「インストール - Samba」の版間の差分

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== 概要 ==
== 概要 ==
Raspberry Pi 3でSambaを使用してファイルサーバを構築する。<br>
ここでは、Sambaを使用してファイルサーバを構築する。<br>
ネットワークに接続していないと、Sambaをインストールしても外部からアクセスができないので、既存のネットワークに接続すること。<br>
ネットワークに接続していないと、Sambaをインストールしても外部からアクセスができないので、既存のネットワークに接続すること。<br>
また、Raspberry Pi 3を固定IPアドレスにすること。(ここでは192.168.1.22とする)<br><br>
必ず、Linuxを固定IPアドレスに設定すること。(ここでは192.168.1.5とする)<br>
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== Sambaをインストール ==
== Sambaをインストール ==
まず、最新パッケージリストを取得するため、以下のコマンドを実行する。<br>
まず、最新パッケージリストを取得するため、以下のコマンドを実行する。<br>
  '''sudo apt-get update'''
  # CentOS
 
sudo yum update
# SUSE
sudo zypper update
# Raspberry Pi
sudo apt-get update
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次に、Sambaをインストールするため、以下のコマンドを実行する。<br>
次に、Sambaをインストールするため、以下のコマンドを実行する。<br>
  '''sudo apt-get install samba'''
  # CentOS
 
sudo yum install samba samba-client
# SUSE
sudo zypper install samba samba-client
# Raspberry Pi
sudo apt-get install samba
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== Sambaの設定 ==
== Sambaの設定 ==
ホームディレクトリにSambaで使用する共有ディレクトリを作成する。<br>
ホームディレクトリにSambaで使用する共有ディレクトリを作成する。<br>
  '''mkdir mochiu'''
  mkdir ~/Common
 
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Samba の設定ファイルであるsmb.confを編集する。<br>
Samba の設定ファイルであるsmb.confを編集する。<br>
  '''sudo nano /etc/samba/smb.conf'''
  sudo vi /etc/samba/smb.conf
 
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smb.confの末尾に以下の記述を追加して保存する。<br>
smb.confの末尾に以下の記述を追加して保存する。<br>
  '''[Raspberry_Pi_3]'''
  # 66行目あたり : 以下の2行を追記する
  '''comment = Raspberry Pi 3'''
unix charset = UTF-8
  '''path = /home/pi/samba'''
dos charset = CP932
  '''guest ok = yes'''
  '''read only = no'''
# 90行目あたり : ドメインを設定している場合は変更する
  '''public = yes'''
workgroup = WORKGROUP
  '''browsable = yes'''
  '''force user = pi'''
# 96行目あたり : アクセス制限を行う場合は、アクセスを許可するIPアドレスを指定する
 
hosts allow = 192.168.1.10.
# 126行目あたり : 認証なしでアクセスする場合は追記する
security = <ユーザ名>
passdb backend = tdbsam
map to guest = Bad User
# 末尾に以下を追記する
[Share]
  comment = Shared Directory on Samba
  path = /home/<ユーザ名>/Common
  guest ok = yes
  read only = no
  public = yes
  browsable = yes
  force user = pi
<br>
設定項目の簡単な説明を以下に記載する。<br>
* 設定1 : 下記2項目をセットで設定すると、piユーザ以外はログインできない。<br>
*: available = yes
*: valid users = pi
* 設定2 : どのユーザでログインしても、内部的にpiでログインして接続する。そのユーザ名とパスワードが求められる。
*: force user = pi
* 設定3 : パスワードなしでアクセスするためguestを許可する。Publicとguest okは同じ意味のパラメータである。
*: Public = yes
*: guest ok = yes
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Sambaを再起動するため、以下のコマンドを実行する。<br>
Sambaを再起動するため、以下のコマンドを実行する。<br>
  '''sudo service smbd restart'''
  sudo service smbd restart
  '''sudo service nmbd restart'''
  sudo service nmbd restart
 
