📢 Webサイト閉鎖と移転のお知らせ
このWebサイトは2026年9月に閉鎖いたします。
新しい記事は移転先で追加しております。(旧サイトでは記事を追加しておりません)
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<code>kill</code>コマンド等により、シグナルリストに指定されたシグナルが送出されると、<code>trap</code>コマンドはそれを捕捉して、指定したコマンドを実行する。<br> | <code>kill</code>コマンド等により、シグナルリストに指定されたシグナルが送出されると、<code>trap</code>コマンドはそれを捕捉して、指定したコマンドを実行する。<br> | ||
<code>trap</code>コマンドを使用することにより、各シグナルの規定の動作を置き換えることができる。<br> | <code>trap</code>コマンドを使用することにより、各シグナルの規定の動作を置き換えることができる。<br> | ||
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<u>ただし、強制終了のシグナルである9番はtrapすることはできないため、注意すること。</u><br> | <u>ただし、強制終了のシグナルである9番はtrapすることはできないため、注意すること。</u><br> | ||
trap "echo trapped." 2 | trap "echo trapped." 2 | ||
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==== trap処理のリセット ==== | ==== trap処理のリセット ==== | ||
<code>trap</code>コマンドでシグナル捕捉時に実行するように指定した動作は、リセットを行うことで解除することができる。<br> | <code>trap</code>コマンドでシグナル捕捉時に実行するように指定した動作は、リセットを行うことで解除することができる。<br> | ||
<code>trap</code>コマンドにシグナルリストのみを指定して、指定されたシグナルの捕捉処理をリセットする。<br> | <code>trap</code>コマンドにシグナルリストのみを指定して、指定されたシグナルの捕捉処理をリセットする。<br> | ||
trap <シグナルリスト> | trap <シグナルリスト> | ||
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# 指定した処理が解除されているのが確認できる | # 指定した処理が解除されているのが確認できる | ||
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== trapコマンドの応用例 1 == | |||
trapコマンドをシェルスクリプトに組み込むことで、<br> | |||
シグナル受信により実行途中で終了する場合に行う終了処理を指定することができる。<br> | |||
trap 'command' 1 2 3 15 # 通常の用途であれば、trapするシグナルは1, 2 , 3, 15のみでよい | |||
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シェルスクリプト内で受け取る可能性があるシグナルには9番(<code>SIGKILL</code>)もあるが、<u>9番(<code>SIGKILL</code>)は指定してもtrapすることができない。</u><br> | |||
したがって、シェルスクリプト内でtrap処理を行う場合は、1、2、3、15のみを指定する。<br> | |||
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以下の例では、<code>trap</code>コマンドを使用して、終了前にゴミ掃除を実行している。<br> | |||
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実行中のシェルスクリプトを割り込み等により途中で終了した場合、スクリプト中で作成した一時ファイルが残ってしまうことがある。<br> | |||
このような一時ファイルを残さないようにするため、<code>trap</code>コマンドを使用して、終了前にゴミ掃除を実行する。<br> | |||
<syntaxhighlight lang="sh"> | |||
#!/usr/bin/env sh | |||
# ゴミ掃除用のtrap処理を指定する | |||
trap 'echo "trapped."; rm -f temp.$$; exit 1' 1 2 3 15 | |||
# trap時に削除するファイルを作成する。 | |||
echo "Trap Test." > temp.$$ | |||
echo "作成されたファイルを確認する" | |||
ls -l temp.$$ | |||
# [Ctrl]+[C]キーを押下するまでループ | |||
echo "[Ctrl]+[C]キーを押下してください" | |||
while : | |||
do | |||
: | |||
done | |||
# 出力 | |||
作成されたファイルを確認する | |||
-rw-r--r-- 1 sunone sunone 11 6月 2日 14:01 temp.9535 | |||
[Ctrl]+[C]キーを押下してください | |||
# ここで、[Ctrl]+[C]キーを押下する | |||
trapped. # トラップ処理が実行されて、一時ファイルが削除される | |||
</syntaxhighlight> | |||
<br><br> | |||
== trapコマンドの応用例 2 == | |||
<code>EXIT</code>シグナルをtrapして、シェルスクリプト終了時に必ず実行される処理を指定する。<br> | |||
trap 'command' EXIT # シェルスクリプト終了時に送信される0番のシグナル(EXIT)をtrapする | |||
<br> | |||
シェルスクリプトが終了する時に終了メッセージを表示するような処理は、予め、<code>EXIT</code>シグナルをtrapすることで実現できる。<br> | |||
また、<code>trap '<コマンド>' 0</code>のように0番を指定しても結果は同じになるが、<br> | |||
trap処理が終了処理であることが明示的に分かる<code>EXIT</code>を指定する方がよい。<br> | |||
<br> | |||
以下の例では、<code>EXIT</code>シグナルをtrapして終了処理を実行している。<br> | |||
このテクニックは、<code>exit</code>コマンドを実行する分岐が複数存在して、かつ、終了時に共通の処理を行う必要がある場合において非常に有効である。<br> | |||
<syntaxhighlight lang="sh"> | |||
#!/usr/bin/env sh | |||
# EXITシグナルをtrapして終了メッセージを指定する | |||
trap "echo '`basename $0`を終了します'" EXIT | |||
# 他のシグナルもtrapしておく | |||
trap "echo '他のシグナルをtrapしました'" 1 2 3 15 | |||
echo "[Ctrl]+[C]キーを押下してください" | |||
# [Ctrl]+[C]キーで終了するため、sleepする | |||
sleep 10 | |||
exit 0 | |||
# 出力 | |||
[Ctrl]+[C]キーを押下してください | |||
# ここで、[Ctrl]+[C]キーを押下する | |||
他のシグナルをtrapしました | |||
xxx.shを終了します # INTシグナルで終了した場合でも、EXITシグナルはtrapできる | |||
</syntaxhighlight> | |||
<br><br> | <br><br> | ||
__FORCETOC__ | __FORCETOC__ | ||
[[カテゴリ:シェルスクリプト]] | [[カテゴリ:シェルスクリプト]] | ||