「インストール - Mono(SUSE)」の版間の差分
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2024年2月1日 (木) 18:34時点における版
概要
ここでは、MonoDevelop IDEをインストールして開始する方法を記載する。
また、MonoDevelopを使用すると、Linux、Windows、Mac OS XでデスクトップおよびWebアプリケーションを作成できる。
さらに、MonoDevelopにより、開発者はVisual Studioで作成された.NETアプリケーションをLinuxおよびMac OS Xに簡単に移植でき、
全てのプラットフォームで単一のコードベースを維持できる。
Mono Completeのインストール
パッケージ管理システムからインストール
sudo zypper install mono-complelte patterns-devel-mono-devel_mono # Monoに関連する全てのパッケージをインストールする場合
リポジトリを追加してインストール
SUSEソフトウェアセンターからMono Completeのリポジトリを追加して、インストールする。
ただし、これは有志が作成しているリポジトリのため、自己責任で行うことに注意する。
※注意
SUSEの公式リポジトリを追加して、より新しいMono Completeをインストールすることもできる。
ただし、現在 (2024/01) は、最新のSUSE向けのパッケージが削除されていることに注意する。
# SLE 15 SP1のみ sudo zypper ar -cfp 90 https://download.opensuse.org/repositories/Mono/SLE_15_SP1/ Mono
ソースコードからインストール
Monoの公式Webサイトに記載されている方法で、ソースコードからコンパイルしてインストールする。
まず、Monoのビルドに必要なライブラリをインストールする。
sudo zypper install git autoconf libtool automake gettext cmake python3 curl
次に、Monoの公式Webサイトからソースコードをダウンロードして解凍する。
tar xf mono-<バージョン名>.tar.xz
git clone
コマンドを実行して、ソースコードをダウンロードすることもできる。
git clone --recursive git@github.com:mono/mono cd mono git submodule update --init --recursive
Monoをビルドおよびインストールする。
この時、ビルドディレクトリは作成しないこと。(ビルドディレクトリを作成してビルドする場合、configure
スクリプトでエラーが出力される)
cd mono-<バージョン名> # Tarballの場合 ./configure --prefix=<Monoのインストールディレクトリ> \ --with-core # .NET Coreを有効にする場合 --with-x # X11を使用する場合 # Gitからソースコードをダウンロードした場合 ./autogen.sh --prefix=<Monoのインストールディレクトリ> \ --with-core # .NET Coreを有効にする場合 --with-x # X11を使用する場合 make -j $(nproc) make install
ビルドテストを行う場合、make -j $(nproc) check
コマンドを実行する。
また、Mono-test-installスクリプトファイルを使用して、Monoのインストールに関する問題を診断することもできる。
※注意
Gitからソースコードをダウンロードしてコンパイルする場合、C#コンパイラが必要なため、既にMonoがインストールされている必要がある。
パッケージ管理システムでMonoをインストールした後、以下のコマンドを実行する。
git clone https://github.com/mono/mono.git cd mono ./autogen.sh --prefix=<Monoのインストールディレクトリ> make make install
Mono Developのインストール
パッケージ管理システムからインストール
現在 (2024/01現在) 、SUSEではパッケージ管理システムからMono Developが削除されている。
リポジトリを追加してインストール
現在 (2024/01現在) 、SUSEソフトウェアセンターではopenSUSE TWのみMono Developのリポジトリが存在する。
ソースコードからインストール
Mono Developは、2019年に開発が止まっている。
Mono Developの公式Webサイトにアクセスして、ソースコードをダウンロードする。
ダウンロードしたファイルを解凍する。
tar xf monodevelop-<バージョン>.tar.bz2
また、Mono DevelopのGithubからソースコードをダウンロードすることもできる。
Githubからソースコードをダウンロードした場合は、リポジトリに含まれるサブモジュールを初期化する必要がある。
(Mono Developのリポジトリは、2021年10月5日にアーカイブされており、現在は読み取り専用となっている)
git clone https://github.com/mono/monodevelop.git cd monodevelop git submodule update --init --recursive
Mono Developをビルドおよびインストールする。
mkdir monobuild && cd monobuild ../configure --prefix=<Mono Developのインストールディレクトリ> --enable-gnomeplatform # DEがGNOMEの場合 --enable-git # Gitを有効にする場合 make -j $(nproc) make install
Mono Developのデスクトップエントリファイルを作成する。
vi ~/.local/share/applications/MonoDevelop.desktop
# ~/.local/share/applications/MonoDevelop.desktopファイル
[Desktop Entry]
Version=1.0
Encoding=UTF-8
Type=Application
Name=MonoDevelop
GenericName=Integrated Development Environment
GenericName[ja]=統合開発環境
Comment=Develop .NET applications in an Integrated Development Environment
Comment[ja]=.NETアプリケーション開発を行うための統合開発環境
TryExec=/<Mono Developのインストールディレクトリ>/bin/monodevelop
Exec=/<Mono Developのインストールディレクトリ>/bin/monodevelop %F
Icon=monodevelop
Categories=GNOME;GTK;Development;IDE;
MimeType=text/x-csharp;application/x-mds;application/x-mdp;application/x-cmbx;application/x-prjx;application/x-csproj;application/x-vbproj;application/x-sln;application/x-aspx;
StartupNotify=true
Terminal=false
X-GNOME-Bugzilla-Bugzilla=Ximian
X-GNOME-Bugzilla-Product=MonoDevelop
X-GNOME-Bugzilla-OtherBinaries=monodevelop