「インストール - Bluetoothドライバ」の版間の差分

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競合するBluetoothモジュールをブラックリストに入れるため、/etc/modprobe.dディレクトリに.confファイル作成して、以下の内容を記述する。<br>
競合するBluetoothモジュールをブラックリストに入れるため、/etc/modprobe.dディレクトリに.confファイル作成して、以下の内容を記述する。<br>
以下の例では、/etc/modprobe.d/50-bluetooth-blacklist.confファイルを作成している。<br>
以下の例では、/etc/modprobe.d/50-bluetooth-blacklist.confファイルを作成している。<br>
<u>※不要の可能性あり</u><br>
  sudo vi /etc/modprobe.d/50-bluetooth-blacklist.conf
  sudo vi /etc/modprobe.d/50-bluetooth-blacklist.conf
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<u>※注意</u><br>
<u>※注意</u><br>
<u>Linuxカーネルをアップデートした場合は自動的にRTL8761BUドライバが削除されるため、再度、RTL8761BUドライバをインストールする必要がある。</u>
<u>Linuxカーネルをアップデートした場合は自動的にRTL8761BUドライバが削除されるため、再度、RTL8761BUドライバをインストールする必要がある。</u>
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もし、既にRTL8761BUモジュールのバックアップが存在する場合、<br>
rtk_btusbモジュール、rtl8761bu_fwファイル、rtl8761bu_configファイルを以下のディレクトリにコピーして、モジュール群をデプロイすることもできる。<br>
# RTL8761BUモジュールのコピー
sudo cp rtk_btusb.ko /lib/modules/$(uname -r)/kernel/drivers/bluetooth/
sudo cp rtl8761bu_fw  rtl8761bu_config  /lib/firmware/
# モジュール群のデプロイ
sudo depmod -a $(uname -r)
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2022年1月30日 (日) 07:42時点における版

概要

LinuxでBluetoothデバイスを制御する場合、専用ドライバをインストールする必要がある可能性が高い。

ここでは、Bluetoothデバイスの各チップにおいて、専用ドライバのインストール手順を記載する。


BlueZのインストール

パッケージ管理システムからインストール

BlueZをインストールする。

sudo zypper install bluez


BlueZサービスを開始する。

sudo systemctl start bluetooth


BlueZサービスを自動起動に設定する。

sudo systemctl enable bluetooth


ソースコードからインストール

BlueZのビルドに必要なライブラリをインストールする。

sudo zypper install dbus-1-devel glib2-devel libudev-devel libical-devel rst2html5


BlueZの公式Webサイトにアクセスして、BlueZのソースコードをダウンロードする。
ダウンロードしたファイルを解凍する。

tar xf bluez-<バージョン>.tar.xz
cd bluez-<バージョン>


BlueZをビルドおよびインストールする。

mkdir build && cd build

../configure --prefix=<BlueZのインストールディレクトリ> \
             --mandir=/<BlueZのインストールディレクトリ>/share/man \
             --sysconfdir=/<BlueZのインストールディレクトリ>/etc \
             --localstatedir=/<BlueZのインストールディレクトリ>/var \
             --libexecdir=/<BlueZのインストールディレクトリ>/lib
make -j $(nproc)
make install


~/.profileファイル等に、環境変数の設定を記述する。

vi ~/.profile


# ~/.profileファイル

export PATH="/<BlueZのインストールディレクトリ>/bin:$PATH"
export LD_LIBRARY_PATH="/<BlueZのインストールディレクトリ>/lib64:/<BlueZのインストールディレクトリ>/lib:$LD_LIBRARY_PATH"



RTL8761BUドライバ

RTL8761BUドライバのインストール

Realtek社のRTL8761B(RTL8761BUV)チップを搭載したUSBドングルは、Linuxカーネル 2.6.32以降に対応している。

競合するBluetoothモジュールをブラックリストに入れるため、/etc/modprobe.dディレクトリに.confファイル作成して、以下の内容を記述する。
以下の例では、/etc/modprobe.d/50-bluetooth-blacklist.confファイルを作成している。
※不要の可能性あり

sudo vi /etc/modprobe.d/50-bluetooth-blacklist.conf


# /etc/modprobe.d/50-bluetooth-blacklist.confファイル

blacklist btrtl
blacklist btusb
blacklist btintel
blacklist btbcm


BluetoothのUSBドングルをPCに接続して、デバイスが認識されているかどうかを確認する。

sudo hwinfo --bluetooth


標準のBluetoothカーネルモジュール(btusbファイル)をバックアップする。

sudo cp /lib/modules/$(uname -r)/kernel/drivers/bluetooth/btusb.ko.xz \
        /lib/modules/$(uname -r)/kernel/drivers/bluetooth/btusb_org.ko.xz


