「インストール - テキストエディタ」の版間の差分

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* Undo機能
* Undo機能
*: [Alt] + [U]キーを押下することで、Undoすることができる。
*: [Alt] + [U]キーを押下することで、Undoすることができる。
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Nanoをソースコードからインストールする場合、以下に示す手順を行う。<br>
[https://www.nano-editor.org/download.php Nanoの公式Webサイト]にアクセスして、Nanoのソースコードをダウンロードする。<br>
ダウンロードしたファイルを解凍する。<br>
tar xf nano-<バージョン>.tar.xz
cd nano-<バージョン>
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Nanoをビルドおよびインストールする。<br>
mkdir build && cd build
./configure --prefix=<Nanoのインストールディレクトリ> --enable-utf8
make  -j $(nproc)
make install
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Nanoの設定ファイルは、/etc/.nanorcファイルである。<br>
Nanoの設定ファイルは、/etc/.nanorcファイルである。<br>

2022年8月10日 (水) 17:37時点における版

概要

Linuxにおけるデスクトップ向けのテキストエディタを記載する。


Vim / gVim

Vimのビルドに必要な依存関係のライブラリをダウンロードする。

sudo zypper install ncurses5-devel libgnome-devel libgnomeui-devel \
                    gtk2-devel atk-devel libbonoboui-devel libsodium-devel \
                    cairo-devel libX11-devel libXpm-devel libXt-devel libICE-devel libxkbcommon-x11-devel \
                    python-devel python3-devel tcl-devel tk-devel ruby-devel lua53-devel


Vimの公式Webサイトにあるミラーサイトにアクセスして、Vimのソースコードをダウンロードする。
ダウンロードしたファイルを解凍する。

tar xf vim-<バージョン>.tar.bz2
cd vim-<バージョン>


Vimをビルドおよびインストールする。
この時、ビルド用ディレクトリは作成しない。

./configure --prefix=<Vimのインストールディレクトリ> --enable-multibyte --enable-fontset \
            --enable-multibyte --enable-terminal --enable-xim --enable-fontset \
            --enable-perlinterp=yes --enable-rubyinterp=yes \
            --enable-luainterp=yes --with-lua-prefix=/usr \
            --enable-pythoninterp=yes --enable-python3interp=yes --enable-tclinterp=yes -with-tclsh=tclsh \
            --enable-gui=auto --with-x
make  -j $(nproc)
make install



Nano

最新のNanoでは、保存は[Ctrl] + [S]キー、終了は[Ctrl] + [X]キーを使用している。
他にも多くのキーバインドがあり、キーバインドは、nanorcファイルで設定することができる。

  • スペルチェック機能
    GNU Aspellパッケージをインストールして、スペルチェックオプションを有効にすることで、Nanoはスペルチェックを行う。
    スペルチェックは、[F12]キーで起動する。

  • シンタックスハイライト機能
    Nanoには、シンタックスハイライト用のファイルがインストールされている。
    scopatz氏のGithubでは、さらに多くのファイルが公開されているので、必要なファイルをコピーして、/usr/share/nanoディレクトリに配置する。

  • Undo機能
    [Alt] + [U]キーを押下することで、Undoすることができる。


Nanoをソースコードからインストールする場合、以下に示す手順を行う。
Nanoの公式Webサイトにアクセスして、Nanoのソースコードをダウンロードする。
ダウンロードしたファイルを解凍する。

tar xf nano-<バージョン>.tar.xz
cd nano-<バージョン>


Nanoをビルドおよびインストールする。

mkdir build && cd build

./configure --prefix=<Nanoのインストールディレクトリ> --enable-utf8
make  -j $(nproc)
make install


Nanoの設定ファイルは、/etc/.nanorcファイルである。
この設定を上書きするには、ユーザ固有の設定ファイルである~/.nanorcファイルを作成して、設定を記述する。
また、他のオプションについては、man nanorcを実行して参照すること。