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ファイアーウォールを有効にしている場合は、Sambaサービスの許可が必要である。<br>
sudo firewall-cmd --add-service=samba --permanent
sudo firewall-cmd --reload
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SELinuxを有効にしている場合は、SELinuxコンテキストの変更が必要である。<br>
sudo setsebool -P samba_enable_home_dirs on
sudo restorecon -R /home/share
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== 動作の確認 ==
== 動作の確認 ==
エクスプローラまたは[ファイル名を指定して実行]にて、<br>
エクスプローラまたは[ファイル名を指定して実行]にて、<br>
下記のように、IPアドレスまたはホスト名を入力して、共有ディレクトリが表示できるか確認する。<br>
下記のように、IPアドレスまたはホスト名を入力して、共有ディレクトリが表示できるか確認する。<br>
* '''\\192.168.1.22'''
\\192.168.1.5
* '''\\RASPBERRYPI'''
または
 
\\RASPBERRYPI
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[[Category:Raspberry_Pi]]
[[カテゴリ:CentOS]][[カテゴリ:SUSE]][[カテゴリ:Raspberry_Pi]]

2020年6月30日 (火) 23:10時点における版

概要

ここでは、Sambaを使用してファイルサーバを構築する。
ネットワークに接続していないと、Sambaをインストールしても外部からアクセスができないので、既存のネットワークに接続すること。
必ず、Linuxを固定IPアドレスに設定すること。(ここでは192.168.1.5とする)


Sambaをインストール

まず、最新パッケージリストを取得するため、以下のコマンドを実行する。

# CentOS
sudo yum update

# SUSE
sudo zypper update

# Raspberry Pi
sudo apt-get update


次に、Sambaをインストールするため、以下のコマンドを実行する。

# CentOS
sudo yum install samba samba-client

# SUSE
sudo zypper install samba samba-client

# Raspberry Pi
sudo apt-get install samba



Sambaの設定

ホームディレクトリにSambaで使用する共有ディレクトリを作成する。

mkdir ~/Common


Samba の設定ファイルであるsmb.confを編集する。

sudo vi /etc/samba/smb.conf


smb.confの末尾に以下の記述を追加して保存する。

# 66行目あたり : 以下の2行を追記する
unix charset = UTF-8
dos charset = CP932

# 90行目あたり : ドメインを設定している場合は変更する
workgroup = WORKGROUP

# 96行目あたり : アクセス制限を行う場合は、アクセスを許可するIPアドレスを指定する
hosts allow = 192.168.1.10.

# 126行目あたり : 認証なしでアクセスする場合は追記する
security = <ユーザ名>
passdb backend = tdbsam
map to guest = Bad User

# 末尾に以下を追記する
[Share]
comment = Shared Directory on Samba
path = /home/<ユーザ名>/Common
guest ok = yes
read only = no
public = yes
browsable = yes
force user = pi


設定項目の簡単な説明を以下に記載する。

  • 設定1 : 下記2項目をセットで設定すると、piユーザ以外はログインできない。
    available = yes
    valid users = pi
  • 設定2 : どのユーザでログインしても、内部的にpiでログインして接続する。そのユーザ名とパスワードが求められる。
    force user = pi
  • 設定3 : パスワードなしでアクセスするためguestを許可する。Publicとguest okは同じ意味のパラメータである。
    Public = yes
    guest ok = yes


Sambaを再起動するため、以下のコマンドを実行する。

sudo service smbd restart
sudo service nmbd restart


ファイアーウォールを有効にしている場合は、Sambaサービスの許可が必要である。

sudo firewall-cmd --add-service=samba --permanent
sudo firewall-cmd --reload


SELinuxを有効にしている場合は、SELinuxコンテキストの変更が必要である。

sudo setsebool -P samba_enable_home_dirs on
sudo restorecon -R /home/share



動作の確認

エクスプローラまたは[ファイル名を指定して実行]にて、
下記のように、IPアドレスまたはホスト名を入力して、共有ディレクトリが表示できるか確認する。

\\192.168.1.5
または
\\RASPBERRYPI