「インストール - Yarn」の版間の差分
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2024年1月7日 (日) 14:08時点における版
概要
Yarnは、Facebookによってリリースされた新しいJavaScriptパッケージインストーラーおよび依存関係マネージャーである。
Yarnを使用すると、Webプロジェクトに必要なライブラリの依存関係の問題が解決される。
また、YarnはNPMと非常によく似ているが、Yarnのパフォーマンスの方がやや優れている。
Yarnの主な機能は、セキュリティと依存関係の解決速度である。
NordJS
NodeJSとは
Yarnを使用するためには、NodeJSが必要である。
したがって、NodeJSをインストールする。
NodeJSは、Web開発において必要不可欠なツールであり、ChromeのV8JavaScriptエンジン上に構築されたJavaScriptランタイムである。
PHP等のプログラム言語を使用せずに、サーバ側のコードを実行するため、広く使用されている。
また、他のプロセスを迅速に実行できるため、アプリケーションの機能が拡張されることを意味する。
多くのシステム管理者は、Webアプリケーションが完全に機能できるように、サーバ上で実行する必要がある。
したがって、NodeJSのインストールは、サーバでWebアプリケーションを「提供」できるようにするための基本的な手順である。
NodeJSのインストールする方法は2つあるので、それらを以下に記載する。
NodeJSのインストール
公式リポジトリからインストール
最も簡単なインストール方法は、公式リポジトリからNodeJSをインストールすることである。
ただし、最新のNodeJSではない可能性があるため、注意すること。
NodeJSに関連するパッケージがいくつか存在するが、インストールする必要があるのは、以下のパッケージのみである。
sudo zypper install nodejs8
次に、インストールされているNodeJSのバージョンを確認する。
node -v
NVMを使用してインストール
NodeJSは、新しいバージョンのリリースが非常に早いため、最新のNodeJSをインストールするには、NVMを使用する。
まず、NVMをダウンロードしてインストールする。
wget -qO- https://raw.githubusercontent.com/nvm-sh/nvm/v0.34.0/install.sh | bash
~/.profileファイルを更新する。
source ~/.profile
次に、NVMを使用して、使用可能な全てのNodeJSのバージョンを表示する。
nvm ls-remote
インストールするNodeJSを選択する。 (NodeJSの公式Webサイトにアクセスして、LTSのバージョンを推奨する)
nvm install <バージョン名>
次に、インストールされているNodeJSのバージョンを確認する。
node -v
バイナリファイルのインストール
NodeJSの公式Webサイトから、NodeJSのバイナリファイルをダウンロードしてインストールする。
または、NodeJSの公式Webサイトにあるダウンロード一覧にアクセスして、任意のバージョンのNodeJSをダウンロードする。
公式Webサイトから、"Linux Binaries (x64)"を選択してダウンロードする。
~/.profileファイルに、NodeJSの環境変数パスを追記する。
vi ~/.profile
# ~/.profileファイル
export PATH="/<NodeJSのインストールディレクトリ>/bin:$PATH"
ソースコードからインストール
NodeJSのビルドに必要なライブラリをインストールする。
# RHEL sudo dnf install make gcc-c++ python3 python3-pip # SUSE sudo zypper install make gcc-c++ python3 python3-pip
NodeJSの公式Webサイトから、NodeJSのソースコードをダウンロードする。
ダウンロードしたファイルを解凍する。
tar xf node-<バージョン>.tar.xz cd node-<バージョン>
NodeJSをビルドおよびインストールする。
mkdir build && cd build # 通常のビルド ../configure --prefix=<Nodeのインストールディレクトリ> make -j$(nproc) make install # Ninjaを使用したビルド (ビルド時間を短縮することができる) ../configure --prefix=<Nodeのインストールディレクトリ> --ninja NINJA="ninja-build" make make install
~/.profileファイルに、NodeJSの環境変数パスを追記する。
vi ~/.profile
# ~/.profileファイル
export PATH="/<Nodeのインストールディレクトリ>/bin:$PATH"
Yarnのインストール
SUSEには、NodeJSの公式リポジトリが存在しない。
ただし、スクリプトを使用してYarnをインストールすることができる。
- 手動インストール
- Yarnの公式Webサイトにアクセスする。
- [alternatives]セクションから、[Operating System]プルダウン - [Version]プルダウンから[Classic Stable (バージョン名)]を選択する。
- [Manual Install via tarball]セクションから、YarnのTarballファイルをダウンロードする。
- 解凍したディレクトリを、任意のディレクトリに配置する。
- ~/.profileファイルにおいて、以下の環境変数PATHを追記する。
- export PATH="/<Yarnのインストールディレクトリ>/bin:$PATH"
- 自動インストール
- まず、curlをインストールする。
sudo zypper install curl
- 次に、以下のコマンドを実行して、最新のyarnをインストールする。
- Yarnは、~/.yarnディレクトリにインストールされる。
- なお、~/.bashrcファイル、~/zshrcファイル、~/.config/fish/config.fishファイルに、Yarnの環境変数
PATH
が自動的に追記される。 curl -o- -L https://yarnpkg.com/install.sh | bash
- インストール後、ターミナルを起動することにより、Yarnを使用することができる。
- 最後に、インストールされているYarnのバージョンを確認する。
yarn -v