「インストール - PHP」の版間の差分

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(相違点なし)

2020年4月26日 (日) 09:21時点における版

概要

CentOS7の標準リポジトリのPHPは5.4だが、PHPの現時点での最新バージョンは7.3.6である。(2019/6/17)
また、PHP7以降は大幅な改良がされており、実行速度をはじめ様々なものがアップデートされているので、特別な事情がない限りはアップグレードした方がよい。


PHP7のインストール

PHP5をアンインストールするため、以下のコマンドを実行する。
このとき、php.iniファイルを変更している場合はバックアップを取る。
これは、新しいPHPをインストールした時点でphp.iniファイルが上書きされるためである。

sudo yum remove php-*


次に、PHP7をインストールする。
インストールは、--enablerepoオプションを付加して、以下のコマンドを実行する。
アップデート後は、php.iniファイルが上書きされているのでバックアップから復元する。

sudo yum --enablerepo=remi-php73 install php php-cli.x86_64 php-pdo.x86_64 php-gd.x86_64 php-mbstring.x86_64 php-common.x86_64 php-mysql php73-devel



確認方法

最後に、インストールされたPHPのバージョンを確認するため、以下のコマンドを実行する。

php -v


運用していく上で必要な関連パッケージがあれば、適宜追加する。


インストール時の注意点

PHP7をインストールするとき、旧バージョンのPHPが指定されることを防ぐため、一旦すべてのリポジトリを無効化し、PHP7のリポジトリを指定する。

sudo yum --disablerepo=* --enablerepo=remi,remi-php73 install php hp-cli.x86_64 php-pdo.x86_64 php-gd.x86_64 php-mbstring.x86_64 php-common.x86_64 php-mysql php73-devel


EPELリポジトリおよびRemiリポジトリの追加方法で、EPELリポジトリの公開鍵を取得するためにlibargon2をインストールしているが、
このパッケージは、PHP7をインストールする際に依存性パッケージとして必要になる。
もし、libargon2をインストールせずにPHPをインストールしようとすると、恐らくEPELが無いために依存性が解決されない。
PHP7をインストールする前に、以下のコマンドを実行してlibargon2をインストールする。

sudo yum --disablerepo=* --enablerepo=epel install libargon2