RTL8761BUドライバのソースコードをダウンロードする。

git clone https://github.com/mohclips/realtek_bt_kernel_driver.git
# または
git clone https://github.com/Elif-dot/RTL8761BU.git
# または
wget https://mpow.s3-us-west-1.amazonaws.com/mpow_BH519A_driver+for+Linux.7z
# または
https://drive.google.com/file/d/1FkzIOuNAc1HErqbhkmbkwEisviAQP2IC/view にアクセスしてダウンロードする。


ダウンロードしたファイルのディレクトリに移して、RTL8761BUドライバをビルドおよびインストールする。

cd <RTL8761BUドライバのソースディレクトリ>
sudo make install INTERFACE=usb

sudo cp rtkbt-firmware/lib/firmware/rtl8761bu_fw  rtkbt-firmware/lib/firmware/rtl8761bu_config \
        /lib/firmware/
# または
sudo cp 8761BU/rtl8761bu_fw  8761BU/rtl8761bu_config  /lib/firmware/


もし、インストールに失敗する場合は、Linuxカーネルを修復する。

cd /usr/src/linux
sudo make oldconfig
sudo make prepare


RTL8761BUドライバのソースディレクトリは、任意のディレクトリに保存する。

以下のコマンドは不要の可能性が高いが、記載しておく。

sudo modprobe rtk_btusb  # 不要の可能性あり


PCを再起動する。

※注意
Linuxカーネルをアップデートした場合は自動的にRTL8761BUドライバが削除されるため、再度、RTL8761BUドライバをインストールする必要がある。
もし、既にRTL8761BUモジュールのバックアップが存在する場合、
rtk_btusbモジュール、rtl8761bu_fwファイル、rtl8761bu_configファイルを以下のディレクトリにコピーして、モジュール群をデプロイすることもできる。

# RTL8761BUモジュールのコピー
sudo cp rtk_btusb.ko /lib/modules/$(uname -r)/kernel/drivers/bluetooth/
sudo cp rtl8761bu_fw  rtl8761bu_config  /lib/firmware/

# モジュール群のデプロイ
sudo depmod -a $(uname -r)


RTL8761BUドライバのアンインストール

RTL8761BUドライバをアンインストールする。

cd /<RTL8761BUドライバのソースディレクトリ>/rtkbt-firmware/lib/firmware
sudo make uninstall


標準のBluetoothドライバを有効にする。

sudo rm /etc/modprobe.d/50-bluetooth-blacklist.conf


RTL8761BUドライバのファームウェアファイルおよびその設定ファイルを削除する。

sudo rm /lib/firmware/rtl8761bu_fw /lib/firmware/rtl8761bu_config



リモートウェイクアップ機能

リモートウェイクアップ機能とは、ペアリングした端末からデータを受信をした場合、自動的にスリープ / サスペンド状態から復帰する機能である。

lsusbコマンドを実行して、Bluetoothデバイスのベンダ名と製品IDを確認する。
以下の例では、ベンダ名(idVendor)は0bda、製品ID(idProduct)は1724である。

lsusb

# 出力例
Bus 003 Device 001: ID 1d6b:0002 Linux Foundation 2.0 root hub
Bus 002 Device 001: ID 1d6b:0003 Linux Foundation 3.0 root hub
Bus 001 Device 003: ID 062a:4102 MosArt Semiconductor Corp. Wireless Mouse
Bus 001 Device 002: ID 0bda:1724 Realtek Semiconductor Corp.
Bus 001 Device 001: ID 1d6b:0002 Linux Foundation 2.0 root hub


/etc/udev/rules.dディレクトリに、新しいルールファイル(ファイル名は任意)を作成して、以下の内容を記述する。
echo enabledおよびecho disabledを記述することにより、リモートウェイクアップ機能の有効 / 無効を設定する。

sudo vi /etc/udev/rules.d/90-BluetoothWakeUp.rules


# /etc/udev/rules.d/90-BluetoothWakeUp.rulesファイル

SUBSYSTEM=="usb", ATTRS{idVendor}=="<ベンダ名>", ATTRS{idProduct}=="<製品ID>" RUN+="/bin/sh -c 'echo enabled > /sys$env{DEVPATH}/../power/wakeup'"


BluetoothデバイスのUSBドングルをPCに再接続して、リモートウェイクアップ機能が有効になっているかどうかを確認する。