S savefile main # CTRL+S - Save
Sublime Text
CentOS
GPGキーをインストールする。
sudo rpm -v --import https://download.sublimetext.com/sublimehq-rpm-pub.gpg
Sublime Textのリポジトリを登録する。
sudo yum-config-manager --add-repo https://download.sublimetext.com/rpm/stable/x86_64/sublime-text.repo
Sublime Textをインストールする。
sudo yum install sublime-text
SUSE
GPGキーをインストールする。
sudo rpm -v --import https://download.sublimetext.com/sublimehq-rpm-pub.gpg
Sublime Textのリポジトリを登録する。
sudo zypper addrepo -g -f https://download.sublimetext.com/rpm/stable/x86_64/sublime-text.repo
Sublime Textをインストールする。
sudo zypper install sublime-text
Raspberry Pi
GPGキーをインストールする。
wget -qO - https://download.sublimetext.com/sublimehq-pub.gpg | sudo apt-key add -
aptがhttpsのソースで動作するように設定されていることを確認する。
sudo apt-get install apt-transport-https
echo "deb https://download.sublimetext.com/ apt/stable/" | sudo tee /etc/apt/sources.list.d/sublime-text.list
Sublime Textをインストールする。
sudo apt-get update sudo apt-get install sublime-text
Sublime Textの日本語化
Sublime Textは、豊富なプラグインパッケージが存在する。
Sublime Textの日本語化にはプラグインが必要であるが、まず、プラグインパッケージを管理するパッケージコントロールをインストールする必要がある。
[Ctrl]キー + [Shift]キー + [P]キーを同時押下して、コマンドパレットを開く。
コマンドパレットにおいて、Install Package Control
と入力して、パッケージコントロールをインストールする。
次に、[Preference]メニューバー - [Package Control]を選択する。
パッケージコントロールの検索窓が表示されるので、表示されているPackage Control:
に続いて、Install Package
と入力する。
表示されたリストから、Package Control:Install Package
を選択する。
検索窓にJapanize
と入力して、Japanizeパッケージを選択およびダウンロードする。
次に、サブメニュー等も日本語化するため、ダウンロードしたJapanizeパッケージを設定する。
~/.config/sublime-text-3/Packagesディレクトリに移動して、Defaultディレクトリを作成する。
mkdir ~/.config/sublime-text-3/Packages/Default
~/.config/sublime-text-3/Packages/Japanizeディレクトリに移動して、全ての.jp拡張子のファイルを~/.config/sublime-text-3/Packages/Defaultディレクトリにコピーする。
コピーした全てのファイルの.jp拡張子を削除(リネーム)する。
Cuda Text
CentOS
Qt 5版Cuda Textをインストールする場合は、以下の依存関係のライブラリをインストールする。(EPELリポジトリを有効にすること)
sudo yum install qt5pas
以下のURLにアクセスして、Cuda Textをダウンロードする。
https://cudatext.github.io/download.html または https://www.fosshub.com/CudaText.html
ダウンロードしたファイルを解凍して、cudatextファイルを実行する。
アドオンが必要な場合は、以下のURLにアクセスしてアドオンをダウンロードする。
https://sourceforge.net/projects/cudatext/files/addons_all/
SUSE
Qt 5版Cuda Textをインストールする場合は、以下の依存関係のライブラリをインストールする。
sudo zypper install libQt5Pas1
以下のURLにアクセスして、Cuda Textをダウンロードする。
https://cudatext.github.io/download.html または https://www.fosshub.com/CudaText.html
ダウンロードしたファイルを解凍して、cudatextファイルを実行する。
アドオンが必要な場合は、以下のURLにアクセスしてアドオンをダウンロードする。
https://sourceforge.net/projects/cudatext/files/addons_all/
Raspberry Pi
Qt 5版Cuda Textをインストールする場合は、以下の依存関係のライブラリをインストールする。
sudo apt-get install libqt5pas
以下のURLにアクセスして、Cuda Textをダウンロードする。
https://cudatext.github.io/download.html または https://www.fosshub.com/CudaText.html
ダウンロードしたファイルを解凍して、cudatextファイルを実行する。
アドオンが必要な場合は、以下のURLにアクセスしてアドオンをダウンロードする。
https://sourceforge.net/projects/cudatext/files/addons_all/