「2台のPCを直接LANケーブルで接続してフォルダを共有する方法」の版間の差分
ナビゲーションに移動
検索に移動
(ページの作成:「== 設定手順 == 次の項目を順番に設定する。<br> 1. ネットワークを構築する。<br> 2. ワークグループとコンピュータ名を設定する…」) |
(→PCの接続) |
||
(2人の利用者による、間の5版が非表示) | |||
1行目: | 1行目: | ||
== 設定手順 == | == 設定手順 == | ||
# 2台のPCを有線LANで直接接続する。 | |||
# ワークグループとコンピュータ名を設定する。 | |||
# 共有オプションを設定する。 | |||
# 共有フォルダを作成する。 | |||
# 共有設定を確認する。 | |||
<br><br> | <br><br> | ||
== | == PCの接続 == | ||
まず、フォルダを共有する2台のPCを1本のLANケーブル (クロスケーブル) で接続する。<br> | |||
<br> | |||
<u>※注意 1</u><br> | |||
<u>自動判別機能 (AutoMDI / MDI-X) があるPCでは、ストレートケーブルで接続することも可能である。</u><br> | |||
<br> | |||
<u>※注意 2</u><br> | |||
<u>ワークグループは共通に設定する必要がある。</u><br> | |||
<u>また、LANケーブル以外の機器は不要である。</u><br> | |||
<br><br> | <br><br> | ||
== | == ワークグループ名とコンピュータ名の設定 == | ||
次に、ワークグループおよびコンピュータ名を設定して、ローカルネットワークを構築する。<br> | |||
<br> | <br> | ||
有線LANに接続されているPCのコンピュータ名とワークグループ名を、以下に示すように設定する。<br> | |||
<br> | <br> | ||
* ワークグループ | |||
*: LANケーブルで接続する2台のPCは、同じワークグループ名を設定する。 | |||
例: | *: 例: | ||
1台目のPC1のコンピュータ名 : PC-1234 | *: 1台目のPC1のワークグループ : WORKGROUP | ||
2台目のPC2のコンピュータ名 : PC-5678 | *: 2台目のPC2のワークグループ : WORKGROUP | ||
*: <br> | |||
* コンピュータ名 | |||
*: LANケーブルで接続する2台のPCは、異なるコンピュータ名を付ける。 | |||
*: 例: | |||
*: 1台目のPC1のコンピュータ名 : PC-1234 | |||
*: 2台目のPC2のコンピュータ名 : PC-5678 | |||
<br><br> | <br><br> | ||
== | == 共有オプションの設定 == | ||
フォルダを共有するために必要な共有オプションを設定する。<br> | フォルダを共有するために必要な共有オプションを設定する。<br> | ||
<br> | <br> | ||
# [スタート] - [設定] - [ネットワークとインターネット] - [イーサネット] - [共有の詳細オプションを変更する]の順に選択する。 | |||
# [共有の詳細設定]画面が表示されるので、[ネットワーク探索]項目の[ネットワーク探索を有効にする]にチェックを入れる。 | |||
# [ファイルとプリンターの共有]項目の[ファイルとプリンターの共有を有効にする]にチェックを入れる。 | |||
# [パブリックフォルダーの共有]項目の[共有を有効にして、ネットワークアクセスがある場合は...]にチェックを入れる。 | |||
# [パスワード保護共有]項目は任意で設定する。 | |||
# [変更の保存]ボタンを押下する。 | |||
# PCを再起動する。 | |||
<br><br> | <br><br> | ||
== | == 共有フォルダの作成 == | ||
パブリックフォルダ以外に共有フォルダを使用する場合は、以下に示す手順で共有フォルダを作成する。<br> | |||
<br> | <br> | ||
# 共有したいフォルダを右クリックし、表示されるメニューから[プロパティ]を押下して、フォルダのプロパティを表示する。 | |||
# [共有]タブを押下して、[ネットワークのファイルとフォルダーの共有]の[共有]ボタンを押下する。 | |||
# プルダウンからEveryoneを選択して、[追加]ボタンを押下する。([名前]の一覧に[Everyone]が追加されたことを確認する) | |||
# [Everyone]の[アクセス許可のレベル]プルダウンから、以下に示す任意のアクセスレベルを選択する。 | |||
#* 読み取り | |||