以下に、Nanoの設定例を示す。

# Non-default settings
set atblanks        # wrap line at blanks.
set cutfromcursor   # CTRL+K cuts from cursor position to end of line.
set nohelp          # Disable the help information (CTRL+G to view the help screen).
set softwrap        # Enable softwrap of lines.
set suspend         # Enables CTRL+Z to suspend nano.
set tabsize 4       # Sets tab-to-spaces size to 4.
set tabstospaces    # Converts TAB key press to spaces.

include "/usr/share/nano/*.nanorc" # Enables the syntax highlighting.

set speller "aspell -x -c"         # Sets what spelling utility to use.
set constantshow    # Displays useful information e.g. line number and position in the bottom bar.
set linenumbers     # Lines are numbered.
set casesensitive   # Case insensitive search.
set historylog      # Save the last 100 history searches for later use.
set positionlog     # Saves the cursor position between editing sessions.
set zap             # Allows you to highlight text (CTRL+SHIFT+ARROW) and delete it with backspace.
set autoindent      # A new line will have the same number of leading spaces as the previous one.

# Enable and set a working backup directory
#set backup                              # Creates backups of your current file.
#set backupdir "~/.cache/nano/backups/"  # The location of the backups.

# Shortcut key bindings
bind ^C copy main       # CTRC+C - Copy
bind ^V paste all       # CTRL+V - Past
bind ^F whereis all     # CTRL+F - Find
bind ^S savefile main   # CTRL+S - Save 



Micro

Microは、ターミナルベースのテキストエディタである。
依存関係の無い静的なバイナリとして提供されている。

Microは、その名前が示すように、Nanoの後継となることを目指している。

MicroのGithubにアクセスして、実行ファイルをダウンロードする。
ダウンロードしたファイルを解凍する。

tar xf micro-<バージョン>-linux64.tar.gz


Microを任意のディレクトリに配置する。

mkdir <Microのインストールディレクトリ>
cp -r micro-<バージョン>-linux64/* <Microのインストールディレクトリ>


Microのプラグインの一覧は、Official plugin channel for microに存在する。
プラグインをインストールするには、Microを起動した後、[Ctrl] + [E]キーを同時押下して、下表のコマンドを実行する。

コマンド 説明
plugin available インストール可能な全プラグインを一覧表示
plugin search プラグインの検索
plugin install プラグインのインストール
plugin list インストールしたプラグインの一覧表示
plugin update インストールしたプラグインの更新
plugin remove インストールしたプラグインの削除



Geany

Geanyの公式Webサイトから、Geanyのソースコードとプラグインのソースコードをダウンロードする。
ダウンロードしたGeanyのソースコードを解凍する。

tar xf geany-<バージョン>.tar.gz
cd geany-<バージョン>


Geanyをビルドするため、依存関係のライブラリをインストールする。

sudo zypper install gtk3-devel vte-devel devhelp-devel


Geanyをビルドおよびインストールする。

mkdir biuld && cd build

../configure --prefix=<Geanyのインストールディレクトリ>
make -j $(nproc)
make install


次に、Geanyのプラグインをビルドおよびインストールする。
ダウンロードしたGeanyのプラグインのソースコードを解凍する。

tar xf geany-plugins-<バージョン>.tar.gz
cd geany-plugins-<バージョン>

mkdir build && cd build

../configure --prefix=<Geanyのインストールディレクトリ> --with-geany-libdir=<Geanyのインストールディレクトリ>/lib64
make -j $(nproc)
make install



BlueFish

BlueFishの公式Webサイトから、ソースコードをダウンロードする。
ダウンロードしたBlueFishのソースコードを解凍する。

tar xf bluefish-<バージョン>.tar.gz
cd bluefish-*


BlueFishをビルドするため、依存関係のライブラリをインストールする。

sudo zypper install gtk3-devel glib2-devel gdk-pixbuf-devel pango-devel libxml2-devel wayland-protocols-devel \
                    enchant-devel gucharmap-devel python3-gobject-devel


