「インストール - Mono(SUSE)」の版間の差分
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2024年2月1日 (木) 18:26時点における版
概要
ここでは、MonoDevelop IDEをインストールして開始する方法を記載する。
また、MonoDevelopを使用すると、Linux、Windows、Mac OS XでデスクトップおよびWebアプリケーションを作成できる。
さらに、MonoDevelopにより、開発者はVisual Studioで作成された.NETアプリケーションをLinuxおよびMac OS Xに簡単に移植でき、
全てのプラットフォームで単一のコードベースを維持できる。
Mono Completeのインストール
1クリックインストール
SUSEソフトウェアセンターからMono Completeのリポジトリを追加して、インストールする。
ただし、これは有志が作成しているリポジトリのため、自己責任で行うことに注意する。
ソースコードからインストール
Monoの公式Webサイトに記載されている方法で、ソースコードからコンパイルしてインストールする。
まず、Monoのビルドに必要なライブラリをインストールする。
sudo zypper install git autoconf libtool automake gettext cmake python3 curl
次に、Monoの公式Webサイトからソースコードをダウンロードして解凍する。
tar xf mono-<バージョン名>.tar.xz
git clone
コマンドを実行して、ソースコードをダウンロードすることもできる。
git clone --recursive git@github.com:mono/mono cd mono git submodule update --init --recursive
Monoをビルドおよびインストールする。
この時、ビルドディレクトリは作成しないこと。(ビルドディレクトリを作成してビルドする場合、configure
スクリプトでエラーが出力される)
cd mono-<バージョン名> # Tarballの場合 ./configure --prefix=<Monoのインストールディレクトリ> \ --with-core # .NET Coreを有効にする場合 --with-x # X11を使用する場合 # Gitからソースコードをダウンロードした場合 ./autogen.sh --prefix=<Monoのインストールディレクトリ> \ --with-core # .NET Coreを有効にする場合 --with-x # X11を使用する場合 make -j $(nproc) make install
ビルドテストを行う場合、make -j $(nproc) check
コマンドを実行する。
また、Mono-test-installスクリプトファイルを使用して、Monoのインストールに関する問題を診断することもできる。
※注意 1
Gitからソースコードをダウンロードしてコンパイルする場合、C#コンパイラが必要なため、既にMonoがインストールされている必要がある。
パッケージ管理システムでMonoをインストールした後、以下のコマンドを実行する。
git clone https://github.com/mono/mono.git cd mono ./autogen.sh --prefix=<Monoのインストールディレクトリ> make make install
※注意 2
公式リポジトリを追加して、より新しいMono Completeをインストールすることもできる。
ただし、動作未検証のため注意すること。
# SLE 15 SP1のみ sudo zypper ar -cfp 90 https://download.opensuse.org/repositories/Mono/SLE_15_SP1/ Mono
Mono Developのインストール
パッケージ管理システムからインストール
現在 (2024/01現在) 、SUSEではパッケージ管理システムからMono Developが削除されている。
リポジトリを追加してインストール
現在 (2024/01現在) 、SUSEソフトウェアセンターではopenSUSE TWのみMono Developのリポジトリが存在する。
ソースコードからインストール
Mono Developは、2019年に開発が止まっている。
Mono Developの公式Webサイトにアクセスして、ソースコードをダウンロードする。
ダウンロードしたファイルを解凍する。
tar xf monodevelop-<バージョン>.tar.bz2
また、Mono DevelopのGithubからソースコードをダウンロードすることもできる。
Githubからソースコードをダウンロードした場合は、リポジトリに含まれるサブモジュールを初期化する必要がある。
(Mono Developのリポジトリは、2021年10月5日にアーカイブされており、現在は読み取り専用となっている)
git clone https://github.com/mono/monodevelop.git cd monodevelop git submodule update --init --recursive
Mono Developをビルドおよびインストールする。
mkdir monobuild && cd monobuild ../configure --prefix=<Mono Developのインストールディレクトリ> --enable-gnomeplatform # DEがGNOMEの場合 --enable-git # Gitを有効にする場合 make -j $(nproc) make install
Mono Developのデスクトップエントリファイルを作成する。
vi ~/.local/share/applications/MonoDevelop.desktop
# ~/.local/share/applications/MonoDevelop.desktopファイル
[Desktop Entry]
Version=1.0
Encoding=UTF-8
Type=Application
Name=MonoDevelop
GenericName=Integrated Development Environment
GenericName[ja]=統合開発環境
Comment=Develop .NET applications in an Integrated Development Environment
Comment[ja]=.NETアプリケーション開発を行うための統合開発環境
TryExec=/<Mono Developのインストールディレクトリ>/bin/monodevelop
Exec=/<Mono Developのインストールディレクトリ>/bin/monodevelop %F
Icon=monodevelop
Categories=GNOME;GTK;Development;IDE;
MimeType=text/x-csharp;application/x-mds;application/x-mdp;application/x-cmbx;application/x-prjx;application/x-csproj;application/x-vbproj;application/x-sln;application/x-aspx;
StartupNotify=true
Terminal=false
X-GNOME-Bugzilla-Bugzilla=Ximian
X-GNOME-Bugzilla-Product=MonoDevelop
X-GNOME-Bugzilla-OtherBinaries=monodevelop