#*: 他のPCから、ファイルのオープンおよびコピーすることができる。 | |||
#*: フォルダ内にファイルを作成または変更することはできない。 | |||
#* 読み取り / 書き込み | |||
#*: 他のPCから、フォルダ内にファイルを作成・編集・削除することができる。 | |||
#* 削除 | |||
#*: 追加したユーザを、一覧から削除する。 | |||
# [共有]ボタンを押下する。 | |||
# [終了]ボタンを押下する。 | |||
<br> | <br> | ||
<u>次に、フォルダの共有を設定するユーザを追加する。(推奨)</u><br> | |||
<u>上記のEveryoneと同様に追加しなくても共有できる場合があるが、パスワードの設定をしている場合、または、環境により追加しないと共有できない場合がある。</u><br> | |||
# [グループまたはユーザ名]画面下部にある[追加]ボタンを押下する。 | |||
# [ユーザまたはグループの選択]画面が開くので、[詳細設定]ボタンを押下する。 | |||
# [ユーザまたはグループの選択の詳細]画面が開くので、画面の右中央にある[検索]ボタンを押下する。 | |||
# [検索結果]リストから、この共有を設定しているユーザ名を選択する。 | |||
# [ユーザまたはグループの選択]画面に戻るので、ユーザ名を確認して[OK]ボタンを押下する。 | |||
# [アクセス許可]画面に戻るので、[フルコントロール]チェックボックスにチェックを入力して[OK]ボタンを押下する。 | |||
# [詳細な共有]画面に戻るので、[OK]ボタンを押下する。 | |||
<br><br> | <br><br> | ||
== | == 共有設定の確認 == | ||
次の手順で、作成した共有フォルダにアクセス可能かどうかを確認する。<br> | 次の手順で、作成した共有フォルダにアクセス可能かどうかを確認する。<br> | ||
<br> | <br> | ||
# エクスプローラを開き、画面左側メニューから[ネットワーク]を選択する。 | |||
# [ネットワーク]画面が表示されるので、アクセスするPCのコンピュータ名と、アクセスされるPCのコンピュータ名が表示されていることを確認する。 | |||
# アクセスするコンピュータ名を選択する。 | |||
# [共有フォルダーを作成する]の手順で作成した共有フォルダを選択する。 | |||
# 共有フォルダ内にファイル(または"このフォルダーは空です。"と表示されている)が表示されいてれば完了である。 | |||
<br><br> | <br><br> | ||
{{#seo: | |||
|title={{PAGENAME}} : Exploring Electronics and SUSE Linux | MochiuWiki | |||
|keywords=MochiuWiki,Mochiu,Wiki,Mochiu Wiki,Electric Circuit,Electric,pcb,Mathematics,AVR,TI,STMicro,AVR,ATmega,MSP430,STM,Arduino,Xilinx,FPGA,Verilog,HDL,PinePhone,Pine Phone,Raspberry,Raspberry Pi,C,C++,C#,Qt,Qml,MFC,Shell,Bash,Zsh,Fish,SUSE,SLE,Suse Enterprise,Suse Linux,openSUSE,open SUSE,Leap,Linux,uCLnux,Podman,電気回路,電子回路,基板,プリント基板 | |||
|description={{PAGENAME}} - 電子回路とSUSE Linuxに関する情報 | This page is {{PAGENAME}} in our wiki about electronic circuits and SUSE Linux | |||
|image=/resources/assets/MochiuLogo_Single_Blue.png | |||
}} | |||
__FORCETOC__ | __FORCETOC__ | ||
[[カテゴリ: | [[カテゴリ:Windows7]][[カテゴリ:Windows10]] |
2024年12月25日 (水) 00:23時点における最新版
設定手順
- 2台のPCを有線LANで直接接続する。
- ワークグループとコンピュータ名を設定する。
