「統計学 - 連続型確率分布」の版間の差分

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しかし、<math>1 \le x \le 3</math> の実数の範囲とする時、その確率は、<math>\dfrac{1 \le x \le 3}{0 \le x \le 6} = \dfrac{1}{3}</math> となる。<br>
しかし、<math>1 \le x \le 3</math> の実数の範囲とする時、その確率は、<math>\dfrac{1 \le x \le 3}{0 \le x \le 6} = \dfrac{1}{3}</math> となる。<br>
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連続型では、離散型での確率関数Piで確率が計算できない。(実数1つの確率が連続型では必ず0のため)<br>
連続型では、離散型での確率関数Piで確率が計算できない。(実数1つの確率が連続型では必ず0のため)<br>

2025年1月4日 (土) 12:29時点における版

概要



確率密度

離散型でのサンプル数を増加させて、各区間の幅を減少させた時のヒストグラムの極限 (幅を0に近付ける) が連続型での確率密度の曲線になる。
連続型での確率密度の値は、離散型でのヒストグラムの縦軸の値に相当する。

離散型での確率関数Piの代わりに、連続型では確率密度 を用いる。

連続型での確率密度 は、 と積分することにより確率となる。

確率密度 単体は、各xの値の発生確率に比例する相対値の意味である。

例えば、サイコロの目が ではなく、0~6の間の実数値とする場合、0~6の間の実数は無限個 (全体集合の個数 ) となる。
つまり、0~6の間の実数Xを1つ取る時、その確率は、 となる。
連続型では、ある実数1つを取る確率は0となる。

しかし、 の実数の範囲とする時、その確率は、 となる。

Continuous Probability Distribution 3.png


連続型では、離散型での確率関数Piで確率が計算できない。(実数1つの確率が連続型では必ず0のため)

連続型では、次式のように、実数の範囲の確率を積分で考える。
つまり、確率密度関数f(x)の面積で確率を考える。


  • 離散型では全確率関数の和 (= 1)
  • 連続型では実数の全範囲の積分 (= 1)


Continuous Probability Distribution 1.png



累積分布関数

  • 離散型での累積分布関数
    xより小さい確率変数の実現値xiに対応する確率関数Piの和
  • 連続型での累積分布関数


累積分布関数のグラフ

連続型での累積分布関数


Continuous Probability Distribution 2.png


累積分布関数の性質

累積分布関数F(x)は、単調に増加する。
ならば、






連続型確率分布の期待値

  • 離散型での期待値
  • 連続型での期待値



連続型確率分布の分散

  • 離散型での分散
  • 連続型での分散


離散型確率分布および連続型確率分布の両方において、標準偏差σは である。