「Pythonの基礎 - 反復処理(while文)」の版間の差分
ナビゲーションに移動
検索に移動
細 (Wiki がページ「反復処理 - while文(Python)」を「Pythonの基礎 - 反復処理(while文)」に、リダイレクトを残さずに移動しました) |
細 (文字列「<source lang="python">」を「<syntaxhighlight lang="python">」に置換) |
||
6行目: | 6行目: | ||
whileの後ろに条件式を記述して末尾にコロンを記述する。<br> | whileの後ろに条件式を記述して末尾にコロンを記述する。<br> | ||
その行の下にインデントで字下げして、実行する処理をブロックとして記述する。<br> | その行の下にインデントで字下げして、実行する処理をブロックとして記述する。<br> | ||
< | <syntaxhighlight lang="python"> | ||
while 条件式: | while 条件式: | ||
実行コード | 実行コード | ||
14行目: | 14行目: | ||
実行した場合は延々と"無限に処理を繰り返す。"メッセージが繰り返し表示される。<br> | 実行した場合は延々と"無限に処理を繰り返す。"メッセージが繰り返し表示される。<br> | ||
無限ループを止めたい場合は、[Ctrl]キー + [C]キーを同時押下して終了させる。<br> | 無限ループを止めたい場合は、[Ctrl]キー + [C]キーを同時押下して終了させる。<br> | ||
< | <syntaxhighlight lang="python"> | ||
while True: | while True: | ||
print("無限に処理を繰り返す。") | print("無限に処理を繰り返す。") | ||
20行目: | 20行目: | ||
<br> | <br> | ||
while文を使用した一般的な反復処理として次のようなサンプルコードがある。<br> | while文を使用した一般的な反復処理として次のようなサンプルコードがある。<br> | ||
< | <syntaxhighlight lang="python"> | ||
count = 0 | count = 0 | ||
while count < 10: | while count < 10: | ||
33行目: | 33行目: | ||
<br> | <br> | ||
以下の例では、変数countが5を超えた場合(変数countが6になった場合)、while文を抜ける。<br> | 以下の例では、変数countが5を超えた場合(変数countが6になった場合)、while文を抜ける。<br> | ||
< | <syntaxhighlight lang="python"> | ||
count = 0 | count = 0 | ||
while count < 10: | while count < 10: | ||
53行目: | 53行目: | ||
== continue文で次の反復処理を行う == | == continue文で次の反復処理を行う == | ||
continue文を使用すると、特定の処理だけ行わずに再び反復処理を行うことができる。<br> | continue文を使用すると、特定の処理だけ行わずに再び反復処理を行うことができる。<br> | ||
< | <syntaxhighlight lang="python"> | ||
count = 0 | count = 0 | ||
while count < 10: | while count < 10: | ||
75行目: | 75行目: | ||
== else文とbreak文の組み合わせ == | == else文とbreak文の組み合わせ == | ||
while文での反復処理が完了した後、何か別の処理を実行する場合は、else文と組み合わせる。<br> | while文での反復処理が完了した後、何か別の処理を実行する場合は、else文と組み合わせる。<br> | ||
< | <syntaxhighlight lang="python"> | ||
count = 0 | count = 0 | ||
while count < 10: | while count < 10: | ||
88行目: | 88行目: | ||
<br> | <br> | ||
実務、何かキーワードを検索する処理をした時、見つかった場合はbreak文を実行して、見つからなかった場合はelse文で処理を行う場合に使用する。<br> | 実務、何かキーワードを検索する処理をした時、見つかった場合はbreak文を実行して、見つからなかった場合はelse文で処理を行う場合に使用する。<br> | ||
< | <syntaxhighlight lang="python"> | ||
count = 0 | count = 0 | ||
while count < 10: | while count < 10: |
2021年11月19日 (金) 20:38時点における版
概要
ここでは、Pythonにおいて、条件が成立する時に反復処理(イテレーション)をするwhile文を記載する。
while文の反復処理
whileの後ろに条件式を記述して末尾にコロンを記述する。
その行の下にインデントで字下げして、実行する処理をブロックとして記述する。
<syntaxhighlight lang="python"> while 条件式: 実行コード </source>
以下の例では、while文の無限ループを記述している。
実行した場合は延々と"無限に処理を繰り返す。"メッセージが繰り返し表示される。
無限ループを止めたい場合は、[Ctrl]キー + [C]キーを同時押下して終了させる。
<syntaxhighlight lang="python"> while True: print("無限に処理を繰り返す。") </source>
while文を使用した一般的な反復処理として次のようなサンプルコードがある。
<syntaxhighlight lang="python"> count = 0 while count < 10: print(count) count += 1 </source>
break文で反復処理を中止する
何かの条件によって途中で反復処理を中止したい場合がある。
この時、break文を使用すると反復処理を中止して処理を抜けることができる。
以下の例では、変数countが5を超えた場合(変数countが6になった場合)、while文を抜ける。
<syntaxhighlight lang="python"> count = 0 while count < 10: if count > 5: break print("カウントは", count, "です。") count += 1 # 出力 0 1 2 3 4 5 </source>
continue文で次の反復処理を行う
continue文を使用すると、特定の処理だけ行わずに再び反復処理を行うことができる。
<syntaxhighlight lang="python"> count = 0 while count < 10: if count > 5: break if count == 3: count += 1 continue print("カウントは", count, "です。") count += 1 # 出力 0 1 2 4 5 </source>
else文とbreak文の組み合わせ
while文での反復処理が完了した後、何か別の処理を実行する場合は、else文と組み合わせる。
<syntaxhighlight lang="python"> count = 0 while count < 10: print("カウントは", count, "です。") count += 1 else: print("反復処理は正常に完了しました。") </source>
次に、以下の例を見ると、break文で反復処理を抜けた場合は、else文は実行されない。
これは、break文は完全に反復処理を抜けるからである。
実務、何かキーワードを検索する処理をした時、見つかった場合はbreak文を実行して、見つからなかった場合はelse文で処理を行う場合に使用する。
<syntaxhighlight lang="python"> count = 0 while count < 10: if count > 5: break print("カウントは", count, "です。") count += 1 else: print("反復処理は正常に完了しました。") </source>