BlueFishをビルドおよびインストールする。

mkdir biuld && cd build

../cofigure --prefix=/home/<ユーザ名>/InstallSoftware/BlueFish
make -j $(nproc)
make install



Notepadqq

ここでは、既にQtをインストールしているものとして進めていく。
まだQtをインストールしていない場合は、インストール - Qt5を参照すること。

まず、Notepadqqのソースコードをダウンロードする。

git clone --recursive https://github.com/notepadqq/notepadqq.git
cd notepadqq


次に、ビルドに必要な依存関係のライブラリをインストールする。

sudo zypper install libuchardet-devel pkg-config


また、Notepadqqの動作に必要な依存関係のライブラリもインストールする。

sudo zypper install uchardet


Notepadqqをビルドおよびインストールする。
proファイルが自動で指定されるため、ビルドディレクトリは作成しないことに注意する。

PKG_CONFIG_LIBDIR="/<Qtのインストールディレクトリ>/<Qtのバージョン>/gcc_64/lib/pkgconfig:/usr/lib64/pkgconfig" \
./configure --prefix=/home/<ユーザ名>/InstallSoftware/Notepadqq

make -j $(nproc)

make install


Notepadqqを起動するためのシェルスクリプトを修正する。

vi /home/<ユーザ名>/InstallSoftware/Notepadqq/bin/notepadqq


 # /home/<ユーザ名>/InstallSoftware/Notepadqq/bin/notepadqqファイル
 
 SCRIPTPATH="$(dirname "$(readlink -f "$0")")"
 
 dirname=$SCRIPTPATH
 if [ "$dirname" = "." ]; then
    dirname="$PWD/$SCRIPTPATH"
 fi
 
 cd $dirname
 
 # Initialize interpreter path
 export LD_LIBRARY_PATH="${dirname}/../lib:$LD_LIBRARY_PATH"
 export LD_LIBRARY_PATH="/<Qtのインストールディレクトリ>/<Qtのバージョン>/gcc_64/lib:$LD_LIBRARY_PATH"
 
 # ...略


最後に、Notepadqqのデスクトップエントリファイルを作成する。

[Desktop Entry]
Version=1.1
Type=Application
Name=Notepadqq <バージョン>
GenericName=Notepadqq
X-GNOME-FullName=Notepadqq
Comment=Edit source code files
TryExec=/home/<ユーザ名>/InstallSoftware/Notepadqq/bin/notepadqq
Exec=/home/<ユーザ名>/InstallSoftware/Notepadqq/bin/notepadqq %U
Icon=/home/<ユーザ名>/InstallSoftware/Notepadqq/share/icons/hicolor/128x128/apps/notepadqq.png
Terminal=false
StartupNotify=false
StartupWMClass=notepadqq
MimeType=text/plain;text/html;text/x-php;text/x-c;text/x-shellscript;
Categories=Utility;
Keywords=Text;Editor;Plaintext;Write;
Actions=Window;Document;

[Desktop Action Window]
Name=Open a New Window
Exec=/home/<ユーザ名>/InstallSoftware/Notepadqq/bin/notepadqq --new-window
OnlyShowIn=Unity;

[Desktop Action Document]
Name=Open a New Document
Exec=/home/<ユーザ名>/InstallSoftware/Notepadqq/bin/notepadqq
OnlyShowIn=Unity;


※注意
Notepadqqの起動中において、Notepadqqが強制終了する場合、[設定]メニューバー - [環境設定] - 画面左の[一般]から、
[開いているドキュメントを次の間隔でバックアップする]チェックボックスのチェックを外して、[Apply]ボタンを押下する。


Sublime Text

CentOS

GPGキーをインストールする。

sudo rpm -v --import https://download.sublimetext.com/sublimehq-rpm-pub.gpg


Sublime Textのリポジトリを登録する。

sudo yum-config-manager --add-repo https://download.sublimetext.com/rpm/stable/x86_64/sublime-text.repo


