「インストール - クリップボード」の版間の差分

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== 概要 ==
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クリップボードは、システム上のクリップボードに保存された全ての履歴を保持するユーティリティやツールのことである。<br>
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ここでは、様々なクリップボードマネージャとインストール手順を記載する。<br>
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== CopyQ ==
== CopyQ ==
==== CopyQとは ====
==== CopyQとは ====
CopyQは、強力なクリップボードマネージャであり、データの保存、エントリの編集したり、暗号化等をすることができる。<br>
CopyQは強力なクリップボードマネージャであり、データの保存、エントリの編集したり、暗号化等をすることができる。<br>
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ここでは、CopyQのインストール方法を記載する。<br>
ここでは、CentOSとSUSEにおいて、CopyQのインストール方法を記載する。<br>
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==== CopyQのインストール ====
==== CopyQのインストール ====
* Windows
* Windows
*: [https://github.com/hluk/CopyQ/releases CopyQのGithub]にアクセスして、Windows10向けのEXEファイルをダウンロードする。<br>
*: [https://github.com/hluk/CopyQ/releases CopyQのGithub]にアクセスして、Windows10向けのEXEファイルをダウンロードする。
*: ダウンロードしたファイルをダブルクリックしてインストールする。<br>
*: ダウンロードしたファイルをダブルクリックしてインストールする。
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* CentOS
* CentOS
** パッケージ管理システムからインストール
** パッケージ管理システムからインストール
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*: この機能の使い方は、[新規項目]アイコンを押下して、そこからテキストを書き込み、[保存]アイコンを押下する。
*: この機能の使い方は、[新規項目]アイコンを押下して、そこからテキストを書き込み、[保存]アイコンを押下する。
*: すると、CopyQが保存したデータの一覧に、新しいクリップボードエントリが追加される。
*: すると、CopyQが保存したデータの一覧に、新しいクリップボードエントリが追加される。
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== GPaste ==
==== GPasteとは ====
GNOMEベースの優れたクリップボードマネージャであるが、様々なデスクトップ環境でも動作する。<br>
GPasteは、以下のような機能を持っている。<br>
* GNOMEシェルとの統合
* クリップボードの履歴管理
* クイックアクセスのショートカット
* 画像のコピー
* GTK+3 GUI
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==== GPasteのインストール ====
GPasteのソースコードをダウンロードする。<br>
git clone https://github.com/Keruspe/GPaste.git
cd GPaste
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GPasteのソースコードをコンパイルしてインストールする。<br>
./autogen.sh
./configure --sysconfdir=/home/<ユーザ名>/.GPaste --prefix=/home/<ユーザ名>/InstallSoftware/GPaste
make -j 8
make install
sudo glib-compile-schemas /usr/share/glib-2.0/schemas/
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__FORCETOC__
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[[カテゴリ:CentOS]][[カテゴリ:SUSE]][[カテゴリ:Windows10]]
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2020年10月25日 (日) 13:35時点における版

概要

クリップボードは、システム上のクリップボードに保存された全ての履歴を保持するユーティリティやツールのことである。

ここでは、様々なクリップボードマネージャとインストール手順を記載する。


CopyQ

CopyQとは

CopyQは強力なクリップボードマネージャであり、データの保存、エントリの編集したり、暗号化等をすることができる。
ここでは、CopyQのインストール方法を記載する。

CopyQのインストール

  • Windows
    CopyQのGithubにアクセスして、Windows10向けのEXEファイルをダウンロードする。
    ダウンロードしたファイルをダブルクリックしてインストールする。

  • CentOS
    • パッケージ管理システムからインストール
      パッケージ管理システムを使用して、以下のコマンドを実行する。
      sudo yum install copyq
      または
      sudo dnf install copyq

    • ソースコードからインストール
      CopyQの依存関係のライブラリをインストールするため、以下のコマンドを実行する。
      sudo yum install gcc-c++ git cmake libXtst-devel libXfixes-devel qt5-qtbase-devel qt5-qtsvg-devel qt5-qttools-devel qt5-qtscript-devel qt5-qtx11extras-devel
      CopyQのソースコードをダウンロードする。
      git clone https://github.com/hluk/CopyQ.git
      cd CopyQ
      CopyQのソースコードをコンパイルしてインストールする。
      cmake . -DCMAKE_INSTALL_PREFIX=<インストールディレクトリ>
      make -j 8

  • SUSE
    CopyQのGithubにアクセスして、SUSE向けのrpmファイルをダウンロードする。
    ダウンロードしたファイルにおいて、以下のコマンドを実行してインストールする。
    sudo zypper install copyq_<バージョン>_openSUSE_.*.rpm


自動起動の設定

CopyQを使用する前に、自動起動エントリを設定しておくことを推奨する。
スタートアップエントリを設定することは、クリップボードのデータを常に監視して保存するためには重要である。

CopyQの起動エントリを設定するには様々な方法があるが、ここではターミナルに焦点を当てて記載する。

まず、デスクトップエントリディレクトリに移動する。

cd /usr/local/share/applications


自動起動エントリのディレクトリを作成して、CopyQのデスクトップエントリファイルをそのディレクトリにコピーする。

sudo cp com.github.hluk.copyq.desktop ~/.config/autostart


デスクトップエントリファイルのパーミッションを変更する。

chmod +x ~/.config/autostart/com.github.hluk.copyq.desktop


CopyQの操作方法

  • コピー
    CopyQには多くの機能があるが、主となるのはクリップボードマネージャである。
    使用するには、任意のテキストを選択してコピーすると、自動的にCopyQのエントリーとして保存される。


  • クリップボードに移動
    CopyQの古いエントリーをクリップボードに移動する場合は、古いエントリーを選択して[クリップボードに移動]アイコンを押下する。


  • エントリの暗号化
    CopyQに保存した機密情報は、暗号化機能を使用すべきである。
    暗号化するには、エントリーを選択して[ロック]アイコンを押下する。そうすると、GnuPGが起動して自動的にデータが暗号化される。
    ※注意
    暗号化機能は、GnuPGが必須である。


  • エントリの作成
    CopyQの機能には、クリップボードを使用せずにクリップボードの新規項目を作成する機能がある。
    この機能の使い方は、[新規項目]アイコンを押下して、そこからテキストを書き込み、[保存]アイコンを押下する。
    すると、CopyQが保存したデータの一覧に、新しいクリップボードエントリが追加される。



GPaste

GPasteとは

GNOMEベースの優れたクリップボードマネージャであるが、様々なデスクトップ環境でも動作する。
GPasteは、以下のような機能を持っている。

  • GNOMEシェルとの統合
  • クリップボードの履歴管理
  • クイックアクセスのショートカット
  • 画像のコピー
  • GTK+3 GUI


GPasteのインストール

GPasteのソースコードをダウンロードする。

git clone https://github.com/Keruspe/GPaste.git 
cd GPaste


GPasteのソースコードをコンパイルしてインストールする。

./autogen.sh
./configure --sysconfdir=/home/<ユーザ名>/.GPaste --prefix=/home/<ユーザ名>/InstallSoftware/GPaste
make -j 8
make install
sudo glib-compile-schemas /usr/share/glib-2.0/schemas/