📢 Webサイト閉鎖と移転のお知らせ
このWebサイトは2026年9月に閉鎖いたします。
新しい記事は移転先で追加しております。(旧サイトでは記事を追加しておりません)
| (同じ利用者による、間の4版が非表示) | |||
| 8行目: | 8行目: | ||
==== uA741 ==== | ==== uA741 ==== | ||
<br> | <br> | ||
==== 温度制御 ==== | ==== 安定性と性能の向上 ==== | ||
オペアンプ741の安定性と性能を向上させるため、以下に示す回路要素を推奨する。<br> | |||
<br> | |||
* 電源端子およびGND端子 | |||
*: ノイズ対策と電源の安定化のため、0.1[uF]のバイパスコンデンサを各電源端子とGND間に追加する。 | |||
*: <br> | |||
* オフセット補正 | |||
*: 出力オフセット電圧の補正のため、1ピンおよび5ピンに1[kΩ]~10[kΩ]の抵抗を接続する。 | |||
*: ただし、精度の不要な回路では厳密な補正は不要の可能性がある。 | |||
*: <br> | |||
* フィードバック回路 | |||
*: 応答特性を改善させるため、 | |||
*: 出力端子から反転入力端子への帰還経路に100[kΩ]程度の抵抗を接続する。 | |||
*: また、必要に応じて、10[pF]~100[pF]の小容量コンデンサを並列に接続する。 | |||
*: <br> | |||
* 入力保護 | |||
*: サージ電圧からの保護するため、反転入力端子および非反転入力端子にそれぞれ1[kΩ]〜10[kΩ]の程度の直列抵抗を接続する。 | |||
*: <br> | |||
*: バイポーラ入力のオペアンプでは、入力バイアス電流が比較的大きいため、1[kΩ]〜5[kΩ]程度の小さめの抵抗を使用する。<br> | |||
*: JFET入力のオペアンプでは、入力バイアス電流が小さいため、2[kΩ]〜10[kΩ]程度のより大きな抵抗を使用する。<br> | |||
*: CMOS入力のオペアンプでは、入力バイアス電流が極めて小さいため、5[kΩ]〜10[kΩ]程度のより大きな抵抗を使用する。<br> | |||
*: <br> | |||
*: ただし、これらの値は以下に示すような要因も考慮する。<br> | |||
*:* 回路の帯域幅要件 | |||
*:* ノイズ要件 | |||
*:* 入力バイアス電流による電圧降下 | |||
*:* 実際に想定されるサージ電圧の大きさ | |||
*: <br> | |||
*: 特に高速動作が必要な場合は、寄生容量の影響を考慮して、より小さな抵抗値を選択することが望ましい。<br> | |||
*: <br> | |||
*: 必要に応じて追加のTVS (過渡電圧サプレッサ) ダイオードやツェナーダイオードによる保護を検討する。 | |||
*: <br> | |||
* 高周波ノイズ対策 | |||
*: 高周波ノイズの除去するため、非反転入力端子とGND間に0.01[uF]のコンデンサを接続する。 | |||
<br> | |||
低周波回路の場合は、以下に示す2つの対策を行う。<br> | |||
* 電源端子およびGND端子に0.1[uF]程度のバイパスコンデンサを接続する。 | |||
* 各入力端子に1〜10[kΩ]程度の入力保護抵抗を直列接続する。 | |||
<br> | |||
==== 使用例 : 温度制御 ==== | |||
以下に示す回路は、周辺の温度が設定値を超えた場合、自動的にDCファンを作動させることにより、発熱する電子機器を冷却することができる。<br> | 以下に示す回路は、周辺の温度が設定値を超えた場合、自動的にDCファンを作動させることにより、発熱する電子機器を冷却することができる。<br> | ||
温度が正常値に戻ると自動的に停止して、DCモータとファンを使用する。<br> | 温度が正常値に戻ると自動的に停止して、DCモータとファンを使用する。<br> | ||