Pythonの基礎 - 比較演算子と論理演算子
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概要
条件を設定して判定する時に比較演算を行う。
if文では、比較演算子(==、>=、<=等)を使用して条件の比較判定を行う。(比較演算子は他にもいくつかある)
比較演算子
比較演算子を一覧を下表に示す。
比較演算子一覧
比較演算子 | 説明 |
---|---|
== | 等しい |
!= | 等しくない |
< | 未満 |
<= | 以下 |
> | より大きい |
>= | 以上 |
in | 要素の有無 |
not | 比較演算子の前に置いて真偽を逆にする |
以下の例では、実際に比較演算子を使用して演算を行っている。
<syntaxhighlight lang="python"> x = 1 y = 1 print(x == y) print(x != y) print(x < y) print(x <= y) print(x > y) print(x >= y) z = [2, 4, 6, 8, 10] print(2 in z) print(not x == y) # 出力 True False Flase True False True True False </source>
論理演算子
比較演算子と同様に、TrueおよびFalseを返すものとして論理演算子がある。
論理演算子を一覧を下表に示す。
論理演算子一覧
論理演算子 | 説明 |
---|---|
and | かつ(両方が成り立つ) |
or | あるいは(どちらか一方が成り立つ) |
not | 否定 |
以下の例では、実際に論理演算子を使用して演算を行っている。
<syntaxhighlight lang="python"> x = 1 y = 1 print(x > 0 and y > 0) print(x < 0 and y > 0) print(x > 0 or y > 0) print(x < 0 or y < 0) # 出力 True False True False </source>
注意点
明示的にFalseと示さなくても、Falseと見なされるものがある。
Falseと見なされるものを下表に示す。
Falseと見なされるもの | 値 |
---|---|
ブール値 | False |
null | none |
int型変数の内容がゼロ | 0 |
float型変数のゼロ | 0.0 |
空文字列 | または"" |
空リスト | [] |
空タプル | () |
空辞書 | {} |
空集合 | set() |
以下の例では、リストが空かどうかチェックしている。
リストに要素があればTrue、無ければ空リストなのでFalseになる。
リスト変数listの要素が空なので、if文の条件式ではFalseになるので、else文以下のブロックが実行される。
<syntaxhighlight lang="python"> list = [] if list: print('データが存在します。') else: print('データは空です。') # 出力 データは空です。 </source>