「Qtの設定 - デバッグ」の版間の差分
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また、初期設定では、デバッガが開始されるとQT Creatorもフォアグラウンドに配置されて、開始されたターミナルが背面に表示される。<br> | また、初期設定では、デバッガが開始されるとQT Creatorもフォアグラウンドに配置されて、開始されたターミナルが背面に表示される。<br> |
2020年5月1日 (金) 18:10時点における版
概要
Qt Creatorに於いて、デバッグ時に使用するコンソールを変更する方法を記載する。
Qt Creatorの設定
Qt Creatorで、CMakeを使用するプロジェクトを作成してデバッグを実行するとき、以下の警告文が表示される場合がある。
warning: GDB: Failed to set controlling terminal: ...
下図に示すように、Qt Creatorの左側パネルにある[プロジェクト] - [Build & Run] - [Run]を選択する。
[実行時の選択]画面が表示されるので、[実行]項目の[ターミナルで実行]チェックボックスにチェックを入力する。
これにより、QT Creatorは、GDBで適切に動作するXterm(デフォルト)内でプログラムを実行する。
デバッグターミナルを別のソフトウェアに変更する場合は、Qt Creatorのメニューバーから、
[ツール] - [オプション] - [環境] - [システム]タブ - [ターミナル]項目に、デバッグターミナルとして使用するソフトウェアのフルパス名を記述する。
このパラメーターは、外部コマンドまたはソフトウェアを実行するように指示する。
# X terminalをデバッグターミナルに設定する場合 /usr/bin/xterm --separate -e # konsoleをデバッグターミナルに設定する場合 /usr/bin/konsole --separate -e
また、初期設定では、デバッガが開始されるとQT Creatorもフォアグラウンドに配置されて、開始されたターミナルが背面に表示される。
この動作を変更(デバッグターミナルを前面に配置)するには、Qt Creatorのメニューバーから、
[ツール] - [オプション] - [デバッガ] - [一般]タブ - [Bring Qt Creator to foreground when application interrupts]チェックボックスをオフにする。