- 共有オプションを設定する。
- 共有フォルダを作成する。
- 共有設定を確認する。
PCの接続
まず、フォルダを共有する2台のPCを1本のLANケーブル (クロスケーブル) で接続する。
※注意 1
自動判別機能 (AutoMDI / MDI-X) があるPCでは、ストレートケーブルで接続することも可能である。
※注意 2
ワークグループは共通に設定する必要がある。
また、LANケーブル以外の機器は不要である。
ワークグループ名とコンピュータ名の設定
次に、ワークグループおよびコンピュータ名を設定して、ローカルネットワークを構築する。
有線LANに接続されているPCのコンピュータ名とワークグループ名を、以下に示すように設定する。
- ワークグループ
- LANケーブルで接続する2台のPCは、同じワークグループ名を設定する。
- 例:
- 1台目のPC1のワークグループ : WORKGROUP
- 2台目のPC2のワークグループ : WORKGROUP
- コンピュータ名
- LANケーブルで接続する2台のPCは、異なるコンピュータ名を付ける。
- 例:
- 1台目のPC1のコンピュータ名 : PC-1234
- 2台目のPC2のコンピュータ名 : PC-5678
共有オプションの設定
フォルダを共有するために必要な共有オプションを設定する。
- [スタート] - [設定] - [ネットワークとインターネット] - [イーサネット] - [共有の詳細オプションを変更する]の順に選択する。
- [共有の詳細設定]画面が表示されるので、[ネットワーク探索]項目の[ネットワーク探索を有効にする]にチェックを入れる。
- [ファイルとプリンターの共有]項目の[ファイルとプリンターの共有を有効にする]にチェックを入れる。
- [パブリックフォルダーの共有]項目の[共有を有効にして、ネットワークアクセスがある場合は...]にチェックを入れる。
- [パスワード保護共有]項目は任意で設定する。
- [変更の保存]ボタンを押下する。
- PCを再起動する。
共有フォルダの作成
パブリックフォルダ以外に共有フォルダを使用する場合は、以下に示す手順で共有フォルダを作成する。
- 共有したいフォルダを右クリックし、表示されるメニューから[プロパティ]を押下して、フォルダのプロパティを表示する。
- [共有]タブを押下して、[ネットワークのファイルとフォルダーの共有]の[共有]ボタンを押下する。
- プルダウンからEveryoneを選択して、[追加]ボタンを押下する。([名前]の一覧に[Everyone]が追加されたことを確認する)
- [Everyone]の[アクセス許可のレベル]プルダウンから、以下に示す任意のアクセスレベルを選択する。
- 読み取り
- 他のPCから、ファイルのオープンおよびコピーすることができる。
- フォルダ内にファイルを作成または変更することはできない。
- 読み取り / 書き込み
- 他のPCから、フォルダ内にファイルを作成・編集・削除することができる。
- 削除
- 追加したユーザを、一覧から削除する。
- 読み取り
- [共有]ボタンを押下する。
- [終了]ボタンを押下する。
次に、フォルダの共有を設定するユーザを追加する。(推奨)
上記のEveryoneと同様に追加しなくても共有できる場合があるが、パスワードの設定をしている場合、または、環境により追加しないと共有できない場合がある。
- [グループまたはユーザ名]画面下部にある[追加]ボタンを押下する。
- [ユーザまたはグループの選択]画面が開くので、[詳細設定]ボタンを押下する。
- [ユーザまたはグループの選択の詳細]画面が開くので、画面の右中央にある[検索]ボタンを押下する。
- [検索結果]リストから、この共有を設定しているユーザ名を選択する。
- [ユーザまたはグループの選択]画面に戻るので、ユーザ名を確認して[OK]ボタンを押下する。
- [アクセス許可]画面に戻るので、[フルコントロール]チェックボックスにチェックを入力して[OK]ボタンを押下する。
- [詳細な共有]画面に戻るので、[OK]ボタンを押下する。
共有設定の確認
次の手順で、作成した共有フォルダにアクセス可能かどうかを確認する。
- エクスプローラを開き、画面左側メニューから[ネットワーク]を選択する。
- [ネットワーク]画面が表示されるので、アクセスするPCのコンピュータ名と、アクセスされるPCのコンピュータ名が表示されていることを確認する。
- アクセスするコンピュータ名を選択する。
- [共有フォルダーを作成する]の手順で作成した共有フォルダを選択する。
- 共有フォルダ内にファイル(または"このフォルダーは空です。"と表示されている)が表示されいてれば完了である。