Sublime Textをインストールする。

sudo yum install sublime-text


SUSE

GPGキーをインストールする。

sudo rpm -v --import https://download.sublimetext.com/sublimehq-rpm-pub.gpg


Sublime Textのリポジトリを登録する。

sudo zypper addrepo -g -f https://download.sublimetext.com/rpm/stable/x86_64/sublime-text.repo


Sublime Textをインストールする。

sudo zypper install sublime-text


Raspberry Pi

GPGキーをインストールする。

wget -qO - https://download.sublimetext.com/sublimehq-pub.gpg | sudo apt-key add -


aptがhttpsのソースで動作するように設定されていることを確認する。

sudo apt-get install apt-transport-https


echo "deb https://download.sublimetext.com/ apt/stable/" | sudo tee /etc/apt/sources.list.d/sublime-text.list


Sublime Textをインストールする。

sudo apt-get update
sudo apt-get install sublime-text


Sublime Textの日本語化

Sublime Textは、豊富なプラグインパッケージが存在する。
Sublime Textの日本語化にはプラグインが必要であるが、まず、プラグインパッケージを管理するパッケージコントロールをインストールする必要がある。

[Ctrl]キー + [Shift]キー + [P]キーを同時押下して、コマンドパレットを開く。
コマンドパレットにおいて、Install Package Controlと入力して、パッケージコントロールをインストールする。

次に、[Preference]メニューバー - [Package Control]を選択する。
パッケージコントロールの検索窓が表示されるので、表示されているPackage Control:に続いて、Install Packageと入力する。
表示されたリストから、Package Control:Install Packageを選択する。
検索窓にJapanizeと入力して、Japanizeパッケージを選択およびダウンロードする。

次に、サブメニュー等も日本語化するため、ダウンロードしたJapanizeパッケージを設定する。
~/.config/sublime-text-3/Packagesディレクトリに移動して、Defaultディレクトリを作成する。

mkdir ~/.config/sublime-text-3/Packages/Default


~/.config/sublime-text-3/Packages/Japanizeディレクトリに移動して、全ての.jp拡張子のファイルを~/.config/sublime-text-3/Packages/Defaultディレクトリにコピーする。
コピーした全てのファイルの.jp拡張子を削除(リネーム)する。

Cuda Text

CentOS

Qt 5版Cuda Textをインストールする場合は、以下の依存関係のライブラリをインストールする。(EPELリポジトリを有効にすること)

sudo yum install qt5pas


以下のURLにアクセスして、Cuda Textをダウンロードする。
https://cudatext.github.io/download.html または https://www.fosshub.com/CudaText.html

ダウンロードしたファイルを解凍して、cudatextファイルを実行する。

アドオンが必要な場合は、以下のURLにアクセスしてアドオンをダウンロードする。
https://sourceforge.net/projects/cudatext/files/addons_all/

SUSE

Qt 5版Cuda Textをインストールする場合は、以下の依存関係のライブラリをインストールする。

sudo zypper install libQt5Pas1


以下のURLにアクセスして、Cuda Textをダウンロードする。
https://cudatext.github.io/download.html または https://www.fosshub.com/CudaText.html

ダウンロードしたファイルを解凍して、cudatextファイルを実行する。

アドオンが必要な場合は、以下のURLにアクセスしてアドオンをダウンロードする。
https://sourceforge.net/projects/cudatext/files/addons_all/

Raspberry Pi

Qt 5版Cuda Textをインストールする場合は、以下の依存関係のライブラリをインストールする。

sudo apt-get install libqt5pas


以下のURLにアクセスして、Cuda Textをダウンロードする。
https://cudatext.github.io/download.html または https://www.fosshub.com/CudaText.html

ダウンロードしたファイルを解凍して、cudatextファイルを実行する。

アドオンが必要な場合は、以下のURLにアクセスしてアドオンをダウンロードする。
https://sourceforge.net/projects/cudatext/files/